前半は1点リードだったとは言え、試合の流れ自体はコートジボワールにあったように見えた。
で、後半、ドログバ投入で一気にやられた。
ドログバは威風堂々としていて、大きな実力差を感じた。
というのが私の印象。
14日のワールドカップ特番で、コートジボワールを紹介しているものがあった。
2002年以来、同国は内戦状態で、国内では激しい対立が続いている。
そんな中、ドログバは、フランス代表になることもできたが、母国の代表になる道を選んだ。
ドログバは、サッカーの枠を越えた同国の英雄になっている。
大体そんな話だった。
ワールドカップは、他国の歴史や文化や政情を知るいいきっかけにもなる。
それにしても、ワールドカップというイベントをここまで大きなものにした欧州人の商売の上手さには感嘆する。
13日だったか、ネットを見ていたらこんな記事が見つけた。
「椎名林檎のNHKサッカーテーマ曲「NIPPON」は「右翼的」？ 「別に普通」「神風特攻隊を連想させる」ネットで議論に」JCASTニュース2014年6月12日
http://www.j-cast.com/2014/06/12207494.html?p=all
「 FIFAワールドカップ（W杯）ブラジル大会の開幕が間近に迫る中、2014年のNHKサッカーテーマ曲に選ばれた歌手・椎名林檎さんの新曲「NIPPON」を巡り、インターネット上で議論が起きている。
歌詞に「右翼的」な部分があるなどとして、一部ネットユーザーから指摘が出ているためだ。
（後略）」
http://www.j-cast.com/2014/06/12207494.html?p=all
「 FIFAワールドカップ（W杯）ブラジル大会の開幕が間近に迫る中、2014年のNHKサッカーテーマ曲に選ばれた歌手・椎名林檎さんの新曲「NIPPON」を巡り、インターネット上で議論が起きている。
歌詞に「右翼的」な部分があるなどとして、一部ネットユーザーから指摘が出ているためだ。
（後略）」
どうせくだらんイチャモンだろうと思って、それ以上調べようとは思わなかった。
この曲もよく知らなかった。
が、randomyokoさんのツイッターを覗いてみたら、この話題が取り上げられていた（https://twitter.com/randomyoko/status/477373007841611776）。
全身全霊をかけて、気合いを入れて挑む感じが伝わって目頭が熱くなりました。買収や挑発、危害を加えること（＝混じりけ）なく、繋がることを目指す日本にはピッタリ☆日本を代表するとはこういうことですね^^
椎名林檎 - 『ＮＩＰＰＯＮ』: http://t.co/DDC5BefJOz
— Yoko (@randomyoko) 2014, 6月 13せっかく動画のリンクも貼られていたので、見てみた。
「椎名林檎 - 『ＮＩＰＰＯＮ』」YouTube2014年6月9日
https://www.youtube.com/watch?v=UMlqTEVMZFE
コメント欄を見たら、右翼云々というコメントが書き込まれていた。
いやはや。
こんなことを言っている人がいるんだねぇ。
ツっこみどころがありすぎて困るが、むしろ「右翼に謝れ！」と思ったｗ
どこの右翼が自国を「NIPPON」などとアルファベット表記するのか。
おそらく、右翼から見れば、本作品は似非日本であり、左翼作品に見えるだろう（右翼の定義もよくわからないところだが）。
集団的自衛権にしても、たまたまこの時期までずれ込んでいるというだけの話だ。
安倍総理にしてみたら、とっくの昔に行使容認を決めたかったが、公明党がごねるので長引いているだけだ。
別にワールドカップによるカムフラージュなど狙っていない。
こんな批判を言い始めたら、モーニング娘。'14の冬季オリンピックのテーマ曲「君の代わりは居やしない」は、「魂＝まさにニッポン！」と言っており、
「この歌詞は個人の魂を国家と一体化させる思想が含まれた右翼国粋主義であり戦争を誘発する！」
「ひいては国のために死ねという思想に通ずる！」
などという批判もできる。
きりがない。こんな批判がまかり通ったらナショナルチームを応援する歌など作れなくなる。
「モーニング娘。'14 『君の代わりは居やしない』(Morning Musume。'14[No One Can Replace You]) (MV)」YouTube2014年1月20日
https://www.youtube.com/watch?v=7dnHOHXc8pY
※ 本ブログ関連記事
「エンタメ右傾化論を嗤う」2013年8月7日
http://ameblo.jp/bj24649/entry-11585681180.html
他にも色んな議論は可能だろうが、歌詞についてはネット新聞記事で取り上げられたこともあり、既に議論は尽くされていると思われる。
ここでは私ならではの意見を述べるにとどめる。
サポーターは12番目の選手だと言われることがある。
サポーターはフィールドの外で戦う。
「NIPPON」へのイチャモンは、サポーターを動揺させる情報戦の意味合いもあると思われる。
サポーターは、動揺することなく、日本代表を応援しよう。