ビジネスに効くクスリ -2ページ目

我ながら積ん読がひどい件

最近、よく本を買う。
まだ家に未読本が大量にあるのに、だ。
俗に言う「積ん読」

読みかけで放置プレイの本が多いのも確かだが、きちんと「読む」時間を作らない自分が悪いのだと反省しきり。
昨日今日と電車での移動中はスマホを触らず読書に専念、と決めたにもかかわらず、ついついFacebookやTwitterを確認してしまう。。

明日からもう少し心を入れ替えて。
良書ばかりなのにホント勿体ない。

ちなみにいま読みかけの本は3冊。

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どれもおもしろいのだ。

本当に伝えたいメッセージ「生きてる生きてく」

福山雅治ファンの方には何を今更と言われるかもしれないが、3月に劇場公開された「ドラえもん、のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~」の主題歌「生きてる生きてく」が猛烈に良い歌詞なのだ。

日々いろんなしがらみや不条理と闘いながら自分のため、家族のため、愛する誰かのために一生懸命生きてるビジネスマン、ビジネスウーマンにとって心洗われるというか、実に励みになる歌詞と元気をもらえるメロディライン。

これからの子どもたちに伝えたいメッセージ、それは職場に置き換えると部下や後輩に伝えていきたいメッセージでもある。

人間はみんなコツコツと生きている。小さな幸せをひとつひとつ掴んでいくことで毎日がんばれる生き物なんだなあとしみじみ思った。
「手のひらを太陽に」の現代版みたいな歌だね。

うたまっぷに掲載されている歌詞はコチラ。
「生きてる生きてく」

無事に迎えられて何より。

FBでは未明からすでにたくさんのおめでとうメッセージをいただいてますが、今日4月6日、なんと46歳になってしまった。
だからと言ってそんなに格別なことはないのですが、無事にひとつ齢を重ねることができたことに感謝しています。
これからの人生がどういう歩みになるのか正直わからない部分もありますが、いま目の前にあることをひとつずつこなしていって、社会や後進のお役に立てればと考える次第です。

今日までありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。

真冬を走破、神奈川マラソン(ハーフ)完走しました

本日、横浜・磯子で行われた「神奈川マラソン」のハーフ男子40歳に出場してきました。
非常に寒い中、何とか完走できました。
昨年1月からジョギングを始め、10月23日には軽井沢で初のハーフマラソンに出場、そこから3ヶ月半で2度目のハーフ。ペースとしてはまあいい感じ(自画自賛w)で出場しているとは思うのですが、今日はキツかった。
誤算は会場到着から始まっており、少し早くに着きすぎてスタートまで1時間45分も手持ち無沙汰状態。ところが、時間があると思いきや、大誤算はトイレ!前回の反省からスタート前に行っておこうとやはり並ぶことにしたのだが、なんと用を足すまで45分かかってしまった。

時間があると思っていたのにスタートぎりぎりにようやくラインに並ぶことができたのだが、先頭から250mぐらい後方(泣)。しかもトイレ並びのせいで満足にウォーミングアップできず終い。。。
実は先週末風邪をこじらせ、まったく練習できず。昨日少しだけ走ってみたが、疲れを残したくなかったので軽い練習のみ。要は2週間ほど走らずに今日を迎えてしまったということ。

しかし、スタート後しばらくは快調。お、これはいいかも、と思っていたのだが、甘くはなかった。練習不足とウォーミングアップ不足は折り返し地点を過ぎたころから私のカラダを苦しめ始めたのです。
そして15km過ぎから右ひざが痛みだした。左足首もじんじん痛む。
一気にスピードは落ち、へろへろに(笑)
上がらない気温と膝、足首の痛みに何度も心が折れそうになったのだが、救いがあった。沿道で一生懸命私に声をかけてくれていた会社の先輩ご夫婦。あの目一杯の応援に正直私は救われた。
本当にありがたいことだった。

結果、号砲から2時間21分くらい、私のRunアプリでは2時間14分でなんとか完走。
昨年の軽井沢よりタイムはかなり悪い。
でも、このコンディションでも完走できたことは自分にとってよかった。
あきらめなかったことも収穫。
そもそも走り始めたのはダイエット目的だったが、今では趣味になってるし、何よりこの「Run」を続けることが私の健全なマネジメントにつながっていくものなのだと今では信じている。

このブログを書いてる今はかなり足が痛い。
お風呂でしっかりマッサージをしたが、今日の疲労はかなりのものだ。
またしばらく休んでまた何かのレースを探してみよう。
今年の最大の目標はフルマラソンだからそれまでじっくりと練習しよう。

これはゴール直前。
最後の力を振り絞って笑ってます。
$ビジネスに効くクスリ

これはゴール後。
$ビジネスに効くクスリ

今年一年を漢字一文字で表すと「初」な年でした

明日から帰省そして旅行と慌ただしく年末年始を過ごしそうなので例年より早く振り返っておこうと思う。

おそらく多くの方が2011年という年を振り返るとき、3.11東日本大震災のことは避けては通れない。多くの人命が失われ、多くの方の心が折れた日。八重洲の古いビルでその瞬間を迎え、家路に着くまでのことは今でも鮮明に覚えている。今なお苦しい思いをされている方も多く、一日も早くみなさんに笑顔が戻ることを願うばかり。

さて、毎年恒例の「今年の漢字」は「絆」だったわけだが、私個人の2011年を振り返って漢字一文字で表すと「初」になるような気がする。
まず、ダイエット目的で始めたジョギング。これまで何度もジョグを試み、三日坊主で終わってしまったのだが、今年は違った。
10月にはハーフマラソンに「初」出場するまでに至り、ランが趣味になってしまったのだ。
最初の方で体重が減ってくる楽しさもあったが、少しずつ走ること自体が楽しくなってきた。もともとスポーツをたくさんやってた割に持久力がない私だが、走るほどに持久力が上がるとやっぱ楽しくなってくるようだ。Runmeterというアプリで計測し始めた3月からでも463km走ったので、1月2月の分を推定して合計すると、おそらく今年は530kmくらい走ったことになりそうだ。一年を通して折れずに継続できたことは今後の自信にもつながるかな。
我ながらよくがんばった(笑)

もうひとつの「初」それはゴルフ。
春にミッドフォーとなった私が四十の手習いというわけではなく、強制的(笑)に出場を決められてしまったグループ会社との合同コンペがゴルフを始めたきっかけ。
日程と出場を決められてしまっては仕方がない。なんとか抵抗しようと思ったが、1回ぐらいはやってみるかとコンペ日の3週間前にようやく重い腰を上げて、何度か練習を重ねてデビュー。3週間、約1,000球ぐらいの練習ではいくらなんでもまともに打てるはずがない。その上デビュー当日は大雨という最悪の天候。寒くて辛くて。。。スコアは158(笑)
それでもなんとなく面白いと思ったわけでコンペ後もちょこちょこ練習に行ってる。たぶんこのまま生涯つきあうことになりそうだ。

以上がプライベートでの2つの「初」
どちらも齢を重ねてもそれなりにできそうなので良い出会いであったことは間違いない。

最後に仕事での「初」
4月に出向が解かれ、親会社での任にあたることになった。マーケティンググループの責任者という任。社内外のみなさんの大いなるご支援・ご協力のもと、グループ自体のパフォーマンスは良好で満足のいく結果を残せたと思っているが、自身としてはまだまだ精進が足りないし、まだスタート地点みたいなものだと感じている。もっともっとできることもあるだろうから来年の今ごろに自信をもって振り返ることができたらと思う。

今年も多くの方に出会い、インスパイアされ、たくさん「感じる」ことができました。なんとか無事に年末を迎えられたことに感謝しつつ今夜も晩酌いたします。
来年もひとつよろしくお願いいたします。

「変化に敏感」であることはチャンスに巡り合う機会も多くなる

朝の通勤時に「今日は少し通勤客が少ないかな」とか「今日はやけに多いなあ」などと感じることは少なくない。そう感じるたびに「あ、今日休みを取れば4連休になるのか」(今日11月4日の例)ということに気付き、「こういう日にディズニー行ったり、イケア行ったりすると若干空いてるのかなあ」などと妄想が連鎖するわけである。

さて、日常生活の中には実にさまざまな「変化」が起きている。
地殻変動のようなもの(いわゆる地震)から細胞とか粒子のような小さなものまで。肌で感覚で感じることもあれば一切感じない変化もあるだろう。時が流れているのだからそんなことは当たり前ですが。

そんな大なり小なり起きている変化というものに対する「気づき」にはずいぶん個人差があると思う。ふだんと違うことにほんのわずかに気づくだけで人よりも早く(ビジネス)チャンスに近づけるような気がするのだ。「市場の変化」をとらえろとか見極めろなんてビジネス書に書いてたり、上司が朝礼で言ったりするわけですが、そんなにたいそうなことではないと私は思ってます。
周りの変化を感じる「習慣」を身に付けるというほうが良いかもです。

たとえば、
・為替相場変動
・気温(天候)
などビジネスに直結していてすでに密接な関係があるものもあるし、
冒頭で書いたような、
・通勤客の増減
・今月は休日が多いから稼働日数が少ない(だから営業活動をこうしよう)

あと、こんな見方も。
・あの人が最近急にやさしくなった
・自分が歩いている方向と逆の流れのほうがやけに人が多い
・よく行くスーパーの売り場レイアウトが変わった
・家があったところが空き地になってる
・同僚の女性の髪形(化粧)が変わった

あらためて書くといろいろ変化してるのねと気づきます。
こうした日常起きている変化は実に多いということ、そしてそれらの変化を早く気づけば、何らかのチャンスに手が届く気がするし、自分の次の行動を他人より早く見極められる可能性だってあるわけです。

今日は早くもふたつ見つけました♪

百貨店の休業日設定は大いに賛成

このところ百貨店が休業日を設定するというニュースを目にするようになった。
三越伊勢丹は2月以降に休業日を設定するのと、一部店舗では営業時間短縮。続いて東急百貨店も昨日同様に2月以降に休業日を設定することを発表した。

2000年あたりかそれより以前か忘れたが、大店法改正があったり消費低迷の環境打破を目指して百貨店業界はこぞって営業機会拡大をうたい、休業日をなくし、営業時間を増やしてきた。
ところがどうだろう?ここ数年の百貨店の営業実績は実に厳しい。
本音のところでは、ただでさえそんなに良くない業績が稼働日減による売上減は痛いのかもしれない。

両社とも休業日を設定することで人的配置の最適化をベースにサービスクオリティの向上を目指し、震災以降の懸念事項であるエネルギー問題への配慮を掲げているが、当たり前となった営業体制を見直し、百貨店のビジネスモデルを今一度考えなおすには良い機会になるのかもしれない。

百貨店が月に1度ぐらい休んでたって自分の生活にはさほど影響がない。それはスーパーだってそう。ずーっと開いてるのはコンビニぐらいで良いのかもしれないね。
百貨店復活をずっと願っている私にはこのニュースはいいなと感じた。

百貨店といえば、先日ワールドビジネスサテライトで見たけど、三越伊勢丹や阪急百貨店はデパ地下宅配を始めているんですね。採算が取れてるのかどうか気になるところですが、こういうサービスはどんどんやってほしいものです。

WISH2011という一日

昨日は午後から「ソーシャルメディアサミットWISH2011」に参加してきた。

実は根性が足りなくて21時を回ったころ、表彰式直前に抜け出すという面目ないことをしてしまったのだが、個人的に応援していた「giftee」がイノベーション賞とAMN賞(アジャイルメディア・ネットワーク賞)を受賞していたことを帰りの電車内で知り、小さくガッツポーズをしてしまった。太田さん、おめでとう。

さて、第一部のソーシャルメディアサミット部分ではこれからのベンチャーはどういうステップでサービスやプロダクトを世に送り込めば良いのか、自分の経験と重ねながら聴いていた。はてなの近藤さんの話も面白かったし、信念貫いてブレずに歩むってむずかしいな、とか考えながら。。。

さて、第二部のWISH2011で登場したのは、まっさらのサービスではなく、すでにローンチしていて、これからさらにメディアやエンドユーザーの応援が必要なウェブサービス会社10社。代表の方々はほとんど20代半ばから30代前半といったところだろう。総じてプレゼンは上手(というかしゃべりが上手)。クスっと笑わせたり、プレゼンスライドにもちょっとしたネタが仕込んであったりと、制限時間が7分という限られた時間で自分たちが創りだしたサービスのもっとも優れた点を生まれた背景や社会環境などと絡めて話さなくてはならない状況においてみなさん工夫されてた印象。

もちろん、すべての登壇者が優秀に思えたわけではないが、何がすばらしいって、やはり自分たちが「これは社会にとって必要なサービス」だと考え、開発してしまっていることだなあ。

ほとんどの人間はひらめいたり、思いついたりしてもすぐに忘れてしまったり、考えたことに対して執着心がないのである。その点、リリースしているってことはほんと素晴らしい。

10社のプレゼンを聴いて、素直に良かったと感じたのはやはり「giftee」そして、発想が良いと思ったのは「GROW!」かな。今の仕事柄、注目したのは大賞をとった「Zaim」と「Snapeee」。

gifteeとGROWはコンセプトがいいね。gifteeの試みはとにかく人々をちょっぴりハッピーにさせてくれる。世知辛い世の中において、すべての人たちが感謝の気持ちを忘れない世の中になってほしいと思う。だから私はgifteeを応援したい。GROW!はみんなの小さなアクションがクリエイターたちのモチベーションを上げてくれる。これも楽しい試みだと思う。Zaimはリリース直後から使ってみたが、もう少し使い勝手が良くなってほしい。すでに改善点を把握し、修正モードに入ってるらしいから今後に期待ですね。それにしてもユーザーローカルの閑歳さん、19カ国の通貨に対応しているあたり、先見の明あり。実にGeekだなあ。

私はリアルに使うステーショナリーというプロダクトメーカーの世界にいるけど、今日聴いたウェブ系のプレゼンは決してウェブだけの遠い世界の話ではない。どんなサービスだってプロダクトの開発やマーケティングの参考になるし、人々を喜ばせたり楽しませたり、便利にさせるという発想は製造業もサービス業も根本は変わらない。リアルな家計簿ノートの世界とウェブアプリのZaimの世界、決して違う考え方でできているわけじゃないからね。

イノベーション賞:giftee
マーケット賞:Snapeee
ビジネス賞:宅麺
オリジナリティ賞:Zaim
AMN賞:giftee
WISH大賞:Zaim

なでしこジャパン、おめでとう!

本当、久しぶりにとんでもなく明るい話題。
佐々木監督率いる、なでしこジャパンがドイツ・フランクフルトで行われた女子サッカーワールドカップ決勝の大舞台において世界ランク1位のアメリカを延長~PK戦の末、下し、世界一という栄冠を手に入れた。

アメリカに勝ったのは初めて、しかもそれがワールドカップの決勝の舞台なんて、本当に大仕事だったし、なんと幸せなことだろう。

私は昨日9時前に就寝。今朝は3時に起床し、試合開始前からテレビの前でこの世紀の大一番の準備をしていた。

前半、アメリカの怒涛の攻撃を凌ぎ、耐えに耐えたなでしこジャパン。ドイツ戦、スウェーデン戦に比べ、今日のなでしこは得意のパス回しにスピードがなく、迷いがあると感じた。
プレッシャーが早く、足がまったく止まらないアメリカ選手の調子の良さに、なでしこは少しとまどいがあったのかもしれない。

一度も勝ったことのないアメリカ、でもこの大舞台で負けるわけにはいかない、という気持ちが少し強すぎて失敗を恐れるようなぷれーだったかも。

前半を0対0でなんとか耐えた日本だったが、後半になって試合は動く。
キレイな選手だなあと思ってたモーガン選手が縦パス一本にすばらしいボディバランスからディフェンスを振り切り、美しいゴールをゲット。
「モーガン、キレイ」と考えてしまった私の痛恨のミス(苦笑)

しかし、不思議と私は慌てなかった。当たり前だが、サッカーは90分で戦うもの。しかもこれまでのなでしこジャパンの戦い方を見ていると、追いついてくれるような気がしてた。
案の定、混戦から宮間選手が同点弾。選手のあきらめない気持ちが乗り移ったかのようなゴールだった。
これで1対1の同点。そしてそのまま90分が終了。

延長になった前半、ゆっくりペースを作ろうとする日本に対し、燃費の悪いアメ車のガソリンはもうなくなっていると思っていたのに、意外とそれは残っていた。日本選手のクリアボールがことごとくアメリカ選手の前に落ちていたので、嫌な予感がしてたら、モーガン選手のセンタリングは、澤選手の元チームメイトでアメリカのエース、ワンバク選手にどんぴしゃのタイミングで飛んでいった。「どん!」と音が聞こえてくるようなヘディングシュートで再びアメリカが勝ち越し。

さすがの私も一瞬「あああああ。。。」という気になってしまったが、時間はまだたっぷりあった。選手たちの顔を捉える映像を見て、誰も落ち込んでないことがわかり、再び「イケル!」と思ったのだ。
そして、その(日本中の)思いは澤選手に乗り移った。
15歳で代表デビューし、以降、18年も日本女子サッカー界を引っ張ってきた澤穂希選手。この状況下であのミラクルなシュートが出るとは!
あの同点弾の瞬間は、マンションのベランダから外に向かって大声を出したいような気分だったよ。

程なくして120分の死闘が終わり、決着はPK戦へ。
私、実は円陣を組んでいた日本チームを見て「勝てる」と思ったのだ。アメリカチームは攻めて攻めて常に先手を取ってきたのに日本に追いつかれる。内心「こんなはずでは」とか「おかしい、なんで彼女ら(日本)は諦めないんだ?」と思ってたはず(想像ですw)。
それに対し、我らがなでしこジャパンは円陣を組んでいるときに佐々木監督をはじめ、みんな笑っているのだ。
すごく清々しかった。120分自分たちの持ち味を出し、「やるべきことはやった。楽しかったねー、PK戦もこの勢いで楽しんでみようよ!」そんな声が聞こえてくるかのようだった。

「笑てるヤツが一番強い」と常々自分にも言い聞かせているが、あの状況の彼女たちは間違いなく心が「フロー」状態だったと言える。

そして、最後の結末はみなさんご存知のとおり。
感動しましたね、ホント。
いっぱい泣けました。勇気をもらいました。
この試合は日本サッカー界を語る上で後世に名を残す試合となりました。

応援していたみなさまお疲れさまでした。
この瞬間に立ち会えたことを心から感謝します。

6色の考える帽子

NHKで全8回オンエアーされる「スタンフォード白熱教室:講師ティナ・シーリグ氏」の第4回「6色の考える帽子」を見た。
人の思考法を6つに分類、色分けし、それぞれの思考法によってあるテーマに基づき議論していくというワークショップ。

学生たちは紙で作った帽子をかぶり、6色のリボンを付けている。色にはあらかじめ意味付けがされていて、本人たちもあらかじめ行われたテストによって自分の色(思考法)を知ってるのだが、議論には自分の色だけではなく、他の色の思考法を指定され、それを演じながら議論を進めていく。
その結果どういうパターンの思考法(色)があれば議論は進むのか、物語は進行していくのか、を体験し、チームとして能力を高めるためにはどうしていくのが一番良いのかを学んでいくというものだ。

各色の思考法は次の通り。
(グリーン)創造性でリードする、アイデアを創りだすタイプ
(ホワイト)事実を重視、データ好き、客観的、中立的に論じる
(ブルー )プロセス重視、段取りが好きなタイプ
(イエロー)和を重んじる 楽観的なタイプ
(レッド)感情で人を動かす 直感を重視するタイプ
(ブラック)ダメ出し屋、問題点を指摘する役割

人を診断する他のツールとしては、星座や血液型などがあるが、同じようなものらしい。
チームで議論するとき、メンバーがどういうタイプなのかを知るときのステキなきっかけがこの「6色の考える帽子」なのだ。

チームにはいろんな人がいる。
・一人でやりたい人もいればみんなでアイデアを出したがる人もいる
・メールによるコミュニケーションが良い人もいれば直接話すのが好きな人もいる
・朝型とか、夜型とか
・細かいことを考えるのが得意な人と全体を俯瞰するのが上手な人
などなど、当たり前だがみんなタイプは違うよね。

自分はそうじゃないという人の思考法を演じることで難しさを知り、どういう議論が最適なのかを感じるという方法が見ていて非常におもしろかった。

体験した学生たちはさまざまなことを感じていた。
・同じ色の帽子を被ると議論が難しい
・違う色の帽子とのコミュニケーションが良い議論ができる
・ブレストのときは別の色の帽子だけど、みんながグリーンのときはよかった
・ブルーの帽子はブレストの最後に使うほうがよい
・その色を得意とする人に頼むことができる、それだけで効果のある議論ができる
・同じタイプだけになると議論が進まない

良いチームにはいろんなタイプの帽子が必要であり、それを尊重しながら議論が進むというのが良いチームであり続けることなんだろう。

本も出てますね。
会議が変わる6つの帽子/エドワード・デ ボーノ

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