オシムの言葉
次期日本代表監督として報道されているジェフ千葉の監督、イビチャ・オシム氏。
彼のわかりやすくおもしろい例え話がいま話題となっている。
「ライオンに追いかけられているウサギが肉離れを起こすか?」
それは、ふだんから練習ができていないからだ、ということです。
仕事で難局を迎えたとき、超えられないとすれば、それは経験不足なのかもしれません。
昨日、彼は「レベルの高い相手と戦うことで人は自らに失望することができる。」と語りました。
そう、その通り。
仕事も同じで超えなければならないハードルが高けりゃ高いほど、人は成長します。
ぬるい環境で甘んじていたのでは絶対に大きく育つことはない。
ただ、ハードルは高けりゃいいってものでもなく、がんばれば超えられるような高さの目標をひとつずつクリアさせていくことが大事だと私は思いますね。
そんなマネジメント能力を身につけたいな。
若い人たちに伸びてほしいと思う反面、自分自身のマネジメント能力をもっと伸ばさなきゃという結論に達しました。
オシムの言葉にあらためて感じる一日でしたね。
そっと後押し
通常、私たちが運営するショッピングサイトというものは、お客様に情報を与えて商品を買っていただくというモデルである。
単純に考えるとそれ以上でもそれ以下でもない。
では、他にどんなサービスを供給することができるのでしょう?
いろんなサイトがあの手この手で集客活動を考える中、私たちがお客様に提供できることはどんなことかなと考えますね。
占いだったり映画のプレビューだったり、アマゾンアソシエイツだったり…
はっきり言ってどれもこれも「帯に短したすきに流し」です。
以前、書いたかもしれませんが、最大のプロモーションは商品力です。
キャンペーンやサービスコンテンツは迷っている人の背中をそっと押してあげることしかできません。
しばらくはそんなことばかり考えてしまいそうです。
求められる力
ウェブの仕事には2種類の力が要求されると思っています。
1つはデータをもとにした分析力、もうひとつは(奇天烈というか、ゆる~い)発想力。
私は前者が苦手。小学生のころから算数が苦手で、高校の頃などは数学の授業の際、吐き気をもよおしたほど。
自分で言うのもなんですが、数字を読み取るセンスがないのです。
逆に私には人より少しだけ言葉で遊ぶ能力があるようです。いわゆるコピーライティング能力みたいなものです。かなり自画自賛もありますが(笑)
ただ、それだけでは売上は上げられません。
どうすれば数字に強くなれるのか、たまにと悩むこともありますが、苦手なのも才能のうちだと思って現実から逃げちゃいます。
もっと勉強でしょうかね。
Think! 2006年冬号 No.16
販売元:東洋経済新報社 |
ゆる~い発想にはこんな本でしょうね。
ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
著者:斎藤 由多加 |
スポーツブランドも戦ってる
ワールドカップの時期になると、試合の放映権料問題やマスコットなどのキャラクタービジネス、チケットの争奪、旅行代理店による弾丸ツアーなどいろいろな関連ビジネスが発生します。
中でも上述のモノとは少し種類が違うのですが、必ず気になるのが、「今年はどの国がどこのメーカーのユニフォームなんだろう?」ということ。関連ビジネスとして考えると、レプリカユニフォーム産業ですね。
大会ごとにメーカーが変わる国もあれば、伝統的にひとつのメーカーが供給元となっているケースもあります。一説によると、優勝チームが着用していたユニフォームのメーカーを次の大会で採用する国が増えるのだとか。
日本代表も最近でこそアディダスに定着しつつありますが、確かプーマだったりアシックスだったりしてましたよね。ブラジルやオランダは最近ナイキを採用。
ドイツは伝統的にアディダス、イングランドはアンブロ、アルゼンチンもアディダスですね。今回は出場していませんが、デンマークはヒュンメルです。
ちなみに今大会はプーマのユニフォームが個人的には格好いいと思ってます。
胸元と両肩にプーママークがあり、それがなんとも格好いい。
でも実際に持っているレプリカはイングランドだったりします(笑)。
プロジェクト
毎日が本当に忙しい。
考えなければならないことがメチャクチャあります。
いま、自分のチームのこと以外に複数のプロジェクトに参加してます。
プロジェクトとは言え、そのほとんどが部門内のことなので、まだ気軽といえば気軽ですね。でもやってることは真剣です。
ざっくりと参加プロジェクトを書くと、
- サイト改善委員会
- コンテンツ開発会議
- 特定商品の開発担当とのコンテンツ戦略プロジェクト
の3つですね。
一番上は文字通り、今のサイトをもっともっと使いやすくするためにお客様からいただいたご意見をベースに改善していくというもの。
あとの2つはコンテンツの編集会議のようなもので、2番目はいろんな部門が集まる全体会議。3番目は、ある特定部門と私の部門だけで行っているもの。
この特定部門とのプロジェクトは全社に向けてネットへの取り組みの重要性を啓蒙するための役割もあり、そのためには十分な議論を重ね、リリースしたコンテンツが成功するという事例を生み出していかねばならないのです。
ぶっちゃけ言うと、こうしたプロジェクトがなければ私にはもう少し時間があるでしょう。その時間を使って、スタッフの話を聞いてあげたいし、いろんなことを教えてあげたいと思います。
ですが、こっちも当然大事なので、手を抜くわけにもいかず。
ゴールは見えてないのですが、やりぬくだけです。
シネマコーナー
いつもの週明けとは違い、恐ろしく眠くてだるい。
(自己責任ですが)すべてワールドカップのせいだ!
眠たいなら見なきゃいいのに、と奥さんにも言われました。
さて、1ヶ月はそんなことで眠たいのかもしれないが、仕事はきっちりやりますよ。大人ですもん。
eコマースの集客ツールとして、シネマレビューを設けようかと働きかけていたのだが、先週末に上長の同意を得られた。
メールマガジンのコンテンツ用に星占いはあったのですが、正直、それが新規顧客獲得にはつながっていないと感じてます。
しかしながら、シネマレビューは単なる作品紹介コンテンツのみならず、試写会招待状や映画グッズなどをフックに会員獲得にもつなげることができます。もちろん、露出場所・露出量により配給元からいただけるインセンティブの量と質が決まってくる世界ではあるのですが。
そう、PR会社も広告費はかけたくないし、我々もお金を払ってまでグッズや試写状を手にしたいとは思っていないので、基本はすべてバーター取引。
私がいるeコマースのお客様のメインは30代~40代女性。映画が嫌いな人の方が少ないはず。きっと響くよね、シネマレビュー。
少しでもお客様に喜んでもらえる企画があれば、可能な限り実現させたい。
今はそういう気持ちで進んでいます。
プラスコンラン
プラスコンラン は直感的に「いい!」と感じました。
日産自動車はとってもスマートでセンシティブになりましたよね。コマーシャルもウェブデザインも。
つい先日、ゴーン氏ほか役員の報酬平均が日本でもダントツという報道が出てましたが、結果が出ているというのは企業にとってすばらしいこと。
ほんとうにステキなテレンス・コンラン氏 とクルマのコラボ。
テレビCMを見た瞬間、「やるな、ニッサン」と口に出してしまったほどです。
進化し続けることはむずかしいですが、チャレンジしないとね。
Webプロモーション
本当、Webのプロモーション活動って大変です。
チームが掲げるゴール(売上と利益)が明確であっても、(当たり前だけど)プロモーション活動には終わりがないし、鮮度も大事。
いま、私が取り組んでいるのは新規のお客様を増やすことと客単価を上げることの2つが大きなミッション。
当然、新規のお客様をサイトに集客し、コンバージョンを獲得するには、それ相応のイベントだとかキャンペーンを実施していかねばならない。
ただし、そういうイベント的なものに頼り切ってしまうと、お客様には飽きられてしまう。非常にさじ加減がむずかしい世界。
理想を言えば、売れるモノ(売りたいモノ)をいかにインパクトを出しながら効率よくお店に並べられるか?ってことなんじゃないかなぁ。それこそが最大のプロモーション。とは以前にもブログに書いたはず。
たいていの場合、ショッピングサイトを訪れるお客様の行動パターンとしては、以下のように分類できます。
- ブックマーク
- メール(登録しているサイトからの)
- 検索サイト(エンジン)の検索結果(SEO)
- キーワード広告(アドワーズやオーバーチュア)
- 自社以外に出店しているモールなど
- アフィリエイトサイト
- 友人によるURL紹介やメール
- Web広告(バナーやメール)
既存顧客と新規顧客ではアプローチが多少異なりますが、だいたいこんなものです。
この中で1と2を除き、費用対効果が良いとされるのは、おそらく3番目のSEOやアフィリエイト、キーワード広告などです。逆にもっとも効率が悪いのは、Web広告ですね。
じゃ、Web媒体への広告出稿はしないほうがいいのか?答えはNoです。個人的な考えですが、Web広告はそれだけでは効果がないと思います。特に私が属している世界は客単価が1万円未満の小額の世界。
この世界で、何百万もする媒体への出稿は正直むずかしいですね。
ただし、自社のサイト内で行っているイベントなどをまったくの新規顧客に知らしめるためには、やはり外部に広告を出す以外に認知させる方法はないと感じてます。
消費者はバナーやメール広告を目にし、潜在的に認知します。その上でふだん使っている検索やアフィリエイトサイトなどでもう一度イベントを目にします。
そこで以前見た記憶がわずかに残っていて、結果としてサイトへのアクセスにつながる。
結論としては、自社媒体(メールなど)を除くと、すべてのプロモーションを効率よく続けていくことで圧倒的なトラフィックは生まれるのです。
程度の差こそあれ、どれかひとつでも欠けると十分な効果は出せないということだと思います。
脳トレ
いわゆる「脳トレ」、すさまじく流行ってます。
端的なのは、ゲームソフトからの波及。私のまわりにもニンテンドーDSを持っている人が何人もいますし、このあいだ家電量販店でニンテンドーDSを片手に「タイ語と英語漬けのソフトないの~?」と言ってたオバサンに出くわしてしまい、ここまで来てるのか、とあらためて実感しました。
踊ったり、料理をするのも前頭葉の活動を活発化させるそうです。うちの奥さんは料理が好きなので老け込まないかもしれません。
少し大きめの本屋さんならどこに行ってもコーナー展開、かなりの種類の脳力トレーニング本が並んでます。文字通りところ狭しといった感じ。大人のドリルみたいなのがあったり、一時期、取り上げられてた「百ます計算」も大人が買っていくという感じです。
日本人って根本的にお勉強好きなんですかね。それとも単にミーハーなだけ?とにかく日本人ほど流行に食いつきやすい人種は他に類を見ないと、アメリカのマーケティング学者が言ってたと記憶してます。
また、そういう特性がなければ、私のような仕事も成り立たないわけで、なにごとも需要と供給のバランスの上に構成されているのですね。
かくいう私も比較的あたらしいモノ好き。ですが、ニンテンドーDSは持ってません。本気でほしいのですが、遊ぶ時間はしばらくないでしょう。
どうしよう?私の脳力トレーニング。
つくり手モール
これぞ、ネット時代のMD戦略か!
と、今日のネット系情報ポータルの記事を読んでそう思った次第です。
なんのことかと言うと、あのオールアバウトがコマースサイトである「オールアバウト・スタイルストア 」で新感覚のモデルを始めたことです。
一般からエントリーを受け付け、オールアバウトのガイドさんたちの審査を経て、売れると判断されれば、少ロットであっても数量・期間など限定で、売ってしまおうというもの。物流や決済はオールアバウトが代行する。
いいもの作ってるんだけど、売り先がない。
そういう、つくり手を世に送り出す目的のモールです。
※解釈が間違ってたら、どなたかご指摘願います。
小さな工房でくすぶってる(失礼)という職人さんの時代がやってくるかも。
あ~、こういうのやりたかったな~。