その所作は“お客様を大切にしている”と伝わっていますか?—雑さは無意識に信頼を下げてしまう
「自分を丁寧に扱うことを、2026年の目標にしよう」
そう話してくれたのは、大学3年生の長女です。
きっかけは、アルバイト先での出来事でした。
長女は本屋さんでアルバイトをしています。
仕事には慣れてきたものの、最近どうしても気になることがあると言います。
それは、他のアルバイトスタッフの“所作”。
本を片手で机の上に置く
商品を扱う動きが雑に見える
お客様の前でも動作が慌ただしい
「お客様に注意されるんじゃないかと、見ていてヒヤヒヤする」
そう話していました。
どれもミスではありません。
けれど、小さな所作の積み重ねが、全体の印象をつくっている——
長女はそう感じたそうです。
これは、決して特別な話ではありません。
誰にでも起こりうることです。
忙しいとき
余裕がないとき
慣れてきたとき
人は無意識に、動きが雑になります。
私もそうです。
無意識だと雑になるのです。
その「無意識」が、お客様には確実に伝わってしまうのです。
長女が「自分を丁寧に扱うこと」を目標にした理由は、こうでした。
「所作が丁寧な人って、お客様を大切にしている感じがするから」
所作は、技術やマナー以前に“どう向き合っているか”が表れるものです。
物をどう扱うか
人の前でどう動くか
立つ・歩く・体の動き、その一瞬に
その人の内面が、にじみ出ます。
所作が丁寧な人は、素敵です。
それは、外見の美しさやカッコよさだけではありません。
内面からにじみ出る、相手への配慮や優しさが、自然と伝わるからです。
これは、個人の生き方だけでなく、
企業や組織にとっても非常に重要なテーマだと感じています。
なぜなら——
所作は「教育されていない」と、自然に崩れてしまうからです。
・商品を雑に扱う
・書類の渡し方が乱暴
・立ち姿、歩き方が疲れて見える
こうした小さな所作は、
企業の姿勢そのものとして受け取られます。
本人に悪気はありません。
けれど、お客様は
「大切にされていないのかもしれない」
と、無意識に感じ取ります。
信頼は、こうして静かに下がっていきます。
所作を整えることは、
「見た目をよくする」ことではありません。
✔ お客様をどう思っているか
✔ 自分の仕事をどう扱っているか
✔ 自分自身をどう大切にしているか
その姿勢を、動きで表現することです。
自分を丁寧に扱える人は、自然と相手も丁寧に扱えます。
だからこそ、所作が整った職場には、安心感があります。
クレームが起きにくく、信頼が積み重なります。
私は、姿勢・歩き方・所作・立居振舞いを通して、
「人と企業の印象を、内側から整える」お手伝いをしています。
この内容は、個人向けだけでなく、
企業研修・接客研修・新人教育としてもお伝えいたします。
何気ない所作を見直すことが、
企業の信頼を守る第一歩になると実感しています。
「雑になっていないか」ではなく
「丁寧であるか」
その視点を持つことが、
これからの時代に、より求められているのではないでしょうか。

