最後は溜息と愚痴だけ | ビバークラジオ

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心の曠野で開局する小さな放送局です。
日常の些事の中に
日々溢れ出る話題の中に
MAXIM(名言・金言・箴言・格言・処世術)の中に
映画や小説、音楽や1枚の写真の中に

この局が、暗夜を照らす一燈の役割を
少しでも果たすことが出来れば幸いです。合掌

ごきげんよう


『地球は魔界と天界の境界線に浮いている場所で
 両方が縄張り争いをしている場所なのです。


       中  略

だから、人を見たときに、
魔界族と天界族とを瞬時に見分けるようにするとよいでしょう。

そうすると魔界族に対して嘆いたり腹を立てずにすみます。

「これは魔界から来ているんだ。
だから、こういう人なんだ」と思えますから。

自分と同じ種族の人間だと思うから腹が立つのです。』

          「ああ 正負の法則」PARCO出版より   

こう説いてくれたのは美輪 明宏さんです。

 

他人の命や人生など知ったことか!!!

と、平然と一線を越える生き物が存在する一方で

己の命を投げ出してでも、他者の為に活きようとする方もいらっしゃいます。

 

正しく、その通りですね。    

過去を振り返ってみると、誰が天界族で誰が魔界族なのかを
明確に選別することが出来ますが
現在進行形の人物が、いづれの族に属するかを判別することは

至難の技といえます。

魔界族の額に「悪党」と刻印されているなら別ですが
往々にして悪人は自らを繕う術を知っています ・ ・ ・

善人以上に善人を装って気が付けば傍らに居る。

ある時には多弁のお調子者。

ある時には人当たりの良い間抜けを演じて近づいてくる。

選挙前の政治家とか ・ ・ ・

 

勧誘目的のカルト集団とか ・ ・ ・

 

 

 

ある企業のオーナーが教えてくれました。

 

『火付け盗賊とかさ、半グレとかさ、ヤクザとかさ

 皆んな徒党を組むじゃない?

 

 だから悪党って言葉が在るんだよね。

 

 

 人間、なぜか集まると悪くなっちゃうみたいなんだよ。

 

 悪が集まるってこともあるだろうけどね。

 

 

 逆に、善党なんて言葉ないでしょ? 』

 

 

 この言葉には唸ってしまいました。



しかし ・ ・ ・


いくら魔界族と割り切ろうと考えようとしても

そう簡単にはいきません。

実害を受けた場合には特に、心のなだめようがありませんよね。



映画「アンフェア the end」で
主人公の「雪平夏見」は何度も呟きます。



「世の中にフェアな事なんて何も無い

 
 目には目を


 復讐には復讐を


 アンフェアには、アンフェアを」



一瞬、そのとおりっ!!

 

と、痩せた膝を叩いて納得してしまいそうですが

この考え方だとどうしても ・ ・ ・ 

どんなに用心していたとしても、相手よりも一歩遅れをとることになります。


そして其の時、相手に対して反撃することも
出来ないほど打ちのめされることも考えられます。

半歩前に歩み出て、天に向けて握りしめた拳を突き上げ

一呼吸おいてから


「倍返しだ~ッ!!」

 

と見得を切られるうちは良いのですが ・ ・ ・


時間やお金で解決することも出来ない 
取り返しのつかない、最悪の状況になってしまったとしたなら

もはや恨みの念を送り続けることしか出来ません。

こちらから仕掛けることはしないまでも
最低でも同士討ちの状態に持っていけないものか?

と考えてしまいます。

 

でも

 

最後は往々にして、溜息と愚痴だけってことに ・ ・ ・

 

やっぱり、日頃から用心しながら生きていくしかないってことですね。

 

だからこそ、この世には

『必殺仕置人』が居て

『桃太郎侍』が居て

『水戸黄門』が居て

『暴れん坊将軍』が居て

『ハングマン』が居るのでしょう。

 

 

それではまた、お会いしましょう

 

ごきげんよう

 

 

      

 

    毎日、訪れる墓地庭園に住み着いているエゾリスです。
    経験上、少なくとも20匹は住み着いていると思われます。

    時には自宅の庭にも訪ねてきてくれます。

    この時は、此処は僕の場所だよと言っているように

    こちらをじっと見ているだけで動こうとしませんでした。