コラムニストの尾藤克之です。
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WordPress(ワードプレス)は、オープンソースのブログソフトウェアです。コンテンツ管理システム (CMS) としても利用されています。WordPress Foundation(2019年3月15日)では、ウェブ上の上位1000万サイトの3分の1以上をサポートしていることを明らかにしました。
WordPressがシェアを伸ばしているなか、留意しなければいけないのがセキュリティ対策です。Web改ざん、不正アクセス、データ漏えいなどのリスクからサイトを守らなければいけません。
「WordPressセキュリティ大全」(吉田哲也著)秀和システム
■セキュリティ対策が必須である理由
CMSを利用しないサイトは44%あるものの、2番目CMSのJoomlaのシェアは2.8%。WordPressの34.1%はズバ抜けています。シェアが大きいということは、クラッカーにとっては、WordPressの改ざん方法を知っていれば、より多くの攻撃対象ができるということです。マイナーなCMSを攻撃するより、効率がいいといえるからです。
WordPressはオープンソースのプログラムです。オープンソースとはプログラムのソースコードが無償で公開されていること。そのため、誰でもプログラムの中身を見ることができます。多くのサイト運営者はオープンソースのリスクを理解すべきだと、著者でwebコンサルタント・上級ウェブ解析士の吉田哲也さんは、指摘します。
「WordPressの脆弱性は1つだけではありません。1つの対策を行えば完璧ではありません。また、脆弱性もコアファイルに起因するもの、プラグインに起因するもの、テーマに起因するものなどの複数にまたがることや攻撃方法の変化もあり、1度対策をおこなったら終わりというものではありません。最新の情報をチェックしながら、脆弱性のあるプラグイン、プログラムを修正していくことが必要になります」
WordPressのセキュリティ対策は、プラグインを利用するのが簡単です。しかし、プラグインを利用すると、初期の状態よりも複雑な処理が行なわれるため、サイトの表示速度が遅くなる問題点があります。安全性を重視するのか、作業効率を重視するかで判断が必要です。
※続きはJ-CASTニュースの記事をお読みください。本記事は無料です。
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