【後編】美容室経営者がスタッフの離職率を下げ安定的な経営・繁栄をさせる為には。 | 美容室業界のタイガーマスク(革新者)網野三之助

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じゃぁ後編。 前編の続きです。

 

やっと戻ってきたぞ給与問題(笑)

 

前編の方で読んだところ忘れちゃった人は一度戻って見直してください(笑)

 

前編見てなくてこの後編に来てしまってる人は意味が分からなくなるので

 

コチラから

 

 

 

おかえり(笑) 

 

とりあえず書いてる私も一度戻って読み直したけど(笑)

 

ではこんどはどうやって給与を上げていけるか?

 

まぁ単純に売り上げを上げれば給与も上がるんだけどね(笑)

 

もちろんそんなことではなくて。

 

先ほど労働時間問題のところでの原理でいうならば

 

歩合を上げる

 

という事になる。

 

それも最初のうちは経営者に数字的メリットは何もない。

 

むしろ労働時間の減少以上にデメリットかな(笑)

 

でも労働時間の減少以上にその先はメリットが出てくるんじゃないのかな。

 

どこまで上げるのかという事になるけど

 

今それぞれのサロンでの固定給額によってもぜんぜん変わってくる。

 

 

 

だから自分で計算して(笑)

 

さすがに一軒一軒私に質問がきて私が計算していたら私の時間とお金が破綻するww

 

私が計算するとなったら下手な計算できないし、そうなるとすべての経費を把握して計算することにもなるから。。。

 

全部わかっているのは一人一人の経営者さんだから自分でやって(笑)

 

 

 

だいたいの叩き台は今出すけど。

 

地域・規模・状況によっても違うしね。

 

そのまま鵜呑みにするんじゃなく自分で計算してくださいね。

 

業務委託サロンやフリーランスに近づけるというわけだからその業態が歩合40%~50%と考えよう。

 

もちろんアシスタントなしでね。

 

そうなると単純にわかりやすい数字を出すと100万円の売り上げで40万~50万ってとこだね。

 

でも実際は100万円を売り上げている業務委託スタッフやフリーランスってそんなにいないよね。

 

業務委託サロンは低価格でやっているところがほとんどだし、フリーランスで高単価な美容師でも100万円をずっとキープするのはなかなか難しい。

 

アシスタントいないしブッキングもほとんど出来ないしね。

 

実際は業務委託の場合でも結構出勤して(常勤並みに)MAX働いても低価格の場合は70万円といったところではないだろうか。

 

歩合50%で35万円。

 

そこに税金を引かれたり保険料を払ったりそういった計算をしたりという社員スタッフ時代ではやらなかった仕事も増える。

 

確定申告もね。

 

もちろん完全歩合となっている場合、っていうかそういったサロンの場合は完全自由・完全歩合じゃないといけないんだけどね、

 

働かない・働けない状況になればもちろんゼロ。

 

自由な時間欲しさに仕事量を減らせばその分給与も減る。

 

そんなリスクも込々で70万円の売り上げに対して35万円の報酬。

 

では通常雇用のサロンで35万円の給与を与える為には?

 

アシスタントを使って仕事するサロンの場合はとりあえず100万円は超えないと無理だろうね。

 

むしろアシスタント使って売り上げ100万円でスタイリストに35万円渡すサロンは歩合的にもきっといいサロンだと思う。

 

単価とか関係なしでね。

 

アシスタント2人使って売り上げ200万でスタイリストに70万円渡すくらいのサロンも。

 

そもそも今の時代アシスタントを使っていたとしても200万円売り上げるスタイリストはかなり減ったと思われるけど。

 

10年前は結構まだいたもんだけどね。

 

その原因は話すまでもないけど。

 

そしてアシスタントの数も激減しているこの時代。

 

アシスタントを使わずに35万円の給与と考える方がシンプルなのかもしれない。

 

通常雇用のサロンでもね。

 

ではまず一人のスタイリストがアシスタントを使わずに1カ月で入客できる人数の限界は?

 

もちろん仕事のスピードでぜんぜん変わるけど150人くらいじゃないかな。

 

週一休みくらいで働いて。

 

まぁそれだけのお客さんもいてっていう話でね。

 

単価1万円で150万、単価5000円で75万ってところかな。

 

1人で回して150万円売り上げたら余裕で35万円は上げれるよね。

 

もし今指名売り上げで150万円を一人で売り上げていて35万円くらいなら。。。

 

まぁあえて何も言わないが(笑)

 

集客の経費にもよって違うしね。

 

通常雇用で口コミ集客で150万円上げたなら余裕で60万円以上は渡すけど。

 

まぁ現実的に考えると毎月150人を一人で回してたら結構体キツいけどね。

 

低価格の業務委託サロンでそうやってる人も多いけど。

 

単価5000円でも70万円くらいの売り上げで歩合50%で35万円。

 

でも自由な働き方を目指してたのに意外と働いてるなぁって感じになる人も多いようで。

 

お金を目指した人にはもちろん美容師で給与35万円ってなったらいい方だしいいんだろうけど。

 

独立資金とか貯めたい人もいるしね。

 

でも

 

でも

 

これを通常雇用のサロンで平均的に達成できないのか?

 

むしろ通常雇用サロンであれば固定給という安定もあるわけだから30万円でもいいかもしれない。

 

通常雇用なら税金や保険や確定申告などの手間もないし。

 

平均的な達成でね。スタイリストの。

 

もちろんそれ以上の仕組みも用意することが大事だが。

 

そしてさっき言った労働時間内で叶えられたら素敵だし良い環境だよね。

 

 

例えばアシスタントを使わずに70万円を売り上げて給与35万円。

 

まぁ完全歩合で言えば50%だね。

 

通常雇用のサロンの場合は完全歩合ではなく固定+歩合だろうからその仕組みはどうであれ総額35万円だとしよう。

 

他の経費や家賃、広告費などによっても変わるけどちょっと厳しいよね。

 

『業務委託サロンは出来てんじゃん!』って雇用される側は何も知らずに思うかもしれないけど。。。

 

細かくいうと長くなるから言わないけど形式が違うとかかる経費かからない経費とかも違ってくるから一見同じ美容室の経営っていっても実は違うんだよね、いろいろと。

 

↑あっこれは完全に雇われ側に向けてです。

 

だから一人で売り上げたと言えども業務委託サロンやフリーランスのように50%還元というのは難しいことが多い。

 

アシスタントを使おうものなら絶対に無理(笑)

 

じゃぁどうやって70万程度の売り上げのスタイリストに通常雇用サロンが30万~35万円の給与を払えることが出来るのか?

 

経営者としては全力でコストダウンに取り組む。

 

材料だけでなくすべてのものに対して。

 

言ってしまえば無駄となっているアシスタントがいるのであればそこも。

 

通常雇用サロンの場合はフリーランスや業務委託サロンと違って固定給を払っている分、空いているスタイリストは手伝えるわけだから。

 

パーヘッドが70万に至っていないのならアシスタントを切るという選択肢も出てくる。

 

それを経営者でもスタイリストでもいろんな考えで無理だというなら基本的にスタイリストの給与や歩合の向上は高くは望まない方が良い。

 

もちろんその考えを否定しているわけでもない。

 

店舗展開や店舗拡張などを考えればスタッフを育てなければいけないのだからそうなるとアシスタントを切れないどころかどんどん入れ続けなければいけない訳で。

 

経営選択の一つだから。

 

それに対して良い悪いはないからね。

 

成功する失敗するもないし。

 

その選択をすると求人費や集客費もかさむからスタイリストに対してやはり高歩合は付けにくいものだし。

 

というサイクルになると。。。って私は考えてしまうのだが。

 

 

次にスタイリスト側

 

技術売り上げが70万程度で30万~35万円を貰おうとするのなら

 

店販を売りなさい

 

技術売り上げ以外にそれしかないんだから。

 

スタイリストはそれを嫌がったり諦めるなら高歩合は諦めた方がいい。

 

今まで通りでいいんじゃないか。

 

それも自由な選択なわけだし。

 

『売らねぇけど金くれよ!』ってなったらただのヤクザだしね(笑)

 

 

そして経営者に戻る

 

店販を売ったスタッフへの還元率を上げれる環境にしましょう。

 

出来れば30%還元できる環境に。

 

30%となると経営者側の腹も少しエグルことになるけど。

 

上代の50%で仕入れられたとしたらそんなにエグることもない。

 

もし今50%くらいで仕入れておいて還元が10%ならエグられることになるが本当にスタッフの給与や美容師の年収UPを考えているのならサロンや経営者のその取り分をエグッて還元した方が長い目で見ると繁栄に繋がると思いませんか?

 

それでも店販を売らない売れないスタッフはいいとして。

 

還元10%でも頑張って売ってるスタッフに対して30%還元となったらどうなるか?

 

当然、給与は上がる。

 

と同時にやる気も上がる。

 

もっと頑張る。

 

そうすると結果的に店販比率や売り上げも上がっていき10%還元の時と30%還元の時でサロンや経営者に残るお金って変わらなくなってくるよね。

 

もしくは残るお金も増えていく可能性も。

 

というかこれは実は有料でコンサルをやっているサロンで実証済。

 

もちろんどのサロンでも成功するとは言わないけど。

 

経営者の言い方・伝え方にもよるしね。

 

そのサロンはスタッフ4名の小さなサロン。

 

店販の仕入れ値は通常の65%~70%くらいで仕入れていて還元は10%。

 

店販売り上げはオーナー分を除き10万円。

 

スタッフへの還元1万円、経営者2万~2万5千円。

 

まず店販仕入れ値を50%になるものをセレクトさせて販売させ還元を一気に30%に上げる。

 

店販売り上げ10万円は当初変わらない。

 

スタッフへの還元3万円、経営者2万円。

 

ほら!仕入れ努力をすればほとんどリスクなく頑張ったスタッフの給与あげれるでしょ?

 

そこからそのサロンは30万円まで伸ばしたから

 

スタッフへの還元9万円、経営者6万円。

 

結果的に経営者も4万円増えてるし。

 

双方がプラスになる可能性ってあるんだよね。

 

 

元々50%仕入れで還元10%だったらリスクあるけどそもそもそれやってたらなかなか店販なんて伸ばせないよ。。。

 

10万円の店販でスタッフの還元1万円、経営者4万円。。。


そりゃ温度差出るよね(笑)

 

その温度差、これからサロンを繫栄させていきたいなら縮めていかないと。

 

だって経営者みんな、スタッフとの温度差どうにかしたいと思ってるじゃん。

 

となるとそこの還元とサロン利益の温度変えないと店販なんて絶対温度差出たままだし。。。

 

仕入れ値65~70%の還元10%という美容室経営のスタンダードな物流販売でもやっぱり温度差はあったんだと思う。

 

サロン側が2倍以上だからね。

 

仕入れ値50%の還元10%なら4倍だし。

 

店販って技術売り上げと比べると小さな売り上げだからその事実を見逃しがちなんだけど。

 

よく考えると経営者側って在庫リスクはあるものの凄い利益率じゃない?

 

だからディーラー・メーカーはオーナーに対してスタッフに店販売らせた方が儲かりまっせ!的な安易で低脳なコンサルをずっとこの業界でやってきたわけで(笑)

 

結果的に業界全体を見ると逆効果。。。

 

しまいには散々サロンや美容師に売らせといた商品を平気な顔してネットに流すという裏切り。。。

 

コンサル的にはズタズタのグタグタやし

 

もし狙っていての事なら

 

完全に悪魔レベルやな(笑)

 

本当にこの流れ打破しないとこの業界腐っちゃうよ。

 

 

ちゃんと全体的・将来的なことまで考えていくなら

 

50%仕入れで30%還元

 

を普通の流れにしていかないといけないと思うんだよね。

 

目先の数字を考えれば経営者にとって耳が痛い話かもしれないけど。

 

まだ少ないけど実際に還元20%30%でやっていってるサロンは出てきてるしね。

 

求人のウリとしてもいいと思うし。

 

仕入れ値50%の還元10%だったとしても計算すると店販売り上げが2倍に伸びた時点で利益額はイーブンになるし。

 

イーブンだけどスタッフ側も経営者側も得られるものって大きいと思いませんか?

 

2倍以上に伸びて以降はお互いにプラスだし。

 

勿論スタッフは最初から3倍だけど。

 

そこから起こる可能性って絶対にあるんだよね。

 

またまた長くなってきたからまとめよう。

 

技術売り上げ70万円に対して経営者が25万5000円払える努力をする。

 

そして

 

スタイリストは店販を15万円売り上げる努力をする。

 

それに対して経営者は30%還元できる仕入れ努力をする。

 

そうすると45000円が給与となる。

 

これで

 

総額30万円

 

あとは経営努力で技術売り上げ70万円に対して30万円くらい払えるようになると総額35万円も見えてくると思うんだけどね。

 

 

この給与体制と労働時間体制を確立出来たら。

 

結構強くないですか?

 

月の平均200時間労働で平均30万円給与だと。

 

技術売り上げ70万円で店販比率は17.6%の15万円で。

 

そんなにハードルは高くないでしょ。

 

でも給与高いでしょ。

 

今までの通常雇用サロンの給与体制と比べても明らかに高いし雇用環境もいい。

 

ここまでやって離職率が下がらないなら他の問題を探すしかないけどここケアするだけでぜんぜん違ってくると思うんだよね。

 

問題点が問題外だと意味ないけど(笑)

 

それは自分で探してください。

 

 

もう一度言っておくけど、これ数字は単なる叩き台だからね!

 

こんな考え方ややり方もあるよって事で最後は自分で計算してくださいね!

 

 

そしてそしてまだ終わってないよ!

 

将来性の問題の話。

 

この3つの問題すべて繋がっているからね。

 

給与と労働時間の問題が解決されればあとは安定と将来性。

 

ここはねぇ年齢・体力というものが絡み合ってくるから非常に難しい問題でもあるんだよね。

 

 

 

そして。。。

 

網野参吉自身の年齢と体力も絡んできてしまったのでまた次回にします(笑)

 

前編と後編一気に書き上げたので。。。

 

まじで疲れました。。。

 

ということで【最終章】ということで続きはまた書きます。