美容師・美容室経営の【お金】にまつわるお話。
~目指せスタイリスト平均年収500万円の店 第3弾~
第3弾です。
前回は本気の本気でまだやっていないのなら細かい部分からの見直しも必ずやりましょうというお話をしました。
内容は細かいところで
水道光熱費、備品、様々な契約・プラン内容などなど
それと安くなればかなり大きい家賃についてでした。
他にはと言いますとスタッフ数の見直しもしなければいけません。
これは店によって見直すどころか足りていないっていうサロンもあるかと思いますが足りていなくてもどこまで足さなければいけないのか、どこの時点で足すのがいいのかというお話です。
スタイリスト平均年収500万円の店という事を考えているのでまず一人のスタイリストが技術売上げで120万~130万は最低でも経営者的にはやってもらいたい所です。
新規客の入客をさせても技術的・接客的・スピード的に難しいスタイリストにはもちろん教育が必要ですしそれでも難しい場合は見切りも必要です。
※教育・見切りなどがわからない場合もご相談ください。
スタイリスト一人120万~130万と考えるとそれをアシスタント一人と組んでまわすイメージとなります。
そうするとパーヘッド(一人当たりの生産性)は60万~65万となります。
ここが中心にくるように人員数を調整しなければいけません。
もちろん月によってパーヘッドの前後はありますが年間平均でこそ数値に持っていけばスタイリスト平均年収500万円の店に一歩近づきます。
繁忙期でパーヘッド70万、閑散期55万と考えた方がいいでしょう。
それ以下であればスタイリスト平均年収500万円の店を狙うのであれば人員削減に踏み切らなければいけません。
もし目指さないのであればそのままでいいのですがそれはそれで第1弾目に書いた問題が生じてくるというか問題が解決できずいろんな問題にも飛び火することは頭に置いていた方がいいでしょう。
そのままでいくのなら売上げを上げるという選択肢以外ないですから何も変わりません。
正直、このご時勢で簡単には上がりませんし上がったところで様々な問題は解決しません。
まずは人員調整をしてパーヘッドを調整し、そこから売上げやパーヘッドに見合った増員をしなければスタイリスト平均年収500万円の店というのは不可能です。
増員のタイミングは年間パーヘッドが65万~70万になってきたタイミングです。
細かいタイミングは時期によるのでそこからは経営者判断となります。
現在パーヘッドが50万以下なら絶対に見直しが必要です。
もちろんこれだけでは経営者自身が取り分を減らしたり凄くいい人じゃない限りスタイリスト平均年収500万円の店にはなりません。
次回はその先をお話したいと思います。
いつも長文にお付き合いいただきありがとうございます。
網野参吉