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監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

またまた遅ればせながら、「ノエルサンドレ改」全公演無事終了しました。


何度も書きますが、僕は今回イチ観客として、ただ好きな舞台を観劇した…というところです。


舞台はやはり役者のもの、であり演出家のもの…でもあると再認識。


揃って「初演よりよかった」と言ってくださり、(そうでなくてはいけないんだけど)ちょっと初演の子達に申し訳ないな(;^_^Aと。演出家が不甲斐ないばかりに。


10年以上前から変わらず「ヴェッカー」を愛してくださっている方々(アリスインのSさんは「勇者たち」と呼ぶ)にも、お久しぶりの方々も含めてほぼ会えたかな?と思います。


皆さんに僕の体調と今後のヴェッカーの行く末を心配して頂きましたが、大丈夫。皆さんが居て求めてもらえる声がある限り、僕がいなくてもがヴェッカーは何度でも復活し、永遠に続いていきますよ。


みなさんもこうなったら(?)生涯をかけてヴェッカーの行く末を見守り続けてください。

みんな「ヴェッカーファンの人たちの意見が」すごく参考になった、と言ってましたよ。


いよいよ第1作ヴェッカーを作った年の頃に産まれた子(廣川奈々聖ちゃん)がヴェッカーになりました。

舞台上の彼女は本当に頼もしく、カッコよく、今後もずっとヴェッカーは続いていくだろうと思えました。

(舞台裏の彼女は素直でとっても可愛い子でした)


加藤りほにゃんはゲネの時はまだ彼女の人の良さがどうしても出てしまい、アリサになりきれるか、ちょっと心配でしたが、折り返しの頃には立派に彼女だけのアリサになっていました。

クールで人見知りな、ではなく、熱く人付き合いが苦手な、アリサになっていたかな。


さおりーぬさんも「私より可愛くて優しいアリサ」と言ってましたね。


どうしても僕は工藤かをるを重ねて見てしまうのだけど、女優(声優)になりたかった彼女が、頑張っていろんな役に挑戦しているようにも見えて、胸が熱くなりましたよ。


ちーちゃんのリンちゃんにも感激です。芝居も、アクションもとても真っ直ぐで気持ちいい。

みやりのリンちゃんも今思うと「ああしてあげればよかった」という想いがよぎりましたが。


亜美ちゃん

「わたしとレピスはず~~~っと一緒」とパンフレットのサインに書いてくれました。

ありがとう。

次こそ?チーム・プレアード再集結なるか!?


なあ坊さんのアル

最初に会った時から「アンドロイドのように美しい」と思ってました。

前回(1983)でもエル役を、と少し考えましたが、今回までとっといて(?)よかったです。

まだまだ感情(演技の引き出し)を増やしていけると思います。


カトサヤさんのトレミー

本人にも言いましたが、トレミーが実在するならこんな人だったと思います。

晴香のトレミーが印象深い方も多いでしょうし、僕も思い入れありますが、晴香は一生懸命トレミーになろうとしていた。

カトサヤさんは最初からトレミーでした。



以上今回のヴェッカーチーム。

初演の時は全員分似顔絵描いてたんですが、今回はヴェッカーチームしか描けませんでした。

しかもトレミーまで描けなかった。

いきなり思いついて電車の中や移動中に描いたので自分で写メを撮ってるヒマもなかった。

あんなのあげてすみませんでした。

でも今回のキミたちへの気持ちは込めたつもりです。


誰に向けて記事書いてんの?て感じになってきましたが、いつも以上に誰とも話せなかったしね。

みんなに神代先生はどんな人だったか、だけ聞いてみたかった。


みんなが物語の主役である聖サンジェルマン学院科学部の生徒たち(&先生)

また涼子が一人、途中でお休みしちゃったけど…


裏の主役である美咲&すみほ。美咲サイドの視点での物語もやりたかった。


そして真の主役であるルイ・ヒトミ・アイ(笑)今回も大活躍!パワーアップして大活躍!

彼女たちの本名、知ってますよね?


ホロンのマメちゃん&シャイロックさんたち。アクション演出の押田さん。

「女の子しか出てなかったんだ?」と思ってもらえるアクションを」と今回もお願いしました。



すみません。

今回の記事はあのお芝居関係者と観に来てくださった方々にだけ向けて書いてます。

読んでるかどうかはともかくとして(笑)


あの時も言ったけど

「君たちは今世界でいちばん可愛くてカッコイイ女の子だよ」

そして

日本のアイドルは自信を持って世界の輸出できる天然資源だ!



次は

あまり遅くならないように

今回のお話の蛇足かもしれない解説(特に初演との違いなど)を書きます。

「話がさっぱりわからん」「整合性がとれてない」

という声も少なくなかったようなので。




アリサ姉妹(?)と。今回写真もコレしか撮れなかった。

いや、これで充分すぎますが。

お会いできなかった方々、一応この通り畑澤は健在です。すみません!

遅ればせながら

「時空警察ヴェッカー改 ノエルサンドレ」 時組・空組ともに無事開幕しました。

どうにかスケジュールを調整して、いろんな方に迷惑をかけつつ、僕も時・空両方のゲネプロに参加する事ができました。


今日は空組本番初日も観る事ができました。


自分で書いたホン、自分で「改」めたホンにも関わらず、途中から物語に引き込まれ、手に汗を握る想いがしました。


初演よりあらゆるものが変化し、進化してました。


ちゃんと自分の物語が「演出」されていた事に感動です。「1983」の吉久さんに続き、今回演出とすべてを託した伊勢さんにプロの演劇演出を魅せて頂きました。


限界ギリギリまで頑張って新しいアリサを演じているりほにゃん、負けずにまったく新しいリンを見せてくれているちーちゃん(安心して観ていられます)始めすべてのキャストの皆さんにも「女の子の本気」を魅せてもらいました。


イチ観客として

「ぼくがとても観たかった」作品になっていました。


そしてこんな作品は唯一無二だとも。


まだ一応「改」部分の設定について等は書きませんが、間違いなくただの再演ではないです。


もうご覧になった皆さんはどう感じられたでしょうか?


たくさんのお客さんに来て頂けたとともに

昨日は「彷徨のエトランゼ」で時空刑事プレアを演じた小見川千明さん

今日は初演で時空刑事アリサを演じた八坂沙織さんが観に来てくれました。

初演で山根亜美を演じた栞菜さんも。


「ヴェッカーχ」シリーズのヴェッカーチームのリーダーだった小見川さんと八坂さんに見守られ、「ヴェッカー改」チームは「改」めただけではない新しいチームになれたと思います。


時に涙ぐみ、また満面の笑顔で自分の妹分であり、かつての自分を演じるりほにゃんを観るさおりーぬ(と書くの久しぶりだ)さんの横顔を観ながら…


僕の中でもいろいろいろあってモヤモヤしていた(のもしばらく忘れていた)「ヴェッカーχノエルサンドレ」をようやく終わらせる事が出来た気もしました。


また機会があれば詳しく書きますが、さおりーぬさんと3年分話していろんなものが(もちろんいい意味で)吹っ飛びました。



明日、明後日は行けないかもですが、最終日は例え観劇できなくても劇場へは行きますので、今日と同じく、見かけた方は声をかけてください。




Wアリサ(*^o^*)仲のいい姉妹みたいでした。


「時空警察ヴェッカー改ノエルサンドレ」今週開幕です!

なんとか観に行けるように調整したんですが、やはり席がない!?

そういえば、初演の時も、1回しか観れなかったなぁ…


時々出演者のみなさんのブログとかも見てますが、殆どみんな知らない子なのに葵や涼子、オラクルになってくれるなら、みんな知り合いな気がしてきますね。


僕は今回殆ど何もしてないんですが、パンフレットに寄稿文を書かせて頂きました。

文字数の都合で全文載せられなかったようなのでここに書いておきます。


2011年の初演以来、クリスマス時期になるといつもあの子達の事を思い出す。ノエルサンドレ・クリスマスのシンデレラたち。約束の時は無常に訪れ、普通に一生懸命生きていた少女たちの人生は一瞬で終わりを告げる。
そんな悲劇は誰にでも、あまりにも突然訪れる。そしてその度に、「あの悲劇が起こらなかった世界」もあるのかも知れない、と夢想してしまう。3・11以降初めて上辞したこの作品には密かにそんな想いも込められている。
科学は多次元解釈という可能性でそういう夢想を可能にさせてくれた。でも、いくら世界が分岐しようと、あの時、あの場所で精一杯の夢を語り、生きていた少女たちはあの世界、あそこにしかいない。
そして、基本記録媒体に残らない舞台公演に於いて、何公演行われようが、何度再演しようが、皆さんが観たあの時、あの場所での彼女たちは、そこにしかいない。初演時急逝された漫画家和田慎二先生の作品の登場人物から苗字、名前をそれぞれ頂いた聖サンジェルマン学院の生徒たち。彼女たちはきっと初演時と同じ役、同じシナリオであっても違う人生を板の上で精一杯生きてくれるだろう。この舞台の主役であり、自らに課せられた使命に揺れ動く若き時空刑事たちは彼女たちのそんな人生をただ見守る監視者でしかない。今日観に来て頂いた方々も、時空刑事達と共に本当の主役である当たり前の少女たちが短い時間をどう生きたか、見届けて欲しい。
再演にあたり、この小難しい?脚本を快く引き受けてくださり、きっと一級のエンタテイメントに生まれ変わらせてくれるであろう伊勢直弘氏と、先輩の後を継ぎいで同じ衣装に袖を通す加藤里保菜さん、再び難しいレピス役に挑んでくれた斉藤亜美さんはじめ未来への希望溢れる役者さんたち、そして制作に関わったすべての方々、そして何より、ご観劇頂いた方々に改めて「謝謝大家」と言わせてください。



席がないようですが(;^_^A劇場にはなるべくいるつもりなので、見かけたら声をかけてください!

気がついたら舞台本番まで1週間ちょっと!に迫ってました。

今頃席の空き状況を聞いてみると、土日は勿論平日もほぼ埋まりつつあるとか!?


平日はどちらにしろ行けそうもないし、もしかしたら俺、見れないかも!?という危機に直面しております。


僕の事情はともかく、そんなに大きくないキャパとはいえ、連日たくさんのお客さんに観ていただけるのは喜ばしい事であります。みんな加藤りほにゃん始め出演者の皆さん、そしてアリスインのお客さんのお陰ですね!

少しは「ヴェッカーだから」観に行こうという方もいらっしゃれば嬉しいです。


今回は前回以上にキャスティングや稽古にも関わってないし、衣装もヴェックフォームのアレンジを少ししただけで、他はみんな演出家さん、衣装さんにお任せです。

オラクルとかかなり変わってるみたいですね。


自分が前に作ったものをそのまま他の方が演出される、というのは初体験なのでぜひ観たい!んですが。


前回少し書いた宇佐木ミコト(宇佐美ヨーコに名前もキャラも顔?も似てると言われますが、これの初演は「ゴーバスターズ」発表よりずっと前です)について。


あくまで今回は「再演」なので、彼女以外の登場人物はすべて前と同じように行動し、前と同じ台詞を喋ります。ミコトも前の夏沢るり香と同じように行動し、同じように悩みます。


でも「彷徨のエトランゼ」をご覧になった方は知っているでしょう。彼女は誰よりも「ノエルサンドレの悲劇を起こしたくなかった」人です。


人は運命に、キャラクターはシナリオに抗えるのか!?というのが今回の裏テーマであるかもしれません。


もともと、「ヴェッカー1983」をミコト役の斉藤亜美ちゃんが観に来てくれた時にもらった彼女が描いた1枚のイラストからすべての発想は始まってます。


個人的には「ノエルサンドレ」の再演ではなく、完全新作の「彷徨のエトランゼ」の続きをやりたかった。

前にも書いた「プレアデス・リンク」をね。

その名残でもあります。


神凪リタ…時空刑事リタの登場もその残照のひとつです。

「エトランゼ」の主人公として完全に消化不良だったリタ。僕は個人的に大好きなキャラなので、リタ(利他)とリコ(利己)の対決!というのもやりたかった。

伊藤梨沙子さんにお願いできなかったのは残念(梨沙子ちゃん、多方面で活躍中!ですね)ですが

廣川奈々聖さんはスケジュールさえ合えばリンを演じてもらいたかった方。

あのヴェックフォームに袖(袖ないけど)を通す彼女も観たいです!


他のキャストも加藤りほにゃんや安定の(笑)砂姫役荘司里穂ちゃん以外は殆ど初見(なあ坊さんや小林せんりちゃんもいますが)の方々。


ミコトだけでなく、すべての登場人物が前と違う、ただ台本に書かれているだけではない人生を、演じてくれると思います。


何度やり直しても、やはりあの悲しい死の灰が降るクリスマスは来てしまうのか?


短い時間ですが、精一杯聖サンジェルマン学園で生きる彼女たちとそれを演じる彼女たちの青春が、人生が、クリスマスキャンドルとともに燃え尽きるまで、僕もこの目で一瞬一瞬を見届けたいと思います。



万が一(でもないかも)僕が観れなくても、皆さんの目に焼き付けてくださいね!

たくさんお誕生日コメントありがとうございます! 生きててよかった(=⌒▽⌒=)


キャスト変更に関しても(当然だと思われた部分もあるかと思いますが)好意的に感じて頂けているようで一安心です。


①「ヴェッカー役を他の役者にはやらせない」

②「一度ヴェッカー役をやった役者にはヴェッカー役はやらせない」

というのが暗黙の了解というか、僕自身公言していた事でもあるかと思います。


①に関しては舞台公演というメディアにおいて再演を他の役者がやるのは当たり前、むしろその方が健全、といった意見が多く、僕は懐疑的ではあったのですが、加藤里保菜のアリサは観てみたい、と思いました。なあ坊さんのアルとか他の役についても同様です。


②に関してはまだ堅守しているつもりです。ヴェッカーエクストリームは伝説のヴェッカーで、「1983」ではかをるの妄想がイマジカルマテリアルで具現化しただけなので、加藤里保菜はヴェッカーにはなってない、という屁理屈で。エクストリームには女の子はみんななれる…的な設定なので。

…という事はですが今後アリサを演じた里保菜ちゃんは別のヴェッカーにはもうならない、という事にもなりますが。


まぁ、どんだけ畑澤は加藤里保菜好きなんやねん!という事で(*^o^*)。ごめんなさいm(u_u)m


①②に関わらず、同じような感覚の方もいらっしゃるよう(で嬉しい)ですが、やっぱり夏沢るり香は出せませんでした。

僕の中では映像の中のヴェッカー…「シグナ」はもちろん、「ハイペリオン」や「デッドリーナイトシェイド」の彼女たちは他には考えられない、というのがホンネの中のホンネです。

アニメや漫画と違い、みんな経年進化(劣化などはない!)していく訳で少女期に演じた彼女たちにその面影をいつまでも追うことはいけない事だとも思います。

本郷猛、は還暦過ぎても現役でおられる訳ですが。


それでもいつかは彼女たちともう一度映像として「ヴェッカー」をやりたいという気持ちはいつまでも持っていたいと思います。


もう「ヴェッカーシグナ」からも7年も経ってしまった。

自分を取り巻く状況は現在過酷で(いろいろありますが、ひとつだけ書くと、以前やった心臓の疾患が再発中です)あまりのんびりブログを更新している場合ではない(のと僕のブログ表現には配慮が欠ける、という意見もあったので)状況ですが…


どんな状況でも夢は持っていたい。

少なくてもこれを共有できる仲間(皆さん!ありがとう!)が居る限り、挫けず負けず、折れないで、やめないことをやめないで、続けることを続けていきたい!と思っています。


出来るだけ配慮しつつ、ブログ更新も続けます。


生まれ変わる「ノエルサンドレ」も観に来てください!