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監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

本日22時30分から「改ノエルサンドレ」のアメスタ配信が行われます。


舞台に来られなかった方、また行ったけどよくわかあらなかった(;^_^Aという方、もう一度観たい!という方、最後のチャンス(!?)です。


ぜひぜひご覧くださいっ!


詳細は以下の通り。


PC、スマホ、各タブレットから視聴可能だそうです。

うまく説明できなくてすみません。



【チケット放送の注意事項】http://studio.ameba.jp/faq/faq_j.html

【推奨環境】http://studio.ameba.jp/faq/faq_h.html 【アメーバ会員登録】http://www.ameba.jp

/ 【アメスタポイント購入/使い方】http://studio.ameba.jp/user/guide


僕はひとあし先に確認用の映像を見せて頂きました。

久々に映像の中で躍動するヴェッカーを観れて嬉しかった。

思った以上に(失礼)ちゃんと編集されていて驚きました。


改めて劇場(というかステージ)の狭さを痛感させられますが、そのぶん、各キャストのアップの抜きが多く、細かい表情など観れてよかったです。


またオンエア(?)後にでも。


今回の配信で初見の方,「ノエルサンドレ」自体を初見の方、「ヴェッカー」自体を初見の方は特にご感想お聞かせください!


勿論もう何度も(全ステージ)観た方も。

2次元で観るとまた新たな発見があるかもしれません!










以下、視聴後に書いてます。

ご覧になられたでしょうか?

アニソンけんじ兄さん、間に合って(ないのか?)よかったですね。


けっこうヘビーな視聴環境だった気がします。


視聴環境もですが、内容も初見の方にはいろんな意味でヘビーだったかも。


引き続きご感想お待ちしてます。

最近目覚ましにWake Up, Girlsの「タチアガレ!」を聞いてます。


「衝撃」と「魔戒の花」の間に(?)放送されていてたまたまHDDが録画してくれていたテレビアニメ

Wake Up, Girlsの前半の主題歌です。


ブログ更新を再開し始めたと思ったら矢継ぎ早に更新。で、「衝撃」の話でも「魔戒の花」の話でもなく(・・;)Wake Up, Girls


このブログは一応特撮ブログなんですが(「衝撃」と「魔戒」のハナシはあまりしたくない)来てくださってる方々はアイドル通でアニメファンの方も多いので説明の必要はないですね?


リアルがエイベックス所属のアイドル(声優アイドル?アイドル声優?)だったりして、けっこう近いところに?いたのね?なアイドルサクセスストーリーアニメ。


何の予備知識もなく観て、けっこうハマりました。


「ンな事あるか!?」とかツッコミつつ「ピンクレディー物語(アニメ)みたいやな」と思いながら面白く観させてもらいました。


声優(アイドル?)を一般公募して、決まった子をモデルにキャラクターデザインをし、アニメ放送(劇場公開も)に合わせてリアルもデビューさせる…


…こんな企画書ずいぶん前に書いたなあ、と思いながら、実現させるとこういう事になるのか!?と感慨深いです。

エイベックスと81プロデュース、山本寛監督(僕は「私の優しくない先輩」の監督としてしか知りませんでした)と磐石の体制で実現、現在進行形なのでこれが成功だったかどうかはまだ分かりませんが、少なくとも僕はハマりました。


アニメ見終わった後、リアルの彼女たちに会いに行きたくなったもん(笑)!!


前回の「なぞの転校生」もそうですが、「僕だってやれるのに」「僕も同じこと考えてた」という厨2思考とその「実現」には天と地ほどの隔たりがあるんですが、一応同じような企画をしていたのもあり、成功して欲しいです。


そういうメディアミックス(古い言葉!)はともかく、仙台を舞台にした事で(「復興」というテーマも含みつつ)素朴で純粋なキャラクターを(ギリギリ)ウソっぽくなく描いている。

7人のアイドル(笑)誰もみんな好感が持てる、等しくとても可愛い。(僕はよっぴー推し(笑)ですが)


「あまちゃん」のアニメ化か!?と思えるほどソックリな展開ではあるけど(笑)、それゆえにストレートで萌える(し燃える)ストーリー。


何よりこの作品は「(手描き)アニメである事」がとても大切だと思いました。

リアルもいるんだし、実写ドラマ(実写ドラマ枠だし)でも出来た事。

でも、この2Dと3Dの次元をジャンプするのがとても愉しいんだと思います。


「ご当地巡礼ブーム」も僕は凄く共感・理解できます。


てな訳で、こんど畑澤に会う事があったらWake Up, Girlsグッズ頂けたら喜びます。

そのうちリアルの彼女たちのライブにも行ってみようかな(アイドルストリートの、てかスパガのライブすら行ったことないのに!!!!)


さて「改ノエルサンドレ」もうすぐ配信されますね!(イマイチ視聴方法がわからない)


究極のリアルである演劇を二次元で「編集」されたものとして観るとどう映るのか…


それは実際にリアル舞台を体験した人の追体験を促す…以上のものがあるのか!?


…を知りたいので舞台に行けなかった方でご覧になった方はぜひご感想お聞かせください。

もちろん追体験組の方も。



※「タチアガレ!」詩も曲も(振り付けも)いいですよっ!







生存確認のため、何もなくてもブログ更新しなさい!といろんな人に言われたので(という訳でもないのですが)周囲も落ち着いてきたのでまた再開したいと思います。


けっこう前に高野ひろゆきさんから「なぞの転校生に出演します!」という一斉メール?が来てて、気になって調べてみたら岩井俊二監督が脚本・プロデュース?


もうとっくにオンエアも終わっているのですが、最近ようやく全話イッキ観しました。


「なぞの転校生」は僕が生まれた頃「少年ドラマシリーズ」の1シリーズとしてテレビドラマ化(当然これは観てない)、1998年に円谷映像により映画化されていて、その頃「仮面天使ロゼッタ」をやりながら横目で観つつ「俺ならこうするのに」的な不遜なご意見を出したりしていたと思います。若さゆえの過ち。


今回の岩井俊二版(というべきか)…

その、「俺ならこうするのに」がたくさん実現されていてびっくり!


なぞの転校生山沢典夫をアンドロイドにしたり、「アイデンティカ」なる時空同位体設定があったり、多次元ループもの(これは円谷版もそうだった)になっていたり…


「スワロウテイル」以外(「スワロウテイル」も違う?)SFテイストの作品のイメージがなく、「少女を美しく撮る監督」という独断的偏見で岩井監督の事を見ていましたが…

こんなにSFマインド溢れる作品を作られるとは!

「モノリス」にあんなに具体的なアプローチをしたテレビドラマなんて日本では…世界でも珍しいんじゃ?


前半、とんちんかんな行動をする転校生を中心としたゆるめの学園生活がまったり描かれていたんですが、中盤以降、王女アスカ(岩井版オリジナル)登場から物語は急加速し、「ノエルサンドレ」ならぬプロメテウスによる破滅の未来、避けられぬ運命、余命のない妹と時空同位体(!)の少女。涙を流せないアンドロイド…と僕が好きな(笑)要素がこれでもか!と登場。


最後は劇中劇を撮影しているシーンにアドリブとして本作のテーマを語らせるという反則の演出。

「美しい空と花も失われる時が来よう…その時まで大切にするんだ。この美しい世界を」

杉崎花ちゃんの演技の中の演技に本気が見える演技に?感動。

しかもずっとこの世界がこの世界(僕らがいる世界)だと思っていたら実は違うらしい。

この世界にショパンはいない(ショパンの音楽がない)!!



自主制作映像ぽいように見えて実は計算し尽された映像、選び抜かれた美しい言葉で構成された緻密な(破綻もある)脚本…すべてが好みでした。


初代「なぞの転校生」主人公岩田広一役高野ひろゆきさんも重要な(重要すぎる)役で登場。単なるカメオ出演じゃなかった。(なぜか最後に登場した時、僕は爆笑スレスレでしたが)


物語全体に漂う「青春感」とでも言えば良いのか。あえて言うなら「ジュヴナイル感」。


僕もいちばん大切にしたいと思ってきた空気感がとても気持ちよかったです。


こんなドラマを作れる(そして地上波テレビでオンエアできる)ようになったんですね!(これも「ドラマ24枠」か)

岩井俊二脚本・プロデュースだからこそ出来たんだとも思いますが。


「俺も状況が許せばこんな作品を作れる!」

…なんて思ってても(爆)言いません。

また怒られるから(笑)


「泣いてみたいです」と語るアンドロイド。

その彼に恋してしまうヒロインみどり。

「プログラムどおりの反応しか出来ない」と語る彼に

「私だってそんな事言われたらこうなるようにしか出来てませんよ!」と泣き崩れるみどり。


真っ赤に頬を紅潮させながらぎこちなく演ずる桜井美南さんの演技と共に、このシーンだけで

「俺の完全な負け」(最初から勝手に勝負すんな!)と思いました。


以上台詞などの引用はうろ覚えで違っているかもしれません。


未見の方で、ヴェッカーシリーズ(特に近年の舞台版)をご覧になり、気に入ってくださった方はぜひご覧ください。



少女がひとり居て(少年でもいい)その姿をファインダーで覗けば、それだけでジュヴナイルは撮れる。

そんな事から、もう一度はじめてみたいとも思いました。

「ノエルサンドレ」初演の時、アメンバー記事でいろいろ愚痴を書き、皆さんにご心配をおかけしました。

今、久々に読み返すと恥ずかしてどこかに時空の穴があったら入りたいぐらいです。


そしてあの頃読者だった方、今でもこの不定期すぎるブログの読者でいてくださり、また殆どの方が再演「ノエルサンドレ」に来て頂いている。


本当にありがとうございます。

謝謝!この言葉しかありません。


今回はちゃんとオモテ?記事で。


初演「ノエルサンドレ」ぶりにお会いした八坂沙織さんがさり気なく

「あの時監督に描いて頂いた色紙、今でもいちばん目立つ場所に飾ってありますよ。遊びに来た友達が『アリサって誰?』て聞くんです(笑)」と言ってくれました。


ありがとう。

ずっと心の奥底に引っかかっていたものが、熱いものと共に流れていきました。

あの頃ご心配をおかけした方々にも、これをお伝えしたかったです。

なんの事やら?な方にはごめんなさい。



八坂さんは「あの頃の自分は本当に 力不足で気遣いもできず…」と、かつての自分を熱演する後輩を観ながらしきりに涙ぐんでもいました。

想像を絶する苦労を経て、ずっとリーダーとして勤めてきたSUPER☆GIRLSを卒業、あの頃から夢見ていたミュージカル女優として、第1線で頑張る「今」の彼女と話せてよかったと心から思います。

八坂さんの女優としてのこれからのご活躍を遠くから楽しみにしています。

そしてまた成長したアリサに会える日も。


あの頃を思い出して久し振りに似顔絵色紙を何枚か書きました。

何枚か描いて、僕は今回の出演者の事を似顔絵を描くほど知らない事に気付き、しばし愕然ともしつつ


それは出演者の方々にも同じことで、今回もパンフレットに寄せ書きしてもらいましたが、実は殆ど「畑澤て誰?」だったと思います。


でもみんな書いてくれてありがとう。


「ありがとう」

今回の「改脚本」には「ありがとう」も増量してます。よりテーマがはっきりしたと思います。

劇中に出てくる「神代メソッド」がこのお話の伝えたいテーマそのものです。


前記事に書いた通り、設定の説明をしますと書いたので一応以下少し書きますが、劇中で言及されている事以外は、これも僕の想像です。

自由に考えたり、悩んだり?してもらえたほうが嬉しいです。


①ミコトが二人いる。

リタとお揃いの黄色いヴェックフォームを着ていたミコトは、ミコトがいた時空(プトレマイオスライン)とは違う時空(ハイペリオンライン)のミコトです。

②リタも二人いる。

リン、アリサの上司風に登場するリタは「ハイペリオンライン」のリタです。1シーンだけトレミーと二人で登場するシーンのリタのみプトレマイオスラインのリタです。こちらの彼女は「時空管理官」になっています。

③オラクルはハイペリオンラインのオラクルです。

だからミコト(イブ)の事は知りません。ハイペリオンラインのミコトは(そもそも彼女のいる時空は消滅の危機に瀕していないので)オラクルを結成したり、ノエルサンドレ事件を起こさせないようなんて考えもしません。

④よく勘違いされますが

ハイペリオンラインは正しい時空で、ノエルサンドレが発動し、みんなが消えてしまった後の未来です。

リン、アリサはそこから来ました。

プトレマイオスラインはノエルサンドレが発動しなかった、みんな生きていてクリスマス会をやった後の未来。トレミーはそこから来ました。

ノエルサンドレの暴走により、二つの未来が出来ました。その発動の中心人物だった美咲だけはどちらの世界でも消えています。

⑤夏沢るり香って?

「ヴェッカーシグナ」の一人で最終回で現代に残る事を決めました。初演ノエルサンドレでは彼女が神代先生に未来の記憶を伝えた事がノエルサンドレ事件を起こすきっかけになっています。ミコトは彼女をサンジェルマン学院に転入させない事で事件を阻止しようと考えますが、歴史の流れには逆らえず、彼女自身が夏沢るり香の役割を果たす事になってしまう、というのが今回の「改」部分の核心です。

⑥彷徨のエトランゼ

リタ、レピスとプレア、メシエという4人のプトレマイオスラインのヴェッカー「チームプレアード」の物語。

プトレマイオスラインにもハイペリオンラインにも行かず、黄昏の時空「エトランゼ」となったサンジェルマン学院の生徒たちのその後を描いています。その結末とは…



ややこしい話を余計ややこしくしてすみません。

でも初演の時より、演出のチカラで分かりやすくしてもらっていたと思います。


夏沢るり香が出ない、リタとレピスが出る事で映像版ヴェッカーと切り離し、舞台ヴェッカーχ」シリーズを補完するという目的で作りました。



もちろん「ヴェッカーχ」シリーズの最終作(3部作構想の最後)の構想も出来ています。

「彷徨のエトランゼ」再演希望の声もあるそうで嬉しい限りですが…


実現できるか否かは時の宿命。


「時空警察ヴェッカー1983」の映像化も悲願!です。



今回始めて「ヴェッカー」なるものをご覧になった方々も、ぜひ感想お聞かせください。

そしてこれからも「時空警察ヴェッカー」シリーズをよろしくお願いしますっ!!