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監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

とっても今さらな話題。

去年から観るつもりで観損ねていた「007」の50周年記念作「007 スカイフォール」をやっと観れました。

原語版の中国語字幕だったので、細かいセリフやシーンの意味などはわかりませんが(;^_^A


そこはやっぱり「007」。充分楽しめました。


前作「慰めの報酬」前前作「カジノ・ロワイアル」にノレなかった…ダニエル・クレイグと彼が演じるシリアスすぎるジェームズ・ボンドに馴染めなかったんですが…


今回は大好きな「ゴール・ドフィンガー」へのオマージュがあったり、旧アストン・マーチン復活、ワルサーPPK復活、そして(超若返った)Qの登場、M大活躍!…そして最後にマネーペニー登場(最初から出ていた)!…という事で、やっと「007」になってきた、という感じ。


ボンドガールは……いないんですが(苦笑)。


過去の名作のリメイク…というか、最近は「リブート」と呼ぶのが流行ってるようですが、007はダニエル・クレイグの3作目にしてこの「リブート」に成功した…ように見えました。

僕は前にも書いたようにピアーズ・ブロスナンの007が大好きなんですが(中国へ来てから「トゥモロー・ネバー・ダイ」とか観ると、けっこう怖いものが…)。


「007」から離れて観ると、今回のストーリーは自分と同年代のオジサン達がさらに年上のオバサン(M)を巡って?闘う話で…私情のもつれで大乱闘になる、けっこう好みの話(「007」ではない気がしますが)。

50がらみの男同士でなんか青春してんなぁ(笑)と嬉しくなりました。

いくつになっても男は男らしく、かくありたい(笑)と。


それにしても50周年ですよ!


「バットマン」や「スパイダーマン」とも違い、ほぼ絶え間なく作り続けられて50年。戦隊シリーズの35年なんてまだまだ(笑)。


しかも、今の目で初期作「ロシアより愛をこめて」や「ゴールド・フィンガー」を観ても、全然面白い。


次回作はまだ未定のようですが、せっかく新生した「007」。

どこへ向かって行くのかわかりませんが、ぜひ、中国と日本を操って世界に混乱を招こうとしている「スぺクター」とか出して、問答無用でやっつけて東シナ海を平和にしてください!

けっこう忙しく、更新もままならないこの頃です。


でも誕生日に買ったMGνガンダムとトールギスは組み上げました。組んだだけですが。

トールギスは当時のイメージまんまで、どのへんがEW版なのか…?νガンダムはイマドキなプロポーションで異常に脚が長くカッコいいんですが…

ユニコーンのように装甲が割れてサイコフレームが露出するギミックが…これって設定違うよね?というより…組むのが異常にめんどくさい(特に裏シール貼るのが)。その割にユニコーンほど派手にもならないので一度も変形(変身?)させず飾ってあります。ファンネル6個組むのも苦行でした…


そんなしんどい(めんどい)なら作らなきゃいいのに…と思われるかもですが、このしんどさ、めんどさを味わう為にやってるんですよねー


ストレスを違うストレスで発散しているというか…。


今回の話題はガンプラの話ではなく、以前ちょっとココにも書いた「彷徨のエトランゼ」レコーディングの話。

僕は当然立ち合えなかったんですが、作曲家橋本聰氏の指導のもと、以前帰国中にいきなりカラオケでスカウト?したS譲の歌唱で無事レコーディングが済んだようです。

S譲は美声と力強く歌い上げる歌唱力の持ち主なんで、20人以上で合唱する劇中のとイメージは違うけど、いい歌になったんじゃないかと思います。


もともとこの曲はヴェッカー第1作の主題歌の歌詞換え、アレンジ曲なのでとても思い入れあります。

歌詞は畑澤作詞になってますが、実は殆ど橋本氏の手によるもの。


近く、どこかで配信するようにしてもらいます。

聴いたことない人もこれを機会に聴いてみてください。


めぐるめぐる時空の中でいろんな走馬灯が見られるかもしれません(死ぬのか?)



8月公演の舞台でも「歌」をテーマに、これまでよりも歌のウエイトを増やしてやってみようと思ってます。




この前、中国の戦隊を紹介したんですが、日本の戦隊シリーズも、ほぼタイムラグなしで(「強龍者」のタイトルで)中国でも観れます。

「強龍者」僕的にはけっこうアタリ?です。


中国戦隊を観てから観ると尚更やっぱり本家はシナリオ、演出、キャラクター、すべてが格が違うというか同じような事をやってても全然違う。37年の積み重ねの上に出来ているものだ思います。


坂本監督信者でもあるので初回4回続けて、飽きずに観られました。主役5人のキャラ分けも定番っぽくありつつ少しずつズラしてあるのがイイ。

ピンクも久しぶり?に強いピンク。お姉さんっぽさもありつつ可愛いのがイイと思います。


革新的意欲作(視聴率は「ファイブマン」を下回るワースト記録だったといいますが)だった前作から、先祖返りして定番戦隊風になった…とも言われますが、「ゴーバスターズ」で得られた革新的な試みはしっかり画やストーリー構成にもちゃんと反映されてると思います。


これがやはり、「続ける事を続けている」強さでしょうね。


そして37年続いていても、「子供が初めて観るテレビシリーズ」としての新鮮さも保ち続けていると思います。


「ゴーバスターズ」の新しさにいまいちついていけず、「ウィザード」のノリにもノレなかったので、もうヒーローものを(楽しく)観る感性が僕の中から消えかかっているのかと思ってましたが、まだまだいける!(?)とちょっと安心。


僕の思う作品の面白さのひとつって、作品を見て「こいつら(登場人物)に会ってみたい、こいつらのいる世界に行ってみたい、そこで暮らしたい」と思える事だと思っています。

アニメと違って実写ヒーローものはそれを実現できちゃう(実際はそいつらを演じている人に会える、撮影場所に行ける、だけなんですが)のがイイんだと思います。

僕が戦隊でそう思えたのは最近だと「ゴセイジャー」以来。(…で実際会ったりはしてないんですが)



中国も含め、ネット上では全世界から観る事が出来るとはいえ、世界の子供たちに「パワーレンジャー」ではなく、この「本来の」「本当の」戦隊シリーズを観てもらいたいな、と思います。




今日は自分の誕生日でした!


会社の人に教えてもらって気がつきました。

中国の人は公的な祭日がないからか、個人の記念日をけっこう大事にするようです。


今日は自分へのプレゼントを何か買いに行こう!

去年はMGヘビーアームズを買った事を思い出します。でも、この前MGトールギスを買ったばかりだしなぁ…(苦笑)


それにしてももう1年かぁ…


40代も後半に入りましたが、未だ自分が大人になってる事を自覚出来ていない気がする。

高校生の時に立てた将来設計では、20代のうちにやりたい事をやり、30代で自分の会社を作り、40代には家を建て子供と家族のためにがんばる!…予定だったんですが。


もっと前(小学生の頃)は1999年に人類は滅ぶと真面目に思っていたんですが。


1999年に人類は滅ばず、僕は未だに20代のうちにやり終えるつもりだったやりたい事をやり続け、30代で作った会社は2回ともツブれ(x_x;)、40代の今は家族がいるどころか、日本にさえいない、という現実。


やりたい事はたくさん出来たと思いますが、出来なかった事もたくさんあります。主に結婚・子育て・家族関係。

親孝行も出来ないまま…


最近小学生の時からの友人(といっても20年ぐらい会ってない)が、知らない間に逝去されているのを知りました。

僕とは少し違いますが、創作の仕事をされていたので、よりショックが大きかったです。


死ぬまでは死ぬまいと頑張ってきましたが、人間は死ぬ時は死ぬ、これも真理。


まぁ、いつも死ぬ死ぬと言ってる僕みたいな(;^_^Aヤツはなかかな死なないと思いますが。


まだまだやりたい事(創りたい作品)もあるし、今年もやめない事をやめない!続ける事を続ける!ぞっ!!




完全にヲタブログでしかなくなっていますが、ついて来てくださってる方々、ありがとうございます。

もう少し80年代アニメつながりの記事を書いていこうかと思ったんですが、今回は「鈴木先生」


先ごろ映画化された(日本に滞在中観に行きました)マンガ原作のテレビドラマですね。

やはりリアルタイムでは観れなかったので、最近まとめて鑑賞(映画が先だった)しました。


まずは、「まだまだ学園ものでも、こんなに面白いドラマが作れるんですね!」…と上から目線の感想。

原作が面白いからかもしれませんが(読んだことない)。


脚本・演出の良さもあるんですが、やっぱりほぼリアル世代の土屋太鳳ちゃん(ジャンボットのお姫様)未来穂香ちゃん(メズール)らが体当たりで演じてたからこそ、という気がしました。

他の無名(失礼!)な子たちの演技にもいちいち胸をつかれ、不覚にも泣かされたりしました(男の子もね)。


(劇中の)話題になるのは中2男子と小4女子のセックスの是非だとか、ゴムをつけてする事の是非、そして、先生のできちゃった結婚に対する裁判だったりとか、けっこう過激(?)な事なんですが、今まで(30年前の「15歳の出産」以来)学園ドラマが避けて通って来た話題だとも思います。

それを今の中学生の話題として真摯に、そして面白く、そしてちゃんと感動できるドラマとして描いていました。


「クラスは問題のない子たちの摩耗のうえに成り立っている」という視点も共感できるものでした。


鈴木先生の中学生女子への妄想も共感できるものがありました(よね?)。


このドラマ、ゴールデンタイムのドラマとしては開局以来最低視聴率(平均2,1)だったんだとか。

それでもしっかり映画化もされ(動員は?)いろんな賞を総なめしたんだとか。

今だに視聴率の良し悪しに左右されまくる日本のテレビドラマ(まぁ、これがやる気にも繋がるとも言えるんだけど)の中で、低視聴率→視聴者の支持→映画化…って80年代アニメみたいで爽快ですね。


主役鈴木先生役の長谷川博己さん、最近見ないしっかりした芝居ができる爽やかイケメンだと思ってたら、文学座出身の36歳!おお!36歳!!(なぜか嬉しい)最近のドラマではよく見かけるようですね。

例えがわからないかもですが(苦笑)「ファイブマン」の藤敏也氏(やはり文学座)を思い出しました。

藤さん元気かなぁ…。


劇中最後の方に「子供(中学生)はみくびれないという事です」という台詞がありますが、そんな事は

「シグナリーズ」を観て来た僕(僕たち)には共感というか、当り前の事です(よね)。


逆に中学生、高校生(小学生も)だからこそ、そんな短い時間にこそ輝くものを見つけるのが醍醐味なんです(よね!)。