完全にヲタブログでしかなくなっていますが、ついて来てくださってる方々、ありがとうございます。
もう少し80年代アニメつながりの記事を書いていこうかと思ったんですが、今回は「鈴木先生」
先ごろ映画化された(日本に滞在中観に行きました)マンガ原作のテレビドラマですね。
やはりリアルタイムでは観れなかったので、最近まとめて鑑賞(映画が先だった)しました。
まずは、「まだまだ学園ものでも、こんなに面白いドラマが作れるんですね!」…と上から目線の感想。
原作が面白いからかもしれませんが(読んだことない)。
脚本・演出の良さもあるんですが、やっぱりほぼリアル世代の土屋太鳳ちゃん(ジャンボットのお姫様)未来穂香ちゃん(メズール)らが体当たりで演じてたからこそ、という気がしました。
他の無名(失礼!)な子たちの演技にもいちいち胸をつかれ、不覚にも泣かされたりしました(男の子もね)。
(劇中の)話題になるのは中2男子と小4女子のセックスの是非だとか、ゴムをつけてする事の是非、そして、先生のできちゃった結婚に対する裁判だったりとか、けっこう過激(?)な事なんですが、今まで(30年前の「15歳の出産」以来)学園ドラマが避けて通って来た話題だとも思います。
それを今の中学生の話題として真摯に、そして面白く、そしてちゃんと感動できるドラマとして描いていました。
「クラスは問題のない子たちの摩耗のうえに成り立っている」という視点も共感できるものでした。
鈴木先生の中学生女子への妄想も共感できるものがありました(よね?)。
このドラマ、ゴールデンタイムのドラマとしては開局以来最低視聴率(平均2,1)だったんだとか。
それでもしっかり映画化もされ(動員は?)いろんな賞を総なめしたんだとか。
今だに視聴率の良し悪しに左右されまくる日本のテレビドラマ(まぁ、これがやる気にも繋がるとも言えるんだけど)の中で、低視聴率→視聴者の支持→映画化…って80年代アニメみたいで爽快ですね。
主役鈴木先生役の長谷川博己さん、最近見ないしっかりした芝居ができる爽やかイケメンだと思ってたら、文学座出身の36歳!おお!36歳!!(なぜか嬉しい)最近のドラマではよく見かけるようですね。
例えがわからないかもですが(苦笑)「ファイブマン」の藤敏也氏(やはり文学座)を思い出しました。
藤さん元気かなぁ…。
劇中最後の方に「子供(中学生)はみくびれないという事です」という台詞がありますが、そんな事は
「シグナリーズ」を観て来た僕(僕たち)には共感というか、当り前の事です(よね)。
逆に中学生、高校生(小学生も)だからこそ、そんな短い時間にこそ輝くものを見つけるのが醍醐味なんです(よね!)。