監督ブログ  wecker -18ページ目

監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中


監督ブログ  wecker 監督ブログ  wecker


8月に上演される「時空警察ヴェッカー1983」と9月に上映予定の「ドラゴンフォース」のチラシが共に出来ました。



やっと実感!が湧いてきた気がする!



1年ずっとやりたくて仕方なかった「ヴェッカー」の最新舞台と、1年ずっとやってきた中国の作品「ドラゴンフォース」
違う意味で同じ気持ちで、自分がいちばん(公開&公演)を楽しみにしている作品です。



どちらも僕の名前が一番に書かれているんですが、もう既に公開(公演)を待つ観客気分。



「ヴェッカー1983」はパフォーマーさん(これも全員女子)を含めてまたまた40人超の大所帯となりました。「カプセル兵団」のファンの方(はココを見てないか)は「アレとヴェッカーがどう融合するんだ?」とか吉久氏自身が出ない上(若い、若すぎる)女子ばかりで何が出来るのか?とも思われているかも。



また、ヴェッカーファンの方は、またまた新キャストばかりで戸惑ってらっしゃるかもしれないですが、
全ての歴史を受け入れてくださってきたヴェッカーファンの方は、今回もまたひとつの「ヴェッカー」のカタチだと、きっと受け入れてくださると信じています。




「ドラゴンフォース」の方はやっと、ようやく作品の完成が近付いてきました(まだ完成してないんかい!)。
いや、何度も「完成」はしていたんですが、スタッフが「もっと!もっと!」と頑張った結果です。
日本公開はもとより、米国某大手映画会社との話も進んででいるようです。

詳しくは毎週金曜日に公式HP上で更新される「ドラゴンフォースへの道」をご覧ください。

http://dragon-force-movie.com/

「ヴェッカー」の方もこれを機に新しいポータルサイトを…と思って進めていたんですが…
未だにいつもの(?)アリスインHPしか稼働してないですねぇ(;^_^A



しかし、最近のこのブログ周辺の盛り上がりの無さといったら何だろう?
僕の書いてるものがツマラナイにしろ、公演1カ月前を切ったんだから、もっと盛り上がろうよ!


…と言ってもその僕自身が現場にいないし、現場の熱を伝えられる訳じゃないんですからね…



稽古が始まり、吉久演出に絶対の信頼と期待を寄せつつ、一抹の不安と思いがけない寂しさを感じているこの頃です。



…とはいえ、ココの盛り上がりの無さを余所に、チケットは順調に売れているようです。
お盆公演なのに…皆さんありがとうございます。
笹塚ファクトリー&カプセル兵団では観る席によって全然違う舞台に観える(ハズ)ので、よかったら何度も観てみてください。

 前回、思い余って言いたい事書いてしまいましたが(同意してくださった方、ありがとうございます)朝の「公認様(;^_^A」はずっと楽しんで視てます。


個人的にはここ数年で一番ノれるシリーズです。

例によって特にストーリーはない(爆)んですが、毎回「キャラクター」で見せている。 

敵・味方・獣電龍すべての「キャラクター」が愛おしく感じます。


軽く戦隊ヒーロー最年長記録を塗り替えたキョウリュウバイオレット・千葉繁さん。

つにに?姿を露わたした敵ラスボス・デーボス。

そして僕を狙って登場したかのような(笑)眼鏡っこ新ヒロイン・弥生ちゃん。

弥生ちゃん登場効果で可愛さの頭角(角の勇者だけに)を現してきた現ヒロイン・アミィ。


もう全てが可愛い。

何よりラスボス・デーボス様の可愛さときたら(笑)!

CG全盛の昨今に、久しぶりにに見た巨大着ぐるみ。短い手をばたばたさせながら健気にキョウリュウジンと戦う姿が愛くるしい(笑)です。


次々に新キャラ登場(キョウリュウジャーだけで9人め)でレギュラーキャラ(特に僕的お気に入りのソウジくん)が目立たないのが少し残念ですが。


30分(24分)安心して身を委ねていられます。

改めてキャラクターものはキャラクターである(当たり前だ!)という事を教えてもらってます。


ミュージカル映画版も楽しみ♪です。(観に帰れるのかなぁ)


これこそ「王者」の貫録。

むしろ夜中の非公認より若いスタッフ(監督陣とか)で作られているようなのが尚いいと思います。

メイン監督の阪本監督のお力もあると思いますが。


こうして「王者の王道」はちゃんと引き継がれていくのですね。





珍しく夜中に連投。


前回記事の「危険な過去への旅」を観たのは、「アキバレンジャー痛」の最終回(12話)を観て、なんだかいたたまれなくなり、ちょっと気分良くなりたかったからです。

「TОS」にはヒーリング効果もあるんですよ。初代「ウルトラマン」にもある。


で、わざわざ気分を害する(であろう)記事を書くのもいかがかと思ったんですが、やはりなんか書かずにおれない心境なので。


前にもあまりいい視聴者の方には好ましくない書き方の感想文を書いたんですが…

一応、何周か遅れですが、毎回見続けてました。


やっぱり同じ自社作品を「公認様」と呼び、昔同人誌や自主制作映画でもやらなかった露骨なパロディの数々…は笑って観てられる部分もあったんですが、「伏線」だの「死亡フラグ」だのスタッフ側楽屋オチみたいな数々にはどう笑っていいのかわかりません。


そもそも劇中主人公が言っている「スーパー戦隊シリーズへの憧れ」が感じられないのです。


最後はチガウヨープロダクションが巨大ヒーローによってニチアサ(日曜朝)枠を狙ってくる!という話でしたが、チガウヨープロダクションとは、円谷プロが海外版権使用問題で20年来モメにモメ続け(尖閣諸島問題なみに)未だに根本的な決着がつかないタイのチャイヨープロダクションのもじりであり、原色コテコテのニセメガロマンみたいな巨大ヒーローはそもそも円谷巨大ヒーローのパロディである事がわかる。

古谷徹さんの声(!)のこの巨大ヒーローはもちろんアキバレンジャーに倒されるんだけど…。


自社作品のセルフパロディは笑って済ませるけど…

何か今も安泰とは言えない円谷プロに対しての「王者」の余裕というか皮肉というか…

いたたまれない気持ちになりました。

同業他社を皮肉るぐらいならスポンサー様に挑戦するようなセルフパロディーでもやって見せろよ!出来ないだろ?それは!!(暴言)

…と思ってしまう。


…こんな事を感じるのは僕だけかもしれませんが。


僕は40年来の東映ヒーローファンであり、戦隊シリーズのファンでもある。


ファンだから勝手な事言いますが

東映の旗の下、(僕に言わせれば)潤沢な予算があって素晴らしいスタッフで作れるんだから、「ちゃんとしたヒーローもの」を作って欲しいです。


…でも、「アキバレンジャー」は作品として支持され、こうして続編も作られてるんだから…

「ちゃんとした」作品なんでしょうねぇ、やっぱり。


ごめんなさい。すみませんでした!もう寝ます!!



舞台「ヴェッカー1983」は1983年へ未来から時間移動するお話。

タイムトラベルものは数あれど「未来から」過去へ行く物語は意外に多くない。

未来人に過去へ行く術を与えられて、その物語が記された時点の「現在」から過去へ行く、という話が多い…と思う。

「未来人の視点」で現代(及び過去)を視ているのが「ヴェッカー」の独自性だと思っている(思っているだけだけど(笑))。


いずれにしても、過去の出来事を変えることが許されず、変えることによって現在(未来)が変わってしまう、因って変えてはならない、というのが本筋。

最近のSFでは多次元論(いわゆるパラレルワールド)を扱った、未来はいくつもに分岐するから、どんなに過去に干渉しても平気?的な話が多くなったけど。


「時空警察」ヴェッカーは、ずっとこの「危険な過去への旅」を描いてきた訳ですが、タイトルを見てピンときた方も多いと思いますが「スター・トレックTОS」(「宇宙大作戦)」)のなかの珠玉のエピソードがこれでした。


僕は敬虔なトレッキーではないし、実はこのエピソードに出会ったのは意外につい最近。近く続編が公開されるJ・J・エイブラムス監督の「スター・トレック」の第1作を観た直後です。


何度も再放送を観、DVDも買ってたんですが膨大な本数がある事もあり、ずっと見逃していました。

敬虔な?トレッキーの友人に(「ヴェッカー」をやるなら)絶対観なさい!と言われていたので観なかった、というのもあると思いますが(苦笑)。


「永遠の管理者」の導きで1930年代のアメリカへ行くカークとスポック、カークはそこで出会うエディス・キラーという女性を愛するようになるが、彼女は近日、交通事故で死ぬ運命にあるという。彼女が死なない歴史の先にある未来ではカークたちのいる時代にはエンタープライズ号も、地球さえ存在しなくなっている。

カークは苦渋の選択を迫られる…


…というような話(自分的要約)…ですが…

一度観て以来、何度も何度も何度も観ました(さっきもまた観た)が、何度観ても同じシーンでクスリと笑い、同じシーンで胸が詰まる。

そして観るたびに新しい発見もある。


上にカークは苦渋の選択を迫られる、と書きましたが、選択する、というより、あっという間のとっさの行動で「それ(エディス・キラーの死)」は起こってしまう。


何度観ても「その瞬間」の直前、エディス・キラーを救いたい!と思ってしまう。


…そして「何度観ても」彼女は救われないのだ。


「名作」と呼ばれる作品は何年経っても何十年経っても(もうこの物語が作られてから50年近くが経っている!)いつ観ても新鮮でいつ観ても心に響くものですね。

よく僕は役者やライターに「時空警察」について「もし目の前で愛する人が交通事故で死ぬとわかっていて、その瞬間に居合わせたとしてもその人を助けてはならない」と説明して来ましたが、これからは「TОS」の「危険な過去への旅」を観てください、で済むなぁ。これを「観たから」時空警察を発想した訳じゃないんですが。

どっちが先かなんか関係ないですね。特に「時間もの」にとっては。


まだ観た事ない方は機会があれば観てみてください。


あまり勧めすぎるとかつての僕みたいに食わず嫌いしてしまうかもだけど。

最後まですったもんだ ?した末、昨晩、配役とキャストが決定したようです。

今回は前の記事に書いた主役ヴェッカー「C-83」以外に「ヴェッカーリリーズ」「ヴェッカーFDL」という計3チームのヴェッカーが登場します。

他の役はほぼ1983年に生きていた少女たちです(現在、僕らと同年代ぐらいですね)。


今回は日替わりゲストもなく、この33人(!)でガッチリチームを作ってもらえれば、と思います。


実は僕も会ったことない(;^_^Aコが殆んどなので、配役の中に知っているコがいたら教えてください。


栞菜さんは映画・舞台とこれまでも「ヴェッカー」に出演して貰っていて、今回初のヴェッカー役。

これまでになくエキセントリックな役かもです。


これまでのヴェッカーは約200年後から来ていたんですが、「リリーズ」は300年後、「FDL」は400年後から来ます。


3つの時代から来る異なるヴェッカー。時間がやり直せない、取り戻せないなら、すべてのヴェッカーはつながっている筈なのだけど…。


人間はあんまり先すぎる未来は想像出来ないんだそう。

「ヤマト」「スタートレック」もほぼこれまでのヴェッカーと同じ年代。


その先に…

ずっと先には何があるのか?


1983年の少女たちは、どんな未来を夢見ていたのか…?

300年先、400年後の少女たちは何を夢見るのか…?


地方都市のひとつの学校を舞台に、これまでで一番スケールの大きなストーリーが描かれます。



さて…「こちら」でもすったもんだあった(笑)キャスティングが終わり、いよいよ撮影開始しました。

女子のみの「ヴェッカー」と違い、こっちは男の子ばかり。しかも小学生ばかりです。


ヒットした前作より、さらに子供たちのために、子供たちによる、子供たちの冒険活劇にしていくつもり。


「こっち」も若いスタッフに殆んどお任せで、僕はもう見守るだけです。


今年はひと際「熱い!」夏になりそうです!!