ついにここまで来たよ!(自己満足達成感)
前回もここまでやらなかった(ひとりひとりにコメントまで)。畑澤はヒマなのか?と思われても仕方ないですが、今も明日の出張の準備をしながら合間に書いてます。
忙しい方が、文章もノる!というのは脚本書いてても思うコトですが。
満を持して登場!時空特捜トレミー!
ヴェックフォームになっての登場シーン、カッコ良かったでしょ!
映像監督畑澤としては、いつかやりたかったシーン。
時空特捜トレミー(前回から「時空特捜」でしたが、なぜか前回パンフもファンブックも「時空刑事」に。ちゃんとシナリオ&劇中では「時空特捜」と名乗ってました)
時空特捜は時空刑事を監視したり、単独で自分の判断であらゆる時間を飛ぶ特捜刑事。
その代り、その存在の記録はすべての時空間から抹消される。
そして”この時代では”唯一多次元を移動できる(「ヴェッカー」ラインと「ペンデル」ラインが融合する前後の時代には頻繁に移動できる人も多かったようです)。
…という役柄。
さらに今回、病弱で余命幾ばくもない…という設定が加わりました。
結局劇中ではそのへんの描写はされてません……が
演じる百川晴香ちゃん、2日目ぐらいから高熱を出し、立っていられないぐらいになった。
お母さんと「わたしが代役やりましょうか?」と冗談とも本気ともとれる(実際そっくりなんです)やり取りがあったが、「それだけは!」やめて欲しかったのか、がんばって舞台に立ち続けました。
亜里沙に「身体…弱くてね…」と言ってみたり
「お願いだ…もう少し、持ってくれよ…」と無理してみたり
プレアに「身体弱いのに無理するからよ!」と(カッコよく登場したばかりなのに)引っ込まされたり
…という演技が、もう演技じゃなくなってた。
まさに鬼気迫る、気力だけで演ってる感じでした。
百川晴香16歳。1年も経たないのに、立派になったなぁ…
前の記事にも書きましたが、前回は「わたしには無理」と、稽古に来なくなった事もあった。(前回は前回で本番は立派にやってたけど)
でも、今回は高熱を押しながら、最後に「監督お願いがあります、最後にアドリブやらせてください」とまで言ってきた。内容は教えてくれなかった。
「任せてください!」←カッコよかった!…と。
「行くんだ!亜里沙!エトランゼが待っている!」の台詞の後
「亜里沙…君に会えて、みんなに会えて本当によかった…ありがとう」
というのが(僕にも事前に教えてくれなかった)彼女のアドリブです。
全部終わり、歌い踊った後に、袖に帰ってふらっと倒れる晴香の姿が今も思い出されます。
泣きながら受け止めてあげた皆の姿も。
舞台の本当のドラマは舞台袖にあるんだなぁ…。
俺らは結局、舞台袖の出演者にもなれない。舞台は役者の…少女たちの聖域であり、戦場なのだ。
やり遂げた晴香は、少し眠ると、すっかり何かが落ちたように元気になり、その日の握手会にも参加していた。
プトレマイオスラインはトレミーラインなのだ。
「これからの10年を頼んだぞ!」と言ったら本人は「え~~~っ!!」と言って笑った。