回想のエトランゼ⑰ 整備士とスタッフ | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

来週から出張(国内出張なので飛行機で4時間かかる)なので、今日、明日に「回想のエトランゼ」行けるとこまで行こう!的自分目標。


まだまだメインキャラ(アルやメリクリ)が残ってるけど、まず一人目日替わりゲスト紹介


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整備士フェレス。男前な女の子が多い本作(俺ら趣味でもあるんだろう)に中でもより男前な役。

他のゲストと違い完全に専用の役になった。しかも初日1回だけ。


メシエが新人だった頃、プレアやリタに会う前の話。

その頃から最強で、単騎で任務を任されていたメシエに武器や装備の扱いが雑だ!とケンカを売ってきたのが新人整備士フェレスだった。

ケンカしながらも気の合う二人はそれぞれ時空刑事として、整備士として成長していく。そして開発部主任となり、とある辺境基地の責任者となったフェレスは、与えられた仕事への責任の重さとそれを果たすための仲間の大切さをメシエに語る。

しかしフェレスはその責任を果たすためにメシエの前で基地と共に炎の中に消えていく…


…という役柄でした(わかった?)


印刷台本にも整備士は出てきますが、まったく別の役です。


メシエの記憶の中にだけいる、文字通りメシエの為だけにいる存在。

底抜けに明るいメシエの葛藤や泣き顔が観れる唯一のシーンになりました。

演じた大河内美沙さんはメシエ役のちゃきさんと同じくSDN48のメンバーだった方。

息の合ったお芝居で、稽古中から二人だけの空気感を醸し出していました。


いい感じで仕上がりつつあったのに、本番当日、こちらの伝達ミスで、大河内さんはゲネプロに参加できなかった!

つまり、1日目の1回目本番が彼女の人生初舞台で、最初で最後のフェレスだったんです!


最初の「出トチリ」はそれ故に起こった事故。

なんとかちゃきさんが繋いでくれてたけど、これもこっちの指示ミスです。

「当然、このへんで出てくれるハズ」と思い込んでた。


大河内さん、ちゃきさん、そして初日ご覧になった皆さん、本当にごめんなさいっ!!


時空警察にも裏方はいるんだ!というのを見せたかった役でもありますが、今回のスタッフを合わせてご紹介させてください。


まずは何度もこのブログに出てくる共同脚本、演出補の麻草郁氏。

有名演出家&役者でありフォークシンガーである方のご子息で、お父さんの下、20年以上舞台の世界にいて、演劇を知り尽くしている人。

脚本も書き(今やこれが生業か)アルティメートバズーカ他、小道具制作も出来る。

SFを肌で感じれる稀有な存在で、もっと活躍してて然るべき人です。


舞台監督&美術監督の坂亨宣さん。

いちばん重要な舞台監督と美術監督を兼ねる…事にどだい無理があるのですが、飄々と楽しそうにやってくださってました。演劇素人の畑澤がもっとお世話になった方の筆頭。


音響、音効の伊藤一巳さん。

これも音響、音効をひとりでやる事にどだい(以下略)…どんどん増える僕の要望に即座に応えてくださいました。


照明の島田雄峰さん。

あの超絶照明、ムービングライトを一人でやっている(!!)のだ!注文すればするほど豪華になる!もっとやりたかった!凄すぎます!


基本この4人&俺(は本番は何もしてない)だけでやってたんです!


これにもちろん、スタイリスト、衣装担当の西田さゆりさん(毎日の大量のお洗濯、少女たちの面倒、本当にありがとうございました!)、ヘアメイクの関谷佳代子さん(女子にとって衣装と同じぐらい大事な髪型。

全員分工夫して頂いてありがとうございます!)や当日ヘアメイク応援の方…などが加わる訳ですが、役者41人に対して本番当日これだけのスタッフでやってたんです!


ホントに皆さんプロでした。

僕が監督を名乗ってられるのは皆さんのおかげです!


何よりこの舞台で大切なアクションサンプラー(攻撃音、防御音など)、素晴らしいアクション演出をしていただいた押田美和さんとteamAZURAの皆さんにも改めて大謝!謝謝!!