やっと「終わり」が見えてきたた「回想のエトランゼ」。
なんか寂しい気もする。
終わったらまたループするか(笑)。
今回のタイトル「彷徨のエトランゼ」。
仮タイトルは「時のエトランゼ」だった。そのまんまのタイトルの作品が昔あったので、「ノエルサンドレ」に近いノリで「ウロボロスリング」あるいは「マクスウェルの約束」にしようと思ったんだけど、意味が分かる人にしか分からなすぎるだろう…という事で「彷徨のエトランゼ」…「彷徨」が読めない、という人もたくさんいたけど(;^_^A
タイトルというのはある程度洗練され過ぎてないダサさが必要…というのはかつての平山師匠談。
今回は学園組最後の一人、野分先生。
天才ばかりの科学部にて、いちばん状況判断が遅い、ついていけない、いわばいちばん観客目線に近いキャラとして設定した今回の野分先生。
オーディションに来た中でいちばん先生っぽかった(体育の先生ぽい)河合有理さんと、まったく対照的で先生に見えない、でもおどおどしたテンパってる感じがいちばん出せそう(?)な澤村佳奈。さんにお願いする事になった訳ですが…
スケジュールの都合とか体調不良とかで…僕は殆ど稽古場で彼女らに会ってない。(特に佳奈。さん)
それでも、本番は立派に役をこなしていたので、何も言えないんですが、もっと作りこめば面白いキャラになったのに…と、とても残念です。
有理ちゃんは短い間だったけど、僕のワークショップの生徒だった。頼りになる人で、みんなを影から支えてくれていたと思う。
土壇場で(それまで佳奈。さんと同じオドオド芝居をしてたので)「ありちゃんらしくやっていいよ」と、頼りになる、熱血先生っぽく変えた。ちゃんとした先生だけど、状況についていけない…という風に。
佳奈。さんは本番直前劇場見学中にケガをしたり(実際真っ暗な舞台袖、急な階段を踏み外したり、転んだりする子が本番中も続出。表に出たらちゃんと笑顔でやってますが、裏ではみんないっぱい泣いてましたね)たいへんだったけど、ホントにちゃんと話せなくて残念。
今回の一番の心残りです。
役者が悪いわけではない。僕自身が前半稽古にまったく参加できていないのがいちばん悪い訳で、何よりそれがいちばんの後悔です。
次は「まったく参加しない({鬼切姫}みたいに)か全部参加する、かどちらかだろうなぁ…。