回想のエトランゼ⑮ ドイツっ娘 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

「みんな元気かなぁ」by亜里沙

と、ときどき呟きながら詩の朗読…はしてないけど、異国(エトランゼ)で一人の休日を過ごしています。


このシーンの最後、「おかえりなさい」の後、亜里沙の後ろの光の中に1年カルテットの影が…というのは本番後半足した演出。気づきましたか?(事故じゃないです)解釈はいろいろ。僕なりの答えはありますが。


さて今回はドイツっ娘カルテット(とは言ってなかった)のみなさん。


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いわゆる「アクション班」「からみ」と呼ばれるアクション選任として来てもらった「チームAZURA」の方々。

オール女子限定、という事で、アクション班もアクション演出も女子の方に。


女が教える女の殺陣…これって男が教えるより容赦ない。

アザだらけにあろうが、スカート全開(・・;)になろうが気にしない

…事はないよ。

女性らしい、より美しく見せるアクションを付けてもらえました。

僕も楽しくなって、次へ!次へ!を要求した。

にこにこ笑って応えてくれたアクション演出押田美和さんに感謝。


そして彼女たち…とまとめて紹介するのも失礼なぐらい個性豊かな方々でした。


写真右から

高橋里菜さん、川口莉奈さん、佐藤加奈さん、金田瀬奈さん

(パンフの名前、佐藤さんと金田さんが入れ替わってました。失礼)

高橋さんにはアルシオーネ編のゲスト女子高生も演ってもらいました。

役名は「奈菜」といいます(みんな奈と菜がつくから)。



みんな他の出演者と同じぐらいの年頃のお嬢さんなのに、超激しい立ち回り、がんばってました。

ヴェッカー達がカッコよく見えていたなら、それは彼女たちがカッコいいからです。


彼女たちもスタントウーマンでありながら、役者でもあるので、「現地のドイツ人」という役にしました。

役名もフランス人の友人マチュウくんに考えてもらいました。アドリブで話しているドイツ語もちゃんと正しいドイツ語です。

ただでも多いキャスト、これ以上本編に絡む役や台詞は増やせない、でも何か際立たせたい、という事でドイツ語を喋ってもらう事にしました。

それぞれの役についても決めてみたら、もの凄く深く役を追及してくれました(ファンブック参照)。

台本の台詞は「ヤーヴォール!」しかないのに。

この姿勢はほかの役者にも見習ってほしかった。


稽古もほぼ皆勤。

彼女たちとは稽古場や劇場でもいちばん話したかもしれない。他の現場でもそうですが、アクション班はスタッフに近いので話しやすい、という事もあるんですが。


押田さん、みなさん、これからも日本のアクション界をお願いします!



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