回想のエトランゼ⑧ 亜美‘S | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

前回残留組の砂姫ちゃん達に続き、学園組新キャスト代表として(部長だしね)まずは亜美ちゃんたちをご紹介。

前記事(さっき更新したばかり)に書いたように、今回の役は前回の役とは少し(かなり)違う。

山根亜美はいちばん変わったひとり。

科学部部長で何でもできるが、いまいち自分に自信がない。親友の葵の方が部長に向いていると思っている。それが彼女の設定。

成り行きで科学部部長をやっているが、引っ込み思案で目立たない。るり香の方が部長に向いていると思っている。これが前の彼女の設定。


今回の亜美は、ノエルサンドレ事件を経て、部長の自覚を持ったしっかりした(でもまだ自信がない)子です。1年生カルテット(そのうちご紹介)が大暴れする今回のお話しでは「抑え役」であってほしかった。


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前回シングルキャスト(アイドルとして、役者としてもベテラン?の栞菜)だったが、今回はド新人のお二人に。

権藤葵ちゃん&小泉ここちゃん。

二人とも制服が似合う(制服で来て、制服に着替えていた(笑))まだ素人っぽさが残る女の子。

何もかも初めてづくしの中、僕が稽古に合流した頃にはほかの子たちとちゃんと「お芝居」していた。

これは麻草氏のおかげであろう。もちろん、本人たちの努力もあるだろうけど。


でも、二人ともまったく同じお芝居をしていたので、亜美の「しっかりした部分」と「頼りない」部分を分けて演じてもらう事にした。


キリリとした弓道少女であるごんちゃん(権藤葵ちゃん←カッコいい名前ですね!)に、より堂々とした大きなお芝居を、正統派美少女のここちゃん(小泉ここちゃん←カワイイ名前ですね!)にちょっと頼りなげな控えめなお芝居をしてもらうようにした。

合わせて相手役のありすちゃん、小花ちゃん(この子たちはとても器用で、誰とでも合わせられる)が演じる葵も変わった。

時組、空組自体のイメージが変わった(別れた)と思う。


ダブルキャストで同じ役をこうまで変えてしまうのは演劇的に邪道かもしれないけど、僕が客ならその方が楽しいし、役者だって…女の子だって「同じ子」はいないんだから。


「ついで」のように書いてしまうが、夏沢るり香はちゃんとプトレマイオスラインには存在します。エトランゼに居なかったのは”彼女はもともといない存在だから”あるいはこの時間帯(ループしてる時間帯)にはたまたまいなかった…だけ。

ラストの学園シーンで、まこちんを連れて(亜里沙の代わりに)登場する…みたいな案もあったけど、余計お話を混乱させるだけだし、結果、これでよかったと思う。


るり香の物語はやはり「ついで」ではなく、またちゃんと物語れるべきでしょう。



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演出家目線ではなく(それもあるけど)個人的に大好きな(タイプの)ごんちゃん。

弓道姿がステキで、意味もなく劇中に入れました。


ここちゃん共々、同年齢でクラスにいたら…眩しくて声かけられないでしょうね。


お二人とも、この舞台がスタートだった事を誇れる女優さんになってください。