友達のこと | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

このブログ史上最多更新記録! あ、いやもう7月か。


今回はちょっと閑話休題、舞台がらみではありますが、プライベートな話。

…だけどアメンバー限定にはしません。


今回は(も)主催のサラスパイクアカデミーのSさん、アリスインプロジェクトのSさんにはえらいお世話になりました。

死にかけてた『ヴェッカー』というキャラクターが舞台というもしかしたら最適な「舞台」を得て、生き長らえる事ができました。

文字通り死にかけていた映画『ヴェッカーDNS』もやっと完成、公開できそうです。


そして共同脚本(最早、どこまで、どの台詞が自分が書いたのかわからない)、演出(俺が帰ってくるまでにちゃんと演劇になっていた)を手掛け、文字通り寝食を共にした愛すべき麻草郁氏。

最近本名(かれは親子代々役者なのだ)が実弟と同じとわかった。


かれはもっと活躍しているべき逸材である。

俺の演出補とかやってる場合ではないのだ。ホントは。


さて

ずっと中国に暮らしているので、実は日本の家のライフラインが止まっています。故に稽古場や劇場からしかネット使えなかった。


そこで仕方なく、人生初品川プリンスホテルに泊まったり(あの嵐のよるでした)、漫画喫茶で徹夜したり、麻草氏とサウナで寝過ごしたりしてた(笑)んですが

この年にしてワイルドな生活してたなぁ…楽しかったけど。


長年(25年来)の友人、橋本聰氏に本当にお世話になった。「一宿一飯の恩義!」byマス…どころではないんである。

泊めてもらうついで(?)に今回の舞台のエンディング(11年前の彼自身の作曲)を編曲し直してもらった。

「鬼○姫」を観て、やっぱりエンディングテーマは大事だ、作品の心だ、みんなで踊り歌うべきだ!と思って作ってもらった。

彼は今や上場企業の管理職なので、平日夜中にいきなり押しかけてやらせる事ではないんだけど(笑)

いい曲に生まれ変わりすぎて、昔のファンの方も気が付かなかったみたいけど、どうでしょう?


たまに予定もせずに会って、自分の現状なんかろくに話もせず、いきなり「いつも」の会話ができる…これが友達なんだなぁ…としみじみ思う。


友達といえば…

本人があまり書くなと言ってたので書かなかったけど、渡洋史氏が、稽古はもちろん、本番にもほぼ毎日劇場に通ってくれた。

ただ観に来るだけじゃなく、スタッフが少なすぎる(俺を入れて6人しないないのよ)のを慮って、舞台袖で役者の誘導やなんかをやってくれていた。

そのへんに行き届かない俺に変わって役者の精神ケアもいろいろやってくれていた。

あとで役者から聞いて驚いた。

「監督の友達」としか言わなかったけど、って。

渡洋史はキミたちの偉大すぎる先輩さんだよ!

念のために言っておくが、彼は今、自分の仕事でも大忙し(そのうち発表されるでしょう)で、文字通り寸暇を惜しんできてくれていたのだ。


何日目かの夜、疲労困憊の極みな頃だったが、渡氏と橋本家でメシを食い、3人で「シャリバン」の歌を歌ったり夜中まで語り合った。


最高に楽しい夜でした。


外国に居を置いている今…

公演が終わったら

こんな友達らとも…そして出演してくれた役者ひとりひとりとも

もう、会いたいからってすぐに会える距離にはいないのだ。


そう思ってひとりひとりと接していたつもり。

もっともっとみんなとも話したかったなぁ…



今こうしてみんなを回想している時間がとても楽しく、愛しい。