ヴェッカーの紹介が終わったところで先に紹介したい(トレミーとアルはあとでね)アヴァンタドール。
アヴァンタドールの名前は前にココでも話題にしたランボルギーニの新車「アヴェンタドール」から。あまりのカッコよさにミニカー3種類も買った(実車は買えないしね)。
意味はランボルギーニを象徴する「闘牛」です。
人間に品種改良され、闘うために作られた闘牛。
ヴェッカーシリーズのサブテーマともいえる「人造生命」の悲哀。
ヴェッカーでは大きく分けて
機械で出来たアンドロイドである「ドロイド」
人工生命体である「ドール」
…に大別されます。
「ヴェッカーサイト」のウルや、バルデュークも「ドール」です。
「ドール」については「キャラブック」についてた年表を見てください(見にくい!)
近日公開の映画『ヴェッカーDNS』ではこの「ドール」が主役といえる活躍をします。
アヴァンタドール・コルネイユを演じた西条美咲さんはこの映画の中でも「ドール」のひとりを演じています。彼女らは「アトロポス」とも呼ばれています。
コルネイユは彼女の生体データをもとに(「ヴェッカーシグナ」のディザイン社が創りだしたものと思われます。
シリーズでは珍しい、悪役らしい悪役というか…悪役そのものでした。
自分を悪と認めたうえで尚、自分のすべき事、行くべき場所、あるべき姿を求めて彷徨う、もうひとりのエトランゼです。
西条さんはかなり内に入り込んで役作りをするタイプなので、芝居に関しても何度も見ているので、演技指導なんかしてません。
ただ、コルネイユが彼女の中に降りてくるのには少し時間がかかったかも。
正直ゲネプロ…初回、2回目まではまだ「来て」なかった。
最初…僕が稽古に合流するまで、彼女はコルネイユを可愛い悪ととらえて、実に楽しそうに、花魁っぽく演じてました。
これを「違うよ」と言っちゃった。観客がキミを怖がらなかったら「負け」だ!と。
それからずっと彼女はコルネイユを探してました。
3回目ぐらいからコルネイユさま(みんな彼女をこう呼んでました)が完全に降臨して、一緒に美空ひばりも(笑)降臨したかのようなお嬢っぷり、いや、悪役ぶり。
怖かったです。美咲ちゃん、どこ行っちゃったの?って感じ。公演中はずっとコルネイユさまが抜けなくて、「寄るな!触るな!」オーラに満ちてて声かけずらかったです。
西条さん…美咲ちゃんはホントにちっちゃくて(レピスより小さい)細くて、京都人らしいはんなりした可愛いコなんですよ。
アイドルとしての西条美咲を好きな方はきっと驚かれたでしょう。
でも、役者としての西条美咲の底力を見た気がしませんか?
俺は惚れ直しましたよ。
常に挑戦を続ける彼女。
さらなる挑戦を!