前に「僕は演劇は知りません、出来ません」と書きましたが
「エトランゼ」って演劇そのものかもしれない。
人生のうちの何時間かを切り出して、なんどもなんどもループして(演じてい)る、ループのたびに何かが変わる、何かが生まれるって…演劇そのものじゃないですか?
改めて言い直すと僕は演劇が大好きです。
演劇は「聖域」だと思って、僕は作り手としてかかわる事はないだろう、と思っていただけで。
そして演劇が、演じる事が大好きなんだな!と思った今回のヴェッカーたち。
その中でもきっといちばん悩んだ時空刑事レピス・斉藤亜美ちゃん。
夢みる黄色い稲妻 時空刑事レピス!本名宇佐木ミコト
名前も顔も(?)色も「ゴーバスターズ」のヒロインに似ていると言われてしまってますが、設定作ったのは「ゴーバスターズ」が発表される前ですよ。
「合体変身する探偵ヒーロー」もこっちが先なんですが…(いやなんでも…)
本人はウサギではなくネコだと思ってたらしい。
あまり知られてないけどレピスとはうさぎ座の事です。
黄色はヴェッカーでは、かのアムちん以来。でも、頭のいい天然ボケ…ではなかったですね。
最初から計画していたの?byプレア
の台詞の通り、”最初からみんなを裏切っている”レピス。でも、悪いことだとは思っていない。
この難しい設定の役作りをするのに、相当悩んだようです。
僕も(僕は)「こう演じなさい」とは言えない。「たぶんレピスはこの時はこう思ってると思うよ」としか。
どなたかがさりあ(「ヴェッカーシグナ」の春日さりあ。最終的に時空特捜になる)の再来だ、と言ってくださった。「未来をあきらめきれず、決まっている未来でもなんとかしようと頑張る子」でしたね。
レピスはさりあよりずっと幼く、弱い(から魅力ない、訳ではないよ)けど。(でもありあを演じたあいちゃんは当時5年生…)
そう説明すればわかり易かったかもね。
弱くないもん!byレピス
リタを後ろから切りつけるシーン(公演後だから内容について書き放題だからいいですね)の直前の心情を声がガラガラになるほど(?)悩んだようです。
「マスを守るために」とっさに起こした行動、と解釈していた(そう演技指導されていた)らしいけど「違うよ」と言っちゃったから。
人間はそう単純じゃない(と思う)。リタはいちばん大好きな人だから。そんな簡単な理由では斬れません。
そして悩んだ挙句、彼女(亜美ちゃん)が演ったアドリブが、そのシーン直前の「がんばってニャン♪」でした。
歴代ヴェッカーの中でも一二を争うちっちゃい、しかも明らかに(笑)文系の彼女(漫画プロ並みだし)
運動神経は…。かっこよくやろう、かっこよくなろうといつも傷だらけになってました。
大好きなメリー・クリス・マスを創ったイブでもある彼女。
今度こそ『時空怪盗オラクル』をスピンオフでやってみたい。イブも入れて。
亜美ちゃん、これからもいっぱい悩んでおおきな役者になってください。
マンガも勉強もがんばって!
ずっと勝手にキミは俺らと同種類の人間だと思ってました。勝手に(笑)