回想のエトランゼ② 青き流星 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

中国へ戻り、またいつもの日常が始まりました。

離れている間、こっちの子たちも随分成長しててびっくり。

どこの国でも女の子はスゴいなぁ…


さて、今回からゆるりとキャラクター紹介。
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今回は「明日を護る青き流星・時空刑事リタ」


『彷徨のエトランゼ』の主役であるエトランゼその人は麻宮亜里沙なんですが、リタは主人公。

劇中で出て来ませんが本名は神凪利他です。


他のヴェッカー メシエにフェレス、プレアにアルシオーネ、レピスにプロメと、それぞれ(ゲストがらみの)エピソードがあったのに主人公である彼女には何故ないのか?


それはこのお話しそのものがリタのエピソードだからです。

リタは要所要所には必ず出ていて、すべての人に何らかの形でかかわっていたハズです。


喋らない無口な主人公が舞台で成立するのか!?


挑戦でしたが、黙って立っているだけで存在感がある子、黙って立っている姿が誰よりも美しい子

伊藤梨沙子ちゃんをみつけたのいで「いける!」と思いました。


さらには稽古を重ねるうちに、リタは笑わないんじゃなくて笑い方を知らない子、喋らないんじゃなくて、うまく喋れない(からたまに喋るとお芝居口調?になる)子…になっていきました。


もちろん立ってるだけじゃなく、難しいアクションも流麗にこなしてました。

初めて剣(棒ですが)を握ったのに、美しい太刀捌きでした。

きっと誰よりも練習したんでしょうね。


アルシオーネのゲスト回はプレアのトラウマを回想するエピソードですが、唯一リタが激昂し、泣き叫びます。彼女はこの事件から、「プレアを守り、自分がしっかりしなきゃ」と思い始めたんですね。

このシーンだけは「おもいっきり芝居していいよ」と言いました。

ずっと抑えた芝居をするのって、舞台では本当に難しいんです。


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素顔はとっても可愛い、素朴な女の子でした。控えめなのはリタそっくり、と思ったけど、梨沙子ちゃんに借りた『戦国男子』(時空刑事ウェズンの平野良くんと共演♪)を観てみたら、まるでメシエみたいな、というかメシエそのものな、世話焼きでやんちゃな女の子の役でした。そしてちゃんとそれを演じてました。


伊藤梨沙子。これからもっともっといい女優さんになっていくでしょう。


もう何故かウィキペディアにも書かれてますが(;^_^Aリタには一作目の主人公ユリーの姿を少し投影もしました。

ブラコンじゃないユリーですね。

そしてヴェックフォームのイメージカラー、カチューシャ(ていうかヘアバンド?)。彼女もまたもう一人の

アリサです。(設定的には違うけどね!)


最後のリタの台詞「歴史は変えられない。でも未来は変えられる」


この決め台詞で(そしてこれを伊藤梨沙子が言う事で)リタは充分、主人公たり得たと思います。


僕はリタが大好き(もうバレてますか?)。もっともっと泣かせたり、おもいっきり笑わせたかった。


次はきっと…。