…最近原田知世さんの「時をかける少女」ばかり聴いてます。
思えば時をかける少女の物語をたくさん創って来た訳ですが…
やっぱり「ヴェッカーシグナ」は何を措いても忘れ難い。
中国にも「ヴェッカーシグナ」だけは持っていきます!
この3年前、後に「プリキュア」のプロデューサーになるTさんのご紹介で東北新社に契約入社した。
同社では平山師匠の上司だった渡邊亮徳氏が顧問をされていた。
亮徳氏に雨宮慶太監督を紹介さ
れ、企画に参加したのが「牙狼」である。
勿論原作、世界観は雨宮監督が長年暖めていたもので、隅から隅まで雨宮作品である。
正直「ジェットマン」以来、雨宮作品はあまり好きではなかったが、ご一緒してみて、作品に対する姿勢や愛情など、感服させられる事が多く、密かに「師匠」だと思っていた。
結局、今もまだ書けない(/_;)理不尽な理由で、途中戦列を離れる事になるのだが、雨宮監督のわがままとしか見えない作品へのこだわりは、むしろ見習いたいと思った。
故に「ヴェッカーシグナ」では、「D-02」の時に出来なかった演出を…
雨宮監督も出来なかった全話監督をやらせて頂いた。
…「牙狼」の十分の一に満たない(T_T)制作費ゆえ…
全部自分でやるしかなかった…というのが実情ではあったが。
撮影中に倒れ、編集指示をベッドの上でやったり、再度倒れて心不全で面会謝絶になったり…
いろんな事があった。
葉月あいはクランクアップの日、「この時間(撮影)が一生続いてほしい」と泣いてくれた。
俺もずっと、この子たちと、ずっと時をかけていたいと思った。
葉月あい、しほの涼、彩月貴央、鮎川穂乃果は僕の監督人生の中でも特別な存在であり、「ヴェッカーシグナ」は彼女達の中でも特別な作品であり続けるだろう。
これからも、ずっと。
この中に仲村みうの名前を入れられないのは本当に残念である。
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