2001 ディビジョン02 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

『時空警察ヴェッカー』をテレビ化すべく、テレビ朝日のN氏を訪問するが報道部の方へ部署替えになったらしく、代わりにKプロデューサーを紹介される。

熱いN氏と違いクールなK氏とはウマが合うか心配だったが、結果としてK氏にはこの後1年以上お世話になった。

しかし、パイロット版のキャストのままテレビ化するという夢は叶わず、世界観のみを活かしてキャストを一新する『時空警察ヴェッカーD-02』となった。

結果的にはこれがシリーズの度にキャストを一新し、過去作キャストがゲスト出演する…という「ヴェッカーシリーズ」のフォーマットとなる。

「キャストへの思い入れは必要だが、過ぎると番組(作品)は成功しない」という事をK氏に教えてもらった。

もうひとつ残念な事は、「演出」が出来なかった事。…これも(「原作」を監督しているとはいえ、プロの監督としての実績のない(どころか助監督もやった事がない)素人に、テレビ番組の演出をやらせる訳にはいかないだろう。道理である。

しかしK氏にはこの後プロデュースされたアイドルオムニバスドラマシリーズ『R#』の演出を「全話」やらせて頂いた。

K氏にも、元大映『ガメラ』プロデューサーで、現日活社長S氏にも「畑澤は監督よりプロデューサーの方が向いている」と(^_^;)言われていた。


それでも、やはり自分で物語を創る「脚本」物語を現実に換える「演出」…そしてスタッフ、キャストを直接束ねる「監督」という仕事を…続けて行きたい。

ちっとも「D-02」の話にならない(^_^;)が、市川由衣、小倉優子を始めキャストの方々や作品そのものについてはまた次回。


話は前後するが、「ヴァニーナイツ」放映中に(元)東映のTプロデューサーを紹介された。
「また新しく『仮面ライダー』をやるから協力してもらえないか?と。
何度か打ち合わせをして、何人か脚本家や監督を紹介した。
『新しいライダー』とは『仮面ライダークウガ』であり、「伝説の戦士が憑依した仮面の戦士対未確認先住民族」という構図は『ロゼッタ』とまったく同じである(笑)。

ご紹介した舞原賢三監督は今もローテーション監督として平成仮面ライダーを演出しておられる。
「時空捜査官ケント」を演じた村上幸平氏は、この後ご存知「仮面ライダーカイザ」に「変身」する。
…あの時T氏のお誘いに積極的に乗っていれば…と思わなくもないが…。

次回2002 花