コナン | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

久々に、サンライズアニメ以外のアニメの話。

コナンと言えば、「名探偵コナン」な世の中(?)ですが、われらアラフォー世代にとってはいつまでも「未来少年コナン」!ですよね。


今日は予定がトンだので、ずいぶん前に買ったきり何話かしか観てなかった「未来少年コナン」を全話観破しました!


いわゆるジブリアニメ…というか宮崎駿アニメは実はあまり思い入れがなく、(一番好きなジブリアニメ、「海が聞こえる」ですから)「ラピュタ」あたりから以降全然観てないのですが…


すごく一般論?に近いですが「未来少年コナン「と「ルパン3世カリオストロの城」は間違いなく大傑作!です。


本放送当時はコナンと同年代で…ラナとの嬉し恥ずかしシーン(水中キスシーンとかね)にドキドキしたもん(笑)ですが、あまりのスーパーヒーローぶりに「やっぱり自分とは違う」と(当たり前だ!)思ったものです。


今観ると、ダイス船長に物凄く感情移入してしまいます。


典型的悪役として登場した(ハズの)ダイス船長。実際、記憶の中にある以上に異常にイヤラしい悪役ぶりなんですが、後半から一転、コナン、ジムシーと並ぶ、ヒーローに転身…したかのような活躍!

単なる(昔よくあった)悪キャラの寝返りではなく、ごく自然に、成り行きに任せてコナンたちの味方になっていきます。

前に書いた「キャラクターの自然な変化」というヤツですね。


実にいい加減な性格で、そこがいい加減に生きてるわれら中年にはスゴく共感出来て…でも。船の事だけには一生懸命で、それだけには誠実に生きてる。そこもスゴく共感出来るんですよね。


そして最後に、同じく完全な悪役として登場したモンスリー女史と結婚!!


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モンスリー女史のキャラクターの変化も見どころです。もう、ラナよりずっと可愛い!

ツンデレなんて言葉がなかった頃に、見事なツンデレぶり!

彼女に(吉田理保子さんの声で❤)「バカね!」って言われると、誰かに「あんたバカァ!?」とか言われるより全然嬉しくなる!


そして、中年の最後の夢(笑)、才色兼備な一回り以上年下嫁を射止めたダイス船長!心から尊敬します!


「未来少年コナン」の最終回は自分的アニメ最終回BEST3に入る(ほかは「ボルテスV」「ザンボット3」)名作です。誰が観ても、いつ観ても、心から解放された気分になれる!


未見の方(はあまりいないか)、現役視聴された方も、機会があったら観てみてください!