
見よ!往事と変わらねさわやか笑顔(ちょっと酔っ払ってるけど)の剣流星だ!
…今回は剣流星じゃなくて妹尾青洸さんの話。
実は郷美寿梨さんの「剣流星に会いたい!」を叶えてあげるのが目的でした。
彼女にとっては「仮面ライダーBlack」と共に”はじめて観るヒーロー”としてインプリントされた存在だとか。
そんなんで、妹尾さんも最初は「少女?の夢を壊さないように」流星っぽく振る舞ってたようです。
「メタルダー」当時の話…スタッフに怒鳴られ、詰られ、殴られ、満身創痍になりながら演じたという剣流星。ケガをしても「ロボットが血を流すな!」と、更に怒られたとか。
確かに当時のデビューしたばかりの妹尾洸は、はっきり言って「ヘタクソ」でした。
でも、白紙の状態のロボットが”だんだん人間らしくなっていく”ように流星の表情が豊かになっていく(演技が巧くなっていく)…風に見えます。
そこまで考えてのキャスティングだったらスゴいですね。
メタルダーの声が妹尾さんじゃないのは最初からで、「そういうもんか」と思っていたとか。
途中、流星が出ない(!)回や、声が違う回があり、当時も様々な憶測がされましたが、「絶対安静で入院してたから」だそうです。
シリーズ屈指の名作と言われる流星が出ない(悪の組織視点で描かれる)話は主役不在による窮余の策により誕生した名作だった訳ですね。
スタッフの罵詈雑言は、決して「イジメ」ではなく、愛情溢れる「シゴキ」だったんだと述懐する妹尾さん。
「今逆に、テイク25(25回NGをやり直す)なんてやらせてもらえないですよね」とも。
「メタルダー」は昭和最後のヒーローであり、旧き善き時代の「活動屋」が作った最後の作品だったのかもしれません。
そんな苦労話も、常に笑顔で楽しそうに離す妹尾さん。
いつまでもやんちゃな子供のような(歳上なんですが)…、それでいて「こんなオトナになりたい」とも思わせてくれる、ステキなヒトです。
じゅりちゃんも「流星」じゃなくて「妹尾さん」のファンになったようです。
近いウチに、妹尾さんとじゅりちゃんも呼んで、久し振りの「監督ブログオフ会」をやりたいと思います。
皆さん、来て…くれるかな?