「うちの子、姿勢が悪くて。」
お母様がよくおっしゃいます。
「どんな感じですか？」
とお聞きすると、
「なんだかだらしないんです。」
というお答えが一番多いです。
確かに左の写真のような子ども達、よく見かけます。
レッスンをさせていただいている中でもこういうケースはよくありました。
いくつか理由はあるのですが、一番は大人も子どもも正しい姿勢の作り方がわからず、やみくもに頑張っていい姿勢を作っているから。
もう一つは正しい姿勢をする習慣がついていないので、維持する筋力や体力がないということ。
子どもを取り巻く環境の変化から、子ども達の体力はかなり低下していると言われています。
運動する子としない子の二極化が進んでいて、運動しない子ども達はやはり筋力も少ないです。
こういう姿勢をしている子ども達に、四六時中
「背筋を伸ばしなさい！！」
「いい姿勢にしなさい！！」
と言っても、すぐ
「疲れた。」
と言ってやめてしまいます。
そして正しい姿勢は疲れるもの、面倒くさいものと思ってしまいます。
まずは正しい姿勢にする方法を覚えていただき、食事の時だけ、勉強するときだけ、と約束を決めて、お父様もお母様もみんな、家族一緒に姿勢をよくしてみてください。
そしてちゃんとできたらいっぱい褒めてあげてください。
「姿勢をよくするとかっこいいね。」
「今日も頑張ってできてえらかったね。」
「自分でできるようになったね。すごいね。」
こういう声掛けが、とてもとてもとても大事です。
少し大きなお子さんなら、写真を撮って、違いを見せてあげるのもいいと思います。
女の子は特に頑張ってくれるようになります。
毎日、少しずつ。
習慣にしてあげるのが一番です。
習慣にしていくことで、形が身につくだけでなく、それを維持する筋力がついてきます。
まっすぐな姿勢を作ることができるようになると、身体もそうですがメンタル面も変わってきます。
楽しみながら子どもの姿勢を育てましょう。
正しい姿勢は子どもを健やかに育て、才能を伸ばします。
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