強すぎる | ロンドンと私と

ロンドンと私と

2014年夏の終わりに、上海からロンドンに移住しました。
現在、左の五十肩に苦しむ51歳。老いは突然やってくることを実感中。

イングランドの最高峰クラブの決定戦、イングランドホッケージュニアクラブチャンピオンシップ。

9月のタレントアカデミートライアル続きで、チーム作りに出遅れ、10/9にあった初戦は惜しくも1-0で敗れ、Plate(敗者復活)のトーナメントへ。初戦は、10/30。5-4、ギリギリで辛勝。

次の11/20は、相手チーム棄権で不戦勝。

そして年明け、2/5。11-0で圧勝。

次、2/26、準々決勝も、10-0で、相手からTier2で戦うのはおかしいとクレームが出たほど(でも一回戦負けてるし…)。

そして、今日の準決勝。7-1で快勝!

確かに、強すぎると文句言われるのも納得の強さ。それもこれも、毎回試合を重ねる度に良くなっていくチームワークの良さの表れ。

そして何よりも、今期でクラブを去ってしまうコーチのジョンにPlateを捧げたいというガールズの一致団結した強い心が、こんなにいいチームワークを生み出しているんだと思う。

試合前のジョンのアドバイスを受けた後、円陣組んで気合い入れるギャルたち。気合い十分。


娘がこのクラブに入部して、1ヶ月もしないうちに、娘のいいところを見つけて、Aに引き上げてくれたジョン。

コロナ中、少人数のみのトレーニングが認められた時、丁寧に指導してくれたジョン。

娘だけでなく、私にも、娘の優れてる箇所、どこを伸ばしていくか、アドバイスをくれた。

いろんなポジションを娘にトライさせ、可能性と柔軟さを広げてくれた。今日も、ライトバック、レフトバック、センターバック、センターミッド、レフトミッド。

オリンピックでメダルも取ったすごい人から、こんなに目をかけてもらって、感謝しかない。


娘はジョンがピッチにいると安心してプレイできると言う。彼のコーチが彼女の基礎だから。

試合後のミーティングで、ジョンは泣いたらしい。今日が、彼にとって、最後のホームでの試合だったから。寂しさと悲しさが大きいだろうけど、小さい頃から指導してきた子たちが、こんなに立派にプレイするのを見て、嬉しかったのだと思う。それくらい、ジョンの指導通りの効果的なパス回し、組織だったショートコーナーを実践し、点差がついても最後まで気を抜かずに、全力で全員がプレイしてた。


決勝戦は4/2。

絶対勝ちたい。ジョンへ最高のプレゼントを送って欲しい。今から既にアドレナリン大放出中…。