労働再規制
![]() | 労働再規制―反転の構図を読みとく (ちくま新書 748) 五十嵐 仁 筑摩書房 2008-10 売り上げランキング : 9261 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何ヶ月も準備して「語り下ろし」かよ。
しかも、日共シンパって。
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ブラック企業の闇
![]() | ブラック企業の闇―それでもあなたは働きますか? (晋遊舎ブラック新書 8) (晋遊舎ブラック新書 8) ムネカタ スミト 晋遊舎 2008-05-10 売り上げランキング : 106019 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
企業名実名は評価できる。
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サブカル・ニッポンの新自由主義
![]() | サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む (ちくま新書 747) 鈴木 謙介 筑摩書房 2008-10 売り上げランキング : 3384 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これは「言葉遊び」ではないのか。
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日本と中国
![]() | 日本と中国―相互誤解の構造 (中公新書 (1966)) 王 敏 中央公論新社 2008-09 売り上げランキング : 140002 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
王敏の新書も久しぶりだが、晴れて中公へとランクアップ。その分、内容的にかなり妥協した様で、いつもの愛国説教節はほとんど感じさせない。最後の方で種明かしがあって、「日中双方」の比較文化研究が「国益」になびいてしまう事を批判しているのだが、なるほど、これも中国の「国益」に則ったものか。とにかく小泉一人に「A級戦犯」として責任を負わせ、早いトコ、日本人の反中感情を和らげることが、日中関係における中国政府の当面の命題であるのだが、最初の新書があまりにナメたものだったから、2冊目で軌道を少し修正し、政策も変化したので、結局、日本に譲歩した形で完結させたといったところだろう。2冊目で、元寇はモンゴル人の仕業で、漢人は関係ないとか、すっとぽげた事を書いていたのに、今回は郭沫若の発言を強引に引用して、元寇の不当性にも言及し、ついでに、郭はそこに日本人の妻子を捨てたことに対して遺憾の意を込めたと強引な解釈。しかし、中国人が日本を中国文化の亜流と見ているのは、大陸の人間であれば、少なからずあると思うが、今の日本人が中国を「同文同種」とみているなんてことは、ほとんどなかろうに。前二冊は「中国人を理解しない日本人が悪い」というスタンスだったから、この辺も現実主義で妥協したのだろう。ただ、どうしても、「日中双方」を並列で、反省させたい様だが、相変わらず、中国人は謝罪を重視する民族という自説だけは曲げない。謝罪を重視するから簡単に謝罪しないのか、謝罪を重視するから、謝罪されると困るのかは分からんが、この人の頭の中には「中国人」も「日本人」も画一されたキャラクターとして映っている様だ。
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漢書に学ぶ「正しい戦争」
![]() | 漢書に学ぶ「正しい戦争」 (朝日新書 134) 櫻田 淳 朝日新聞出版 2008-09-12 売り上げランキング : 206342 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「正論新風賞」とかを獲っている著者だそうだが、容姿も保守系。何故に朝日?
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世界の言語入門
世界の言語入門 (講談社現代新書 1959)黒田 龍之助
講談社 2008-09-19
売り上げランキング : 40752
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無理して知らんものまで語らなくても。
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ユダヤ人に学ぶ危機管理
![]() | ユダヤ人に学ぶ危機管理 (PHP新書 549) (PHP新書 549) 佐渡 龍己 PHP研究所 2008-09-13 売り上げランキング : 66937 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者は防衛大卒の人らしいが、現在、現役であるかどうかは不明(退役した様なことは書いてある)。自衛隊の外に、イラクやイスラエルの大使館にも勤務したそうだが、これは武官だろうか。ということで、どういう立ち居地にいる人なのか分からんが、例の航空幕僚長の様な「問題」になることが書いてある訳ではない。ただ、PHPは出版界では数少ない「イスラエル派」なので、パレスチナ人のテロリストにどう対峙するかということは命題となっている。イスラエルの兵役はタルムードに依拠したものだということは知らなかったが、大昔から戦争そてきた民族にとって、国の憲法で戦争を禁じるなんてことがあるのは理解の範疇を超えたものなのかもしれない。今日も図書館に行ってきたが、土曜日の中央図書館は席取りが相変わらずキツイ。カバンだけ置いて、何時間も帰ってこんヤツが結構いるのだが、イスラエルの図書館だったら、そんなのが一つでもあれば、即刻閉鎖だろう。例え、テロがなくとも、大体の国では盗難されても文句は言えない。机の下にカバンを置いて戻ってきた貧相なオヤジが、それに気がつかずに座ったオバチャンを怒鳴りつけ、職員の人にまで文句をつけていた。こいう輩は自爆テロの容疑者として、出入り禁止にしてもいいんじゃないかな。
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アメリカの宗教右派
![]() | アメリカの宗教右派 (中公新書ラクレ 291) 飯山 雅史 中央公論新社 2008-09 売り上げランキング : 6950 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これも大統領戦用に出た新書かな。もう終わってしまったことだが、マケインの敗北ではなく、「宗教右派」の敗北を予測しているのは面白い。それは言うなれば、ブッシュ時代の終焉ということなのだろうが、ブッシュの強力な支持層であった「宗教右派」にとって、マケインは天敵であり、共和党に指名を許した時点で、「宗教右派」の敗北は決まったのだという。かといって、「宗教右派」の票がオバマに流れたというのも考えにくいところなのだが、大量の死票が出たわけでもなさそうなので、色んな思惑からどちらかに妥協したのだろう。オバマが終盤、リベラル色を払拭したので、「反マケイン」層の取り込みにも成功したのかもしれない。それにしても、「宗教右派」とは白人に限定されているらしく、同じ福音派でも黒人票のほとんどはオバマに流れたのは当然であって、共和党が白人に支えられている政党であることは明確だ。読売新聞調査部管理部長という著者自身の信仰は「神は人類が生み出した最も偉大な創造物」ということらしいのだが、これはどういう意味か。神を信じているのか、信じていないのかよく分からんが、聖教新聞とかじゃないから、やっぱ信仰を明かすことは出来ないのかな。
★★
日系人の歴史を知ろう
![]() | 日系人の歴史を知ろう (岩波ジュニア新書 605) 高橋 幸春 岩波書店 2008-09 売り上げランキング : 179275 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これも移民100周年ものか。まあジュニアにも啓蒙する必要はあるのだろうが、「元祖日系新聞上がり」のこの著者は久しぶりだな。最近は必然的に「在日ブラジル人」関係の仕事が多いみたいだけど、コンセプトが、かなりはっきりしていて、ブラジル人の生徒などがイジメに遭うのは日本人の生徒の無理解が原因だから、日本人の生徒たちに日系人の歴史を知ってもらおうというもの。在日朝鮮人なんかでも、こうした論理で「歴史教育」が成されたりするのだが、はたして、子どもたちは「無知」だからイジメるのか、「歴史」を知ったら、イジメなくなるのかという点は疑問が残る。実際問題、日本人の「無知無理解」よりも、外国人の「無知無理解」の方が原因になっているのではないかという気がしないでもないのだが、日本における多文化教育とはマイノリティーの文化をマジョリティーにあわせることで、逆はないということだから、これで良いのか。内容的には例によって家族ネタが入っているブラジル話がほとんとで、熱心だったドミニカやボリビアについては、ほんの少し。パラグアイが無視されているのは、あれは「日系人」ではなく、「日本人」という認識だからなのだろうか。もっとも、イジメをする様なガキ共が、こんな「高度」な本を読むことも少ないだろうから、どれだけ効果があるのかは分からん。たまたま、これを読んだ悪党連中が、「お前の父ちゃん臣道連盟!」とか言って、ブラジル人のこどもを新たにイジメたりしなければ良いのだが。
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いつまでも中国人に騙される日本人
![]() | いつまでも中国人に騙される日本人 (ベスト新書 191) 坂東 忠信 ベストセラーズ 2008-07-09 売り上げランキング : 224267 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「通訳捜査官」を出した人か。サツを辞めて、作家として生きていくみたいなことが前の本には綴られていたのだが、ほどなく新書デビュー(KKベストだけど)とは順調そうだな。とは言っても、内容は前の更に軽くしたみたいなもんで、持論である「中国人異質論」が延々と語られる。特殊な状況で、特殊な中国人とばかり接した人だから、こうなるのも無理はないのだが、警視庁っていうのは通訳官も自前で育てて、現地語学研修は認めないものなのか。まさか教材に宮崎正弘とか黄文雄を使っている訳ではなかろうが、何か後付け知識みたいなものも結構混じっているな。しかし、中国人は例外なく「中華思想」っていうのは、「中華思想」なるものが何なのか知らない中国人が殆どであるという事実を無視している様な気もする。日本人は全員、「軍国主義」だとか言われるみたいな違和感はあるのだが、「中華思想」というのが中国人の原罪ならば、日本人の「軍国主義」と同様に、「反中」の免罪符みたいなものか。別に中国人を擁護する義理はないのだが、ここに出てくる様な中国人に対する軽蔑度は日本人より中国人の方が遥かに強い。「いつまでも中国人に騙される日本人」に我慢ならないのは、中国人自身なのかもね。
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