アジア海賊版文化
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この著者は韓国が専門の人なのだが、「21世紀アジア学部」教授ということで、越境する「アジア文化」をテーマにした様だ。それでミャンマーへ視察旅行に出た訳だが、そこで実感する越境文化は海賊版と韓流。研究書と紀行文が混ざったものと位置づけているのだが、正にそんな感じの新書であった。その為、ミャンマー紀行と海賊版は連綿としているのだが、韓流は足りない部分を自分の専門出埋めたといったみたいで、期せずして、「アジア的混沌」を表した本になっている。著者は「アジア文化」においては「アメリカ化」が普遍なものとしているのだが、「海賊版文化」の説明に「公共圏」を用いる様に、学者にとっても欧米の理論が普遍なのである。自分たちの言葉で、自分たちの文化を説明できないのが「アジア」の限界なのかもしれない。韓流に関して冷めた見方をとっているのは、「韓国知識人」の影響である様だ。ミャンマーで韓ドラが視られているのをみて、やっと韓流を実感したのだという。同時期に私もミャンマーに行ってるのだが、閉店したレストランで従業員がみんなで韓ドラをみている光景をみて、韓流というか「アジアの原風景」みたいなものを感じた。こうした光景はちょっと前の中国でもみたし、昭和30年代の日本でもそんな光景があったのだろう。韓国専門にしては珍しく、親韓にもその裏返しとしての嫌韓にもぶれず、客観的に韓国を捉える人なのだが、嫌韓流の嚆矢が韓流に対する反感にあるというのは完全に間違いだろう。嫌韓流の嚆矢が日韓ワールドカップにあることは山野車輪も描いていることだが、日本トルコ戦でどっちを応援しようか迷った韓国人というのは、在日を除けば、本国では本当に特殊な例ではなかろうか。
★★
世界一「病気に狙われている」日本人
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世界一は大げさでしょう。
★★
時代劇は死なず
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随分と若い兄ちゃんが書いたんだな。
★★
オイルマネー
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著者は女性かと思ったら髭面の中東プロパーだった。富士銀出身で、中東経済研究所カイロ事務所長なんてものを務めた人らしいが、現場の人間はこのスタイルが良かろう。日本の銀行では許されないだろうが。さて、ドバイもそうそう景気のイイ話ばかりではなくなってしまったが、企画済みのイスラム金融本など中東マネー本は去年まではBRICs本同様、救世主の扱い。さすがの門倉氏も手を引き始めているが、今年に入って企画中止になったのも結構あるんじゃないのかな。景気後退の波が湾岸諸国にも押し寄せたことは最後の方で触れている。文字通り溢れ出たオイルマネーの向う先がアメリカであることは説明しているので、相当なカネが弾けてしまったことは言うまでもないことであろう。ただ、著者の見方としては、それでもまだ有り余るマネーということなのだが、金融危機はカネの移動ではなく喪失を意味するのだから、金持ちが等しくパイを失ったところで、相対的な地位は変化しないということだ。革命でも起きない限り、王族が貧窮するということもない。この辺は才能を切り売りしていた小室とは違うのだが、オイルマネーの源泉であるオイルの方も最近どうやら怪しくなってきているらしい。ドバイが脱石油の雛形となっているが、それも周辺国のオイルマネーの存在が前提条件である。埋蔵量があっても、これまでと同じコストで産出するのは、もはや不可能だそうで、クウェートなどは既にコスト割れの危険にさらされているそうだ。それは北海油田でも同じ事情だそうだが、ロシアの事情は湾岸以上に不透明なのだが、産出量が初めて減少に転じた理由が単なる生産調整ではないことが疑われているらしい。産油国がそうした事情を詳らかにしないのは、もはや「オイル」ではなく「オイルマネー」の方に価値があるからなのだろう。
★★
検索バカ
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この人は男だったのか。
中身が無いものに、結論などあろうはずもない。
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幻のB級!大都映画がゆく
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フィルセンでも、あんまやってくんないんだよな。
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カラオケ秘史
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あのおじさんが発明者ではなかったのか。
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