新書野郎 -50ページ目

ヨーロッパの中世美術

ヨーロッパの中世美術—大聖堂から写本まで (中公新書)ヨーロッパの中世美術—大聖堂から写本まで (中公新書)

中央公論新社 2009-07
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ヨーロッパ、中世、美術と私の三大不得意分野そろい踏み。おまけに300頁超と、新書じゃければ読むことはなかったろう本だが、これが意外と分かりやすかった。というのもこれは、著者が中世美術にとっつき悪いものを感じている日本人の為に書いたものだそうで、中公新書でありながら、講談社現代新書クラスのノリである。中世美術というと、宗教、つまりはキリスト教と不可分な印象があるのだが、その辺に感じる「とっつきにくさ」も考慮して宗教的解釈よりも、現実的視点を以て解説する。美術館ではなく大聖堂を勧めるのも、宗教画を美術として鑑賞できる異教徒の利点を生かせるからであろうか。その荘厳さに畏怖の念を感じないのも、描かれている物語の背景を知らないからではあるのだが、本来は共産圏の地下鉄駅同様、文盲対策を目的にしたものではないらしい。
★★

日本の殺人

日本の殺人 (ちくま新書)日本の殺人 (ちくま新書)

筑摩書房 2009-06
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たしかに、被疑者をまず射殺する文化の方が死刑制度より野蛮である。
★★★

まれびとたちの沖縄

まれびとたちの沖縄 (小学館101新書)まれびとたちの沖縄 (小学館101新書)

小学館 2009-06-01
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新書なのにいつも通りの気合い入ってるな。
★★

「R25」のつくりかた

「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)

日本経済新聞出版社 2009-02
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自己完結。

線路を楽しむ鉄道学

線路を楽しむ鉄道学 (講談社現代新書)線路を楽しむ鉄道学 (講談社現代新書)

講談社 2009-05-19
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タモリ倶楽部に呼ばれるかな。
★★

夢をカタチにする仕事力

夢をカタチにする仕事力 (光文社新書)夢をカタチにする仕事力 (光文社新書)

光文社 2009-05-15
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タレント本で「力本」新書ということにはなるのだけど、この著者は自力でショートフィルムの映画祭を立ち上げ、軌道にのせた人。とはいえ、その実践や苦労話は最低限で、やはり精神論的なものが多くを占める。全く知らなかったのだが、この映画祭はサニーサイドアップが絡んでいたのたか。それだけで興味が半減してしまったのだが、マネージャーを務めていたのは次原の実妹で、中田のマネージャーもしていた人らしい。まあ押尾人脈とは違うのだろうけど、あんな「やり手」と組めば、夢もカタチにも仕事にもなるということ。ルーカスみたいな大御所を除けば、ショートは習作であることが多いから、作品も集まりやすいんではないかな。ただ、その先のマーケットが無きに等しいし、これにより、長編制作の資金を渡される監督というのも、そうはいないだろうから、あまりビジョンは見えて来ない。ただ、お祭りごととしての映画祭ファンというのは結構いて、それなりに観客は入るのかもしれない。ただでさえ、映画料金は高すぎるのだから、コンサートみたいにショートを前座として、ロードショーに組み合わせたらどうなんだろう。

日米同盟の正体

日米同盟の正体~迷走する安全保障 (講談社現代新書)日米同盟の正体~迷走する安全保障 (講談社現代新書)

講談社 2009-03-19
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佐藤優が数少ない尊敬する外交官として名前をあげているのが、この著者で、アマゾンレビューも絶賛が多いのだが、イマイチ掴みどころがない新書だった。外務省退官後に防衛大教授となったそうで、日米同盟をめぐる両省の微妙な温度差は感じられた。細川政権の時に、アメリカが武村の首を切る様に細川に求め、細川はそれを実行したとあるが、著者はむしろ「あの細川ですら」と細川に同情的である。つまりは自民党の旧態人事においては、米国が罷免権を持ち、明らかになってる角栄潰し、三木下ろし以外にも、米国の意向に沿った形での人事が取り行われたのだろう。本人が抵抗したという辻元副大臣なんかも、前原の下で辻元を骨抜きにさせることがミエミエではある。著者はそうした米国との主従関係には基本的に反対の立場であるが、安保に関しては他に代案がない以上、プラグマティックに受け入れることとする。圧倒的な軍事力の差がある以上、安保に平等はないのだが、忠犬は番犬よりマシかもしれない。
★★

タイ 中進国の模索

タイ 中進国の模索 (岩波新書)タイ 中進国の模索 (岩波新書)

岩波書店 2009-08
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岩波のタイ本ってあまり記憶にないなあとも思ったのだが、著者が16年前に岩波新書で出したものの続編だという。岩波は「エビと日本人」も続編を出したが、こちらは元来が普及書なので、前作の光景と現在の比較がノスタルジックに語られる訳でもない。わりとホットな話題としてクーデーター騒ぎがあった訳だが、その解説はメインとして抜かりがない。前も読んだ様な記憶はあるのだが、あの時もクーデーター騒ぎがあったから、著者はその理解の手助けをしていてくれてたのかもしれない。となると、タイという国の本質は全く変わっていないのではないかという気もするのだが、インドや中国、或はベトナムやマレーシアと比べても、10年20年のスパンでタイが劇的に変化したという感じはしないのである。それも既に大分前から、地域的に成熟した国であったということがあるかと思うが、ならば、なぜにそんな国で、時代錯誤的なクーデターなどが起こるのか不思議なものである。最近もホンジュラスであったが、ベトナム戦争中のドミノ理論の時代ならいざ知らず、「アメリカの裏庭」の様にCIAが画策したということもなかろう。言わば、内向きのクーデターであるから、国際世論もどっちに理があるのか不明であって、非難の矛先が実行部隊である軍部に向けられるかというとそうでもないのである。そして毎度お馴染みの国王裁定で全ての決着がついてしまうのだから、「革命」でもなく、国際的にもシラケてしまう。正義を国際世論に訴えるという性格はてんでなく、タイ自身が自己確認の為にクーデターをしているみたいなものだから、ベトナム生き残りの猛者たちが生息しているバンコクの外国プレスの関心も低い。この新書で明らかにされるのは、そうした二項対立の眼で、タイのクーデターを理解してはいけないということなのだが、実質的に国王の承認をとった者の勝ちという状況では、国王の存在が担保となる。よって、国民もクーデターを恐怖ととらえず、お祭りの様に楽しんでいるのではなかろうか。
★★

ネガティブ・マインド

ネガティブ・マインド―なぜ「うつ」になる、どう予防する (中公新書)ネガティブ・マインド―なぜ「うつ」になる、どう予防する (中公新書)

中央公論新社 2009-08
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「巨人の星」との関連性がよく分からんかった。

農民になりたい

農民になりたい (文春新書)農民になりたい (文春新書)

文藝春秋 2009-07
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成功体験だけでは意味がない。