消滅する言語
- 著者: デイヴィッド・クリスタル, 斎藤 兆史, 三谷 裕美
- タイトル: 消滅する言語―人類の知的遺産をいかに守るか
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なぜ日本人はイラクに行くのか
- 著者: 吉岡 逸夫
- タイトル: なぜ日本人はイラクに行くのか
今朝のニュースを見て、とりあえず読了。旅行会社からNGOや自衛隊、マスコミ、今井君や雨宮処凛までイラクに行った人のインタビュー集。著者は例の募金をインチキクスリに流用したかどで逮捕された怪しげな団体に連座して、取り調べを受けたり、戦火のイラクに家族旅行したり、社員記者ながら、DVで映画を作ったりと忙しい人だが、告発調でも偽善でもなく、わりあい公平な記述。陥落後のイラクへパッケージツアーが何度も催行されていたり、自衛隊員が憲9改正に反対していたり、今井君が「諸君」や「正論」を読んでいたりというのは意外だったが、あとはまあ妥当な線の発言が多い。相変らず雨宮処凛だけは面白いが。結局、人それぞれのイラク行の理由があった事は分かる。今回のケースが特殊であるとしたら、背中に日の丸ではない一日本人のイラク入りという事になるが、「自己責任」などという甘っちょろい世界とは別の世界に生きてきた男の救出に、日本は一体どう対峙できるのだろうか。
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