新書野郎 -238ページ目

ぼくの翻訳人生

著者: 工藤 幸雄
タイトル: ぼくの翻訳人生
タイトル通りの回想録。翻訳一本で喰っていくのはやはり大変そう。奥さんは「ワルシャワ貧乏物語」なんて本をかつて出したね。

「アジアン」の世紀

著者: 亜洲奈 みづほ
タイトル: 「アジアン」の世紀―新世代が創る越境文化
ちょっと一昔前の「アジア」論。アジアアジアって、単なる欧米文化コンプレックスの裏返しの様な気がするが。

ネット王子とケータイ姫

著者: 香山 リカ, 森 健
タイトル: ネット王子とケータイ姫―悲劇を防ぐための知恵
口述なんだろうけど、とてつもないペースであちこちから新書を出す人だ。ゲーム脳の話はアホ臭いけど。

自衛隊の誕生

著者: 増田 弘
タイトル: 自衛隊の誕生―日本の再軍備とアメリカ
ただ賛成、反対ばかりじゃなくて、ちゃんとその成り立ちを勉強しないといかんな。勉強になったよ。
☆☆

なんのための日本語

著者: 加藤 秀俊
タイトル: なんのための日本語
言いたい事をただ書く。書いている事にかなり矛盾があるのだけど、まあ大分お歳の方なので...

崖っぷち弱小大学物語

著者: 杉山 幸丸
タイトル: 崖っぷち弱小大学物語
まあこれが実態なんだろうけど、実名で晒された大学の学生も気の毒だ。

消滅する言語

著者: デイヴィッド・クリスタル, 斎藤 兆史, 三谷 裕美
タイトル: 消滅する言語―人類の知的遺産をいかに守るか
少数言語の危機はかなり昔から議論されていて、その保護運動も盛んなのだが、結局、歴史の必然には逆らえないのか。
☆☆

世界の大学危機

著者: 潮木 守一
タイトル: 世界の大学危機―新しい大学像を求めて
日本だけではなかった大学危機。徹底的に平等化を図ったドイツの状況はかなり深刻そう。
☆☆

認知症とは何か

著者: 小沢 勲
タイトル: 認知症とは何か
具体例が多く、分かりやすい入門書。この問題を避けてはいられない。
☆☆

なぜ日本人はイラクに行くのか

著者: 吉岡 逸夫
タイトル: なぜ日本人はイラクに行くのか

今朝のニュースを見て、とりあえず読了。旅行会社からNGOや自衛隊、マスコミ、今井君や雨宮処凛までイラクに行った人のインタビュー集。著者は例の募金をインチキクスリに流用したかどで逮捕された怪しげな団体に連座して、取り調べを受けたり、戦火のイラクに家族旅行したり、社員記者ながら、DVで映画を作ったりと忙しい人だが、告発調でも偽善でもなく、わりあい公平な記述。陥落後のイラクへパッケージツアーが何度も催行されていたり、自衛隊員が憲9改正に反対していたり、今井君が「諸君」や「正論」を読んでいたりというのは意外だったが、あとはまあ妥当な線の発言が多い。相変らず雨宮処凛だけは面白いが。結局、人それぞれのイラク行の理由があった事は分かる。今回のケースが特殊であるとしたら、背中に日の丸ではない一日本人のイラク入りという事になるが、「自己責任」などという甘っちょろい世界とは別の世界に生きてきた男の救出に、日本は一体どう対峙できるのだろうか。
☆☆