新書野郎 -237ページ目

内務省

著者: 百瀬 孝
タイトル: 内務省―名門官庁はなぜ解体されたか
こちらは分かりやすい。勉強になった。

満蒙独立運動

著者: 波多野 勝
タイトル: 満蒙独立運動
イマイチ分かりにくかった。

アンべードカルの生涯

著者: ダナンジャイ・キール, 山際 素男
タイトル: アンベードカルの生涯
アンベードカルは生涯を不可触民の権利運動に捧げたインドの偉人。インドではガンジーと対立した。何十万の不可触民とともにヒンドゥーから仏教に改宗した という2点から、その功績に未だに暗い影を残しているらしい。この伝記は2種類の伝記を一つにまとめ翻訳したもの。2段組の300ページを越える新書でか なり読みごたえがある一冊。不可触民の子として人間扱いを受けなかった少年時代から、猛烈な勉強を経て、インドを代表する政治家となる立身記だが、詳しく 描かれるのは、ラジカルな立場を崩さず、新旧勢力と徹底的に闘った不可触民の権利獲得運動。不可触民をハリジャン(神の子)として遇するとしたガンジー を、それは詭弁であると徹底批判し、最後は現状を変えるにはヴァルナ(カースト)制度を維持しているヒンドゥーを棄てるしかないと決意し、仏教に光を見い だす。アンベードカルのその闘争は、法律上の権利としては結果が実ったものの、その死後五十年近くになっても、現実的には、彼が夢みた不可触民の解放への 道は未だ茨の道である。

アフガニスタン

著者: 渡辺 光一
タイトル: アフガニスタン―戦乱の現代史
岩波も急いで企画したんだろうが、ちょいと遅かったねという感じ。

ポスト・タリバン

著者: 遠藤 義雄, 藤原 和彦, 柴田 和重
タイトル: ポスト・タリバン
これも便乗本か。ほいほい。

ヒンドゥー教巡礼

著者: 立川 武蔵
タイトル: ヒンドゥー教巡礼
ヒンドゥー教の聖地を巡る旅を通して、ヒンドゥー教を分かりやすく解説というのが、この新書の目論み。それでも結構難しく感じた。以下自分なりの基本事項まとめ。
ヒ ンドゥー教は元々、バラモン教であった事からも分かる様に、ヴァルナ(カースト)制度を持つ所でないと存続できない。信者数では世界有数の宗教であるが、 隣国ネパールと、奇跡的に生き残ったバリ島を除けば、殆どインド社会と一体化した宗教である。よってイスラーム、仏教、キリスト教の様な普遍性はなく、外 国人が簡単に改宗できるものではない。仏教伝来の歴史的経緯を見れば、当然なのかもしれないが、万物に神が宿るとか、男根崇拝とか、清めの水とか、人生の 区分である四住期とか、現在我々が日本の伝統文化と思っている事と類似点が多い。ヒンドゥー教は全く神秘の宗教ではなく、かなりシステマティックである。
まあ、この程度の理解では著者の様に、神が肉体に舞い降りる経験はできそうもない。ちなみに著者はバンコクのドムアン空港の近くの中国寺院で金母(媽祖)が降臨したとの事、今度バンコクに行ったら試してみたいが、やはり無宗教の人間には無理かな。

明治・大正・昭和史 話のたね100

著者: 三代史研究会
タイトル: 明治・大正・昭和史話のたね100
タイトル通りの歴史トリビア本。なんだか物知りになった様な気にはなれる。
☆☆

こころをさなき世界のために

著者: 森 達也
タイトル: こころをさなき世界のために―親鸞から学ぶ〈地球幼年期〉のメソッド
例のオウム映画以降、すっかりメジャーな文化人に収まった著者。本人が無宗教だといっても、親鸞についての延々とした対談があったり、宗教くさい説教本。メジャーになれば口述筆記の新書が出る。

戦下のレシピ

著者: 斎藤 美奈子
タイトル: 戦下のレシピ―太平洋戦争下の食を知る
意外な著者だが、戦中の婦人誌に載った国防食のレシピとその解説。

景気とは何だろうか

著者: 山家 悠紀夫
タイトル: 景気とは何だろうか
解説的にはわりと分かりやすい。分析的にはどうだろうか。