新書野郎 -226ページ目

「身の丈起業」のすすめ

一橋総合研究所
「身の丈」起業のすすめ
あんまり使える本ではないな。

物語 大英博物館

出口 保夫
物語大英博物館―二五〇年の軌跡
大英博物館といえば、ポストコロニアル的には略奪博物館という事になるのだが、1929年生まれの著者は、その問題の所在(返還運動を含めて)を認めた上 で、あえてそれには触れず、自身、60年代の在英時代に通いつめた懐かしの思い出と共に、大英博物館250年の軌跡を紹介している。何だかんだ言っても、 そこには世界屈指の博物館としての歴史があり、文化の保護者だったのか、あるいは収奪者だったのかという議論は、博物館自体の功績に挑戦するまでには至っ ていない。博物館のリーディングルームから「資本論」が生まれたという事例は挙げるまでもないが、古今東西様々な研究の礎となった事実までは断罪できない であろう。リーディングルームが移転した現在でも、それは受け継がれている伝統である。この本には南方熊楠の殴打事件など面白いエピソードも多々あるが、 それら有名人よりも、30年通い続ける紳士や、エジプト象形文字の研究に勤しむ老女など、リーディングルームを舞台とした無名の研究者の話が興味深い。
★★

独りで学べる英会話

塩谷 紘
独りで学べる英会話
とはいっても、これには相当な意欲が必要。

アメリカ一国支配の終焉

高木 勝
アメリカ一国支配の終焉
新書だし、著者はテレビや講演で活躍するタレント教授らしいから、これで良いのかもしれないが、オーソドックスな属国日本論で、新味は無し。アメリカ自体 の話は半分くらいで、後半はもっぱら小泉批判に費やされている。財閥系研究所出身、NY勤務経験がウリ、対米感情が可愛さあまって憎さ百倍というところは 寺島実郎なんかと共通している。これは「リベラル」が主流のアメリカ知識人に倣ったのだろうか。しかし、寺島でもそうだが、気になるのは脱米の選択肢の答 えが「東アジア共同体」である事。要するに米国から中国へ乗り換えろという事なのだが、中国を単なる「経済国家」としてしか認識していないこうした人たち は、またまた「属国日本」を狙う連中に利用されるのがオチであろう。


幼児期

岡本 夏木
幼児期―子どもは世界をどうつかむか
面白い論考もあるのだが、説教臭いところもあって玉にキズ。
まあ、岩波だし、著者は1926年生まれだから良しとするか。
★★

トヨタモデル

阿部 和義
トヨタモデル
PR本の一種とみた。結構巧妙だけど。

日本全国路面電車の旅

小川 裕夫
日本全国路面電車の旅
久々に国内旅に出たくなった。
★★

日本はなぜ諍いの多い国になったのか

森 真一
日本はなぜ諍いの多い国になったのか - 「マナー神経症」の時代
ちょうど考えている事と同じ事が書いてあってビックリ。
★★★

都立高校は死なず

殿前 康雄
都立高校は死なず―八王子東高校躍進の秘密
こんなセンセイより、ドッキリ天馬先生の方が好き。

カーニヴァル化する社会

鈴木 謙介
カーニヴァル化する社会
そのスタンスとタイトルは良いが、ちょっとトンガリキッズ。
★★