新書野郎 -221ページ目

戦後和解

小菅 信子
戦後和解 - 日本は〈過去〉から解き放たれるのか
この手の本にしては非政治思想系なので、入門を考えている人には良いかも。
★★★

「負けた教」の信者たち

斎藤 環
「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論
結局、何が言いたいのかよく分からんかった。

考えないヒト

正高 信男
考えないヒト - ケータイ依存で退化した日本人
ケータイサルの第二弾。はっきり言って二匹目のドジョウもの。つまらんかった。

戦後史

中村 政則
戦後史
岩波史観の戦後史。ベルリンの壁崩壊後、みな反米イデオロギーの中国を盟主とする「アジア」主義に生き残りを賭けている。よほど全体主義国家が好きだったんだね。

日本映画はアメリカでどう観られてきたか

北野 圭介
日本映画はアメリカでどう観られてきたか
著者は大学で「映画」を講じている人らしく、講義調の文体。映画マニア向けの本ではないので、作品そのものや、興行記録ではなく、アメリカの媒体に掲載さ れた批評を紹介している。現在NHKで放映中の成瀬巳喜男生誕百周年特集の中で、海外で初めて商業上映された日本映画は成瀬の『妻は薔薇のやうに』だと 知ったが、それがニューヨークだったというのは少し意外な気がした。というのも後の日本映画評価はヨーロッパ経由である事が多く、この本で取り上げられて いる黒澤、溝口、小津、大島渚などはアメリカにとって「芸術の本場」である欧州(特にフランス)での評価を経て初めて権威づけられたものだ。そういった意 味ではアメリカによる日本映画の「発見」は伊丹十三の『タンポポ』まで待たねばならなかった様だが、これは私も記憶している。紙幅の関係や、著者の「準備 が整っていない」とのことで、アメリカの日本映画史は省略されたが、かつて隆盛を誇った日系人用映画館なんかにも興味があるので、次回作はその辺を期待し たい。
★★

鎮魂 吉田満とその時代

粕谷 一希
鎮魂吉田満とその時代
同時代史としては面白かった。
評伝としては何とも言えない。
★★

象徴天皇制の起源

加藤 哲郎
象徴天皇制の起源―アメリカの心理戦「日本計画」
何やら少し陰謀論っぽい香りも漂うが、まあ興味深い話ではあった。こちら の 本に触発されて研究を始めたとの事で、研究の醍醐味である新史料発掘により、米国が日本に仕掛けた心理戦の外堀を埋めていく。著者の説明通りだとすると、 現在も日本は米国の統治装置の枠内にあるということになる。その側面は完全に否定はできないものの、いささか結果誘導の気を感じないでもない。さて、天皇 制に疑問を呈することは未だに日本の最大のタブーであり「神聖なるもの」であることには異論がないだろう。昔、中国人の教授に共産党の「抗日戦争勝利」と いうのは日本の「天皇制」と同様、実態のない国民の象徴みたいなものではないかといった意味の事を言ったら、相手がえらく不機嫌になってしまったことがあ る。それでも中国人が「天皇制」を批判しないのは、それが日本人の「感情」に触れるものだという理解があるのだろう。「教科書」や「靖国」が何故必要に攻 撃されるかを考えれば、同根のものがあるとも言えなくはない。この辺は日本も「感情」を「感情」で答えるのではなく、「戦略」に徹しても良いのではない か。ちなみにこの本によれば、米国はその点をうまく突き、天皇のリベラル性を宣伝することにより、それに反する軍部と国民の分断を図ったらしい。なるほど 現在の言葉に当てはめると「天皇は靖国参拝しない」といった言質で小泉を批判する勢力は怪しそうだ。
★★

「野球」県民性

手束 仁
「野球」県民性
井口が東亜大?青学じゃなかったのか?

フォトジャーナリスト13人の眼

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会
フォトジャーナリスト13人の眼
被写体を被写体と割り切っていることに対する弁解な様な気がする。
少なくとも君たちは正義ではないだろう。

ウチの社長は外国人

大宮 知信
ウチの社長は外国人―成功起業家10人のサムライ精神
ちょっと古くさい切り口かな。
みんな模範解答ばかり。ホンネを引き出さなきゃしょうがない。
★★