北欧デザインを知る
- 渡部 千春
- 北欧デザインを知る―ムーミンとモダニズム
タイトル通り、北欧の商業デザインを紹介した新書。メーカーではノキアとかイケアとか、エリクソンといった名が知れたところや、人では前に関連本 を 読んだヤコブセンなんかが取り上げられている。私はこの世界には全く不案内なのだが、「デザインジャーナリスト」の著者に言われるまでもなく、北欧デザイ ンの評価が高いのは知られていることであろう。しかし、著者は北欧は、まだまだ日本ではマイナーだと考えたのか、代表選手としてムーミンを持ってきてい て、副題も「ムーミンとモダニズム」。商業デザインの本なのに、ムーミンの話を押し込むのは、ちょっと強引な気がしないでもない。本題から離れた話がもう 一つあって、著者の趣味であるプール通いの話。これについては「なるべく多くの人に話たい」そうだが、北欧の市民プールでは皆、全裸で泳いでいるのだとい う(男女別ではあるらしい)。それで水泳帽にゴーグルを着けた全裸の人が、自分の目の前で大股広げて平泳ぎをしているのを目にしたことが著者にとって大き な衝撃だったらしい。ちなみに、近影からは著者が男か女か不明。名前も文体もどちらともとれる。ちょっと気になるところだ。で、その話に戻ると、日本でも たまに大浴場とかで全裸で平泳ぎしている輩がいないこともない(女湯にもいるのかどうかは気になる)。温泉に全裸で入る日本人に衝撃を受けるアジア系の人 たちは多いが、私も台湾の温泉に初めて行った時に皆、水着をつけて入っているのを奇妙に感じたものだ。その点、水泳帽にゴーグルだけど全裸というのはやは りポイントが高い文化だと思う。
日露戦争 勝利のあとの誤算
- 黒岩 比佐子
- 日露戦争 ―勝利のあとの誤算 文春新書
しかし、よく調べたもんだ。色んな人の父とか祖父が出てくる。
あの日比谷公園焼討ち騒動で、小泉の祖父と、加山雄三の祖父がともに関係者だったとは、妙なつながり。
★★★