新書野郎 -186ページ目

搾取される若者たち

国を誤りたもうことなかれ




近藤 道生
国を誤りたもうことなかれ

これも思い出話か。

企業コンプライアンス




後藤 啓二
企業コンプライアンス

なんか報告書みたい。

東京名画座グラフィティ




田沢 竜次
東京名画座グラフィティ

思い出話だけど、楽しめた。
★★

報道被害




梓澤 和幸
報道被害

運動系だけど、これは必要。
★★

<勝負脳>の鍛え方




林 成之
<勝負脳>の鍛え方

バカはスポーツもダメか。
★★

国際連合




明石 康
国際連合―軌跡と展望

40年前にも同じタイトルの岩波新書を出したらしい。
★★

ホワイトハウスの職人たち 




マイケル・ユー
ホワイトハウスの職人たち
政治ものかと思ったら、文字通り、ホワイトハウスで働く職人たちの話だった。こちらは如何にも新潮新書らしい軽い仕上がり。著者は韓国出身で松下政経塾出身でもあるという韓国系アメリカ人らしいが、「職人文化」と遠いイメージがあると思われている韓国とアメリカへの偏見を是正する意味合いがあったのかもしれない。とはいえ、登場するホワイトハウスの職人の半分は外国生まれの移民であるというのもアメリカという国を象徴している様な話だ。また、菓子職人や料理人などはトップクラスになると外部で働いた方が収入はいい様で、ホワイトハウスの専属から離れてしまうというのも、アメリカ的な話である。仕立て屋、理髪師、フローリストは専属ではなく「通い」の身分なので、外部で名声を利用して稼ぐことも可能とのことだが、ホワイトハウス御用達という名誉が彼らを支えていることは言うまでもない。9.11以降、こうした人たちにはセキュリティの面から取材制限でもあるのかと思いきや、そうでもない様で、アメリカではモニカ事件なんかでも分かるように、ホワイトハウス内部での出来事はゴシップの対象となっている伝統があるので、「国家機密」に属する様なもの以外はわりとオープンである様だ。大統領のアレルギー体質なんかは「国家機密」らしいが、ホワイトハウスの住人でなくなったら、それも解除されるのは言うまでもない。そうしたことを含めて、在任中も常に支持率と戦わなくてはならない大統領にとっては、ホワイトハウス内部のあれこれはイメージ戦略として、可能な限りオープンにするというのが得策なのだろう。それにしても、日本の場合、キャピトル東急(閉店)の理髪師ぐらいしか話題にならないが、首相官邸の職人たちというのはどういう人たちなんだろう。まさか「職人肌」だから表に出てこないという訳でもないだろうが。
★★

一神教の闇




安田 喜憲
一神教の闇―アニミズムの復権

スゴいことを言ってるのかトンデモなのかよく分からない。テーマ云々より言いたいことを書きましたといった感じ。友好人士の末路は興味深かったが。
★★

反西洋思想 




イアン・ブルマ, アヴィシャイ・マルガリート, 堀田 江理
反西洋思想
ビジネスマンが満員電車で読める新潮新書の異端。読みやすいことは読みやすいが思想系の本。イアン・ブルマなんかが名を連ねているから、てっきり日本向けの書き下ろしかと思ったら、原著は2004年に出て10カ国語以上に翻訳されているのだとか。それにしてもブルマも今やハーバードの教授と言うから出世したものだ。と思ったら米バード大学教授だった。略して東大の類いなのかな。原題は「オクシデンタリズム」ということで、「オリエンタリズム」をもじったものだけど、「オリエンタリズム」に反論している訳でもなく、「文明の対立」よろしく、世界に巻き起こる「反西洋」の動きを論じたもの。どのパートをブルマが、どのパートをイスラエルの学者が書いているのかは分からない(大体、想像はつくが)が、この本の目的の一つが「反ユダヤ」を語るところにあったことは想像に難くない。「ユダヤ」と「西洋思想」が密接に結びついていることは、欧米の読者にとっては微妙な問題なのかもしれないし、「反ユダヤ」を「反シオニズム」ではなく、「反西洋」の文脈で語られることには抵抗があるものなのかもしれない。その一方で、惨禍を招いたナチスやロシアのソレを「反西洋思想」や「西洋思想の異形」として、分類し、大日本帝国から、「イスラム過激派」まで、その異形である「西洋思想」に影響されたものともしている。それがオクシデンタリズムの正体であり、その実、西洋思想の影からは逃れてはいないものだという。それはそれで間違いはないのだろうが、それはシオニズムに関しても同じことが言えるのではないかという気がしないでもない。いずれにしても「野蛮」に留まることを許さない世界を「西洋思想」が構築した以上、「文明化」という記号の旗振りは「西洋思想」が引き続き担当するしかないのではないか。
★★