新書野郎 -18ページ目

アップル、グーグル、マイクロソフト

アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)
岡嶋 裕史

光文社 2010-03-18
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御三家がそのままタイトルとなっているが、クラウドと携帯情報端末の話。実際にこの二つが次の主戦場になるのかどうかについては、そう言われているからそうなんじゃないとしか言えないし、個人的にはほとんど必要性を感じないものなので、さしたる興味はないのだが、一応読んでみた。まあ言ってみれば、このブログもクラウドみたいなものなのだが、最初に始めたところは日本最大級のデータ会社の系列だったのに、突然サービスを停止してしまったので、今日の夕刊に出ていた様なクラウド起業が果たして万全なものなのかは懐疑的である。人里離れたところに設置し、週一回くらいしか見回りに行かないなんていう状態はセキュリティ的にどうなんだろう。二重三重に保存しているのだろうが、同時多発テロで物理的にやられたらアウトだろうし。あと、キンドルっていうの、あれは使う気まだせんな。米国がデファクトスタンダードを作ってしまえば、世界が従うしかないんだろうけど。

生殖医療と家族のかたち

生殖医療と家族のかたち 先進国スウェーデンの実践 (平凡社新書)生殖医療と家族のかたち 先進国スウェーデンの実践 (平凡社新書)
石原 理

平凡社 2010-06-16
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著者は生殖医療の第一人者らしい。この分野でスウェーデンが先進国となっているのも、学術的というよりは制度的な事情によるところが大きいかと思うが、そうしたスウェーデンの現状を紹介して日本のあり方を問うというもの。もっとも何も日本がスウェーデンと同じやり方をしろと言っているのではないとして、「北欧教」とは一線を画していることを最初に宣言しているのだが、かといって、スウェーデンの実践については賞賛一辺倒で、批判的箇所は皆無。少子化対策の為に、女性に対する不妊治療を徹底させるというのは何か産めよ増やせよ的なファッショを感じるのだが、医者もこういうものが専門だと、健康と病気に対する啓蒙ではなく、人口問題に根ざし、社会的部分で啓蒙していかなくてはならんか。非嫡出子とか外国からの養子受け入れ、更には移民社会などを理想化し過ぎている観があり、あたかもスウェーデン人が皆、その現状を肯定しているかの様に描いているが、最近の選挙でこの国でも移民に反対する極右政党が台頭してきているのが周知の通り。日本は3千万人くらいの移民が今後必要となるという説が実しやかに言われているのだが、もう無理に経済大国を維持しなくてもよかろう。よく分からんがスウェーデンがそんなに良い社会なら、少しずつ人口を減らしていって、スウェーデン規模の人口にしてその制度を導入するという発想はないのかな。国土における森林面積は日本の方が高いそうだが、24世紀くらいには実現できんかな。

14歳からの靖国問題

14歳からの靖国問題 (ちくまプリマー新書)14歳からの靖国問題 (ちくまプリマー新書)
小菅 信子

筑摩書房 2010-07-07
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版元の意向もあるんだろうが、なんか高橋哲哉に誘導しているみたいで嫌だな。
小菅さんはこの問題には首を突っ込まなくていいよ。

空港の大問題がよくわかる

空港の大問題がよくわかる (光文社新書)空港の大問題がよくわかる (光文社新書)
上村 敏之 平井 小百合

光文社 2010-03-18
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たしかによくわかることはわかるのだが。
★★

四字熟語で愉しむ中国史

四字熟語で愉しむ中国史 (PHP新書)四字熟語で愉しむ中国史 (PHP新書)
塚本 青史

PHP研究所 2010-07-16
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著者は中国歴史小説を専門に書いている作家らしい。そういう人は何人もいるし、中国史ものを手がけることが大物作家の条件みたいになっているところもあるのだが、逆に中国人で日本史を題材にした作品を書く作家はあり得ない訳で、東アジアにおける中国史の普遍性というもの示すものだろう。現代中国史には全く関心がない人でも「三国志」とかのファンはいて、こういった新書を「愉しむ」ことは可能なのだろうが、私の様に現代中国史にしか関心がない人は結構、古代史には全く関心がなかったりもする。つまりは両極端に分かれる訳だが、古代史好きの人にとって現代中国の実像はがっかりするものに写るのだろう。ということで、あまり私などが愉しめるものではなかったのだが、先日読んだベスト新書の方で朝三暮四は今の中国ではもっぱら浮気性を意味するとなっていたのだが、こちらでは元の意味の詳しい説明がある。まあ中国人も古代史は苦手という人が多いのだが、日本文学にに中国歴史小説というジャンルが確立されていることを知ったら驚く人が多いのではなかろうか。

(中東)の考え方

<中東>の考え方 (講談社現代新書)<中東>の考え方 (講談社現代新書)
酒井 啓子

講談社 2010-05-19
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祝酒井啓子さん復活ということで、岩波以外の新書は初めてかな。男酒井とも言われた大野元裕が今ではまさかの国会議員であるし、酒井さんもブレイク時に中島岳志の如く芸域を広げておけば、今頃、カツマーと対抗できていたかもしれん。相変わらず私生活のことについては全く触れることがないので、改宗しているかどうかも分からんのだが、当時23年会っていなかったというイラン人のダンナとは結局どうなったのであろうか。<中東>という概念のおかしさは指摘の通りなのだが、著者がイランからイラクに専門を移せたのも、<中東>のおかげとも言える。「極東」研究家が中国から日本へ専門を変えるということはあまりないかもしれんが、ペルシャとアラブの差異は日本と中国の差異近いものがあるか。さすがにアフガニスタンにはてを出していないが、イランがいけるならアフガンもいけるだろう。著者がまたブレイクするとしたら、イラク情勢が再び混迷を極める時だろうが、今度はイランで再登板があるかも。
★★

中国人も知らない中国の歴史

中国人も知らない中国の歴史 (ベスト新書)中国人も知らない中国の歴史 (ベスト新書)
島崎 晋

ベストセラーズ 2010-05-08
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よく分からんが、著者は歴史とか宗教の入門ものを手がけている人らしい。まあベスト新書向け作家であろう。中国人は歴史に関しては日本人の言うことなど聞く耳持たずだろうが、中国の歴史は歪曲されたものというより、「正史」を誰が記録するかということが歴史の本質であろう。その場合中共ん十年の歴史は後世の民主化勢力か、民族主義勢力によって「正史」が書かれることになるのだろうが、毛沢東評価はどっちに転ぶかによって分かれるだろうな。中国人も知らない中国の歴史というタイトルはちゃんと由来がある様で、著者の立教大時代の教師である戴国煇と関係があるらしい。戴国煇を中国人とするのは本人的にも妥当かと思うが、戴が授業の際に西太后はアメリカにレイプされたということを何度も口にしていたという。このことに言及している書物は中国はもちろん欧米でも皆無とのこと(著者調べ)なのだが、ホンマかいな。何でも義和団事変の際に西太后は紫禁城に留まり、突入した米軍兵士にレイプされたのだとか。西太后は当時64歳で、アジア系だから若く見えたというが、鬼畜米兵だから何でもレイプという訳でなく、象徴的な意味でレイプされたのだという。その後始末の交渉で清朝と米国の間に入ったのが日本人の服部宇之吉だそうで、米国はそのことを考慮して清朝からの賠償金を例の清華大の元祖となった中国人の米国留学準備に当てたのだという。よく中国人の対米感情と対日感情が大きく違うのは戦争はもとより、この賠償金の使い道が日本と米国では大きく違っていたからという理由を指摘する中国人が多いのだが、こんな背景があったなら違うのは当たり前だ。ともすれば中国が誇る世界の頭脳、清華は米兵に国の皇后が犯された結果誕生したという中国にとって国恥この上ないものになるのだが、この話は中米タッグで日本の陰謀にさせるんだろうね。

農協との「30年戦争」

農協との「30年戦争」 (文春新書)農協との「30年戦争」 (文春新書)
岡本 重明

文藝春秋 2010-01
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戦争つうか個人的諍い。
まあ当時は勇気がいることだったんだろうけど。

イルカを食べちゃダメですか?

イルカを食べちゃダメですか? 科学者の追い込み漁体験記 (光文社新書)イルカを食べちゃダメですか? 科学者の追い込み漁体験記 (光文社新書)
関口 雄祐

光文社 2010-07-16
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やっと反撃本が出たか。
連中は黙っていると勝手に勝利宣言するからな。
英訳して送りつけてやってくれ。
★★

アメリカが日本を捨てるとき

アメリカが日本を捨てるとき (PHP新書)アメリカが日本を捨てるとき (PHP新書)
古森 義久

PHP研究所 2010-04-16
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古森はまだワシントンに居るのか。小泉ポチ政権の頃から日米関係に警鐘を鳴らしているのだから鳩山反米政権になってしまっては、黙ってられんということになるのだろうが、イラ管の方がまだマシになるのかな。まあそれも日韓併合100周年のお詫びの内容によるのだろうけど。アメリカが日本を軽視しているのではなく、日本はもう大国ではないので、中等国としての付き合いに変えるというのはまあそれでも構わないけど、日本が韓国とかイタリアと同等の国というのはやはり無理があるんじゃなかろうか。コーヒークラブとか中国にとっては願ったりだろうけど、相変わらず円は逃避先になっているし、山と積もった米国債を中国に譲ったりしたらどうなることやら。経済規模も人口もフランスの倍だけど、感覚的には対等な同盟国という意識すらないんだろうな。日米同盟を対等な関係にするにはアメリカだけが日本の防衛の義務を負って、日本がアメリカの防衛には関与しないという点を改正しなければならないというのはまあその通りであろう。その点において日本の核武装の必要性を説く米国の声というのは日本が非核三原則と被爆国の核アレルギーから決して核武装など出来ないと踏んでのものだろう。中国も日本が米国の核の傘にあることを非難しているのだが、じゃあ独自に核武装しますといったら、それは困る訳で、てめえの核は手放さないが、日本の核廃絶の動きは黙認するという二律背反的な政策が今後も続くのだろう。米大使とかパンギムンが広島に来たのも「ビンの蓋」的なものなのだろうが、「原則の国」中国は、やはり核保有国(公式)の中で唯一代表を出席させなかったみたいだね。
★★