四字熟語で愉しむ中国史 | 新書野郎

四字熟語で愉しむ中国史

四字熟語で愉しむ中国史 (PHP新書)四字熟語で愉しむ中国史 (PHP新書)
塚本 青史

PHP研究所 2010-07-16
売り上げランキング : 17181

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


著者は中国歴史小説を専門に書いている作家らしい。そういう人は何人もいるし、中国史ものを手がけることが大物作家の条件みたいになっているところもあるのだが、逆に中国人で日本史を題材にした作品を書く作家はあり得ない訳で、東アジアにおける中国史の普遍性というもの示すものだろう。現代中国史には全く関心がない人でも「三国志」とかのファンはいて、こういった新書を「愉しむ」ことは可能なのだろうが、私の様に現代中国史にしか関心がない人は結構、古代史には全く関心がなかったりもする。つまりは両極端に分かれる訳だが、古代史好きの人にとって現代中国の実像はがっかりするものに写るのだろう。ということで、あまり私などが愉しめるものではなかったのだが、先日読んだベスト新書の方で朝三暮四は今の中国ではもっぱら浮気性を意味するとなっていたのだが、こちらでは元の意味の詳しい説明がある。まあ中国人も古代史は苦手という人が多いのだが、日本文学にに中国歴史小説というジャンルが確立されていることを知ったら驚く人が多いのではなかろうか。