新書野郎 -142ページ目

大学の教育力




金子 元久
大学の教育力―何を教え、学ぶか (ちくま新書 679)

うーん。あんま関心がもてんかった。

日本の有名一族

照葉樹林文化とは何か 




佐々木 高明
照葉樹林文化とは何か―東アジアの森が生み出した文明 (中公新書 1921)

照葉樹林文化という概念を提唱したのは中尾佐助だそうで、その四十余年と、著者の結婚五十周年を記念して仕上げた本らしい。著者は中尾と共に照葉樹林文化論を構築した人で、「京都学派」の仮説が次々と説明されていく訳だが、稲作文化を含め、「日本人のルーツ」を追い求めるロマンが、研究への情熱へと開花したことが覗える。言語学者(というか某一名だけだけど)のタミル説とか、騎馬民族説なんかよりは、レプチャとか、この辺にルーツがあった方が情に訴えるとことがあるのはたしかで、アッサムから雲南あたりの少数民族地域には、どこか懐かしい風景をみる人は多いかと思う。とはいえ、焼畑とかナットウとかナレズシがあるからといって、それがそこから伝わったという証明は出来ない訳で、徐福がこどもたちを連れて海を渡ったとか、百済人が支配して文化を伝えたなんて信じている「近隣諸国」の人たちにとっても、そちらの方がトンデモになってしまったりもする。昔、中国の日本語専攻の学生たちに、日本の文化は中国の少数民族の文化に近いと話したら、教室がとても気まずい雰囲気になってしまったことを思い出したのだが、血縁的には漢民族というよリ、少数民族である広東人には、そうした話はタブーであったのだろうか。それとも、自分たちが学んでいる文化のルーツが「少数民族」にあることは「漢民族」としての誇りを傷つけるものだったのだろうか。
★★

大人の敬語コミュニケーション




蒲谷 宏
大人の敬語コミュニケーション (ちくま新書 694)

必要なコトなんだろうけど、なんかめんどくさいな。

仏教的生き方入門 




長田 幸康
仏教的生き方入門 チベット人に学ぶ「がんばらずに暮らす知恵」 [ソフトバンク新書]

チベットものライターとして御馴染みの著者が遂に新書進出。こんなタイトルになったのは営業上の理由からだろうが、副題は『チベット人に学ぶ「がんばらずに暮らす知恵」』。葬式仏教の私にはピンとこないのだが、「仏教的生き方」というのは、どうも腐れキリスト教徒の欧米人は惹かれるものがあるみたいで、そうした連中にとって「仏教とはチベット仏教」を指すというのはその通りだと思う。昔、旅行者をやっていた頃、「あなた日本人ね。私は仏教徒」とか言ってくる輩が、「ナンミョーホーレン」の例のヤツでガックリすることが何度かあったのだが、「ゼンとは何か?」とか聞かれるのも、また厄介なものではあるのだが。そうしてみると、仏教的生き方なんてものは瞑々勝手に実践すればよいのかと思うのだが、チベットとダライ・ラマというのは、十分に神秘性を感じさせられるものなのであろう。チベット人の生き方が神秘的かどうかは「チベット死者の書」でも読んで考えるしかないのだが、ノーベル平和賞を貰うためにバラマキをしている人よりは、異民族支配に非暴力で立ち向かう人の方が「仏教的生き方」を実践している指導者であることは間違いない。その意味で「がんばらずに暮らす知恵」というのは、常に「教団」の為に頑張ることを要求する宗教とは相容れない教えであるのだが、政治的なことをとやかく言わないという著者の姿勢は、実利的理由ではなく、精神的な理由であると理解することにしよう。
★★

おれちん




小倉 紀蔵
おれちん―現代的唯我独尊のかたち (朝日新書)

つまらんなあ。韓国だけやってりゃいいのに。偉くなりすぎたのかな。

病院選びに迷うとき





長田 昭二
病院選びに迷うとき―良医と出会うコツ (生活人新書 237)

なんか常識的なことしか書いてないな。

わが青春のロック黄金狂時代




東郷 かおる子
わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)

かおる子さんも懐かしいな。こんな幸せな人生の団塊女子も珍しいではなかろうか。
★★★

自治体格差が国を滅ぼす

中国に人民元はない 



田代 秀敏
中国に人民元はない (文春新書 588)

中国に人民元はない→あるのは人民幣といった話を集めてナイナイづくしの「中国経済ジョーク集」だそうだが、ジョークとしては全然成立していない。この辺は新書界の「壁」、「力」、「品格」に続く「ジョーク集」商法なんだろうけど、文春は続いて相原先生を使って「中国語」のジョーク集も出したみたい。しかし、ダンボール肉まんじゃないけど、もう中国の「ジョーク」は、ホントにシャレにならないから、中国に人民元はない→あるのは全部ニセ札とか言われても別に驚かない。とはいえ、この著者は東京財団の研究員だそうで、マジメに中国経済を研究している人。中国に公私混同はない、中国に金利はない、中国に土地バブルはない、中国に中華料理はない、中国に相場はないと、中国に金融はないといったことはジョークでもなんでもなくて、事実そうなのだと根拠を説明している。まあ、いささかこじ付けみたいな部分があるのは否めないのだが、文春や東京財団的は「中国バブル」に警笛を鳴らすのが仕事だから、まあこういう視点で考える必要はあるのかんもしれん。しかし、中国には卸問屋はないとか、流通市場はないとか力説されると、私が仕事してたのは何処だったのかと思ってしまう。中国に定期券もないそうだが、私は写真を貼った5元の北京市バス月票なども持っていた記憶があったりがする。公園の入場定期なんてのも持っていて、気功に通っていたりもしたんだけど、今はもう無料になってるのかな。まあ中国に企業はない、中国に中国はないそうだから、問屋も定期もないのは仕方ないか。
★★