新書野郎 -130ページ目

47都道府県の名門高校

47都道府県の名門高校―藩校・一中・受験校の系譜と人脈 (平凡社新書 412)47都道府県の名門高校―藩校・一中・受験校の系譜と人脈 (平凡社新書 412)
八幡 和郎 CDI

平凡社 2008-03
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出た。新書流二番煎じ。
ウィキはヒントだけって。
★★

ニッポン五輪メダルプロジェクト

ニッポン五輪メダルプロジェクト (朝日新書 101)ニッポン五輪メダルプロジェクト (朝日新書 101)
岡田 忠

朝日新聞社 2008-03-13
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もう興味は競技じゃないけど、連載ものらしい薄っぺらだった。

野球場で、観客はなぜ「野球に連れてって」を歌うのか?

野球場で、観客はなぜ「野球に連れてって」を歌うのか? 野球の七不思議を追う (アスキー新書 032) (アスキー新書 32)野球場で、観客はなぜ「野球に連れてって」を歌うのか? 野球の七不思議を追う (アスキー新書 032) (アスキー新書 32)
佐山和夫

アスキー 2007-10-10
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ほとんどパターン化した「疑問系」の新書なのだが、タイトルの話は最初の20ページ超で、さっさと片付けて、後はこの著者のお門である「ベースボール史」のダイジェスト。しかし、実際に観にいったことはないので分からんが、ホントに観客が皆、あの歌を合唱しているのだろうか。日本のプロ野球で「君が代」斉唱とかやったら、韓国人選手とかは怒って退場しそうなもんだが、さすがに「大リーグ」は元祖だけあって、外国人選手がワンサといるのに、そういう問題は起きないか。もっとも、国歌が「近隣国」のみならず、自国民からも拒否されるということ自体が、世界的にも異例な話ではあるのだが。で、この著者は、このテーマ一筋ウン十年というお方だけあって、かの国は大変敬意を抱いている様だ。アメリカ野球学会という所の会員でもあるらしいのだが、野球の元祖研究が最近のライフワークであることは、前著でも確認済。タウンボールやストゥールボールについては、何度も文章にしているのだろう。解説にも慣れた感じがした。他のボールゲームの得点が、ボールを主体としているのに、野球はなぜ、走者が主体なのかというのも面白い疑問である。とはいえ、海を越えたイギリス人がホームに帰って来るから得点になるという説は、それほど感心するものでもない。著者としては「元祖」に敬意を表してのことだろうが。

中学生の満州敗戦日記 

中学生の満州敗戦日記 (岩波ジュニア新書 590)中学生の満州敗戦日記 (岩波ジュニア新書 590)
今井 和也

岩波書店 2008-03
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今年はなぜか満洲ものが多いのだが、証言者も書けるうちに書いて、出せるうちに出しとかないと、「偽満」を正史としなくてはならない時代に突入してしまうかもしれない。そんなことを岩波が考えている訳はないのだが、ジュニアでも満州啓蒙。著者はレナウンに勤めていた人らしいのだが、1931年生まれのハルピン育ちで、敗戦時は開拓団で勤労奉仕をしていたとのこと。タイトルにある通り、当時、中学生だったので、「蟻の兵隊」をジュニアに持ってくるよりは妥当な線なのかもしれない。とはいえ、ちゃんと啓蒙路線はとっており、「七三一」や「パーロ」の章は編集サイドのリクエストかもしれん。「満州」と「満洲」、「ハルピン」と「ハルビン」の表記についての説明もちゃんとしている。こういうツマランことで、研究者たるオトナが罵倒しあったりなんてこともあるのだが、ジュニア向けにしては気を配っている感じもした。「残留孤児」にしても、それが「売買」であったことを示唆しているし、中国人による略奪、ソ連軍による強姦などもちゃんと書いてある。もちろん、日本人生徒間の軍隊式イジメについても触れており、敗戦後の逃避行中は、日本人も、もちろん「リャク」に走っている。混乱した社会では「五族共悪」であったのだが、ソ連軍が再三、家に略奪に来る一方で、ロシア人兵士が遊びに来て、お茶を飲みに来たというのは、どういうことなのだろうか。その説明はないのだが、やはり刑務所から出されたならず者が、ソ連軍先遣隊として略奪、強姦したという説は本当なのだろうか。衣類などを切り売りするタケノコ生活から、花札製造業に乗り出す話などは面白いが、この時代、ちゃぶ台ひっくり返すオヤジってのは、劇画に話ではなく普通にあったことも分かった。しかし、今の中学生がコレを読んで、「平和が大切だと思いました」とか、「日本は侵略戦争を中国の人たちに謝罪するべきです」とか都合のいい感想を持つかな。そう書けば、いい点数になることが分かってる子たちは、そう書くんだろうが、「こんなドラマチックな体験を私もしてみたかったです」とか、「僕たちはアルバイト禁止なのに、当時の中学生は自分で商売して稼いでいてうらやましいです」なんて、正直な感想も出てくるんじゃないかな。
★★

裁判中毒

 
裁判中毒―傍聴歴25年の驚愕秘録 (角川oneテーマ21 B 107)裁判中毒―傍聴歴25年の驚愕秘録 (角川oneテーマ21 B 107)
今井 亮一

角川書店 2008-03
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オタク本だから、一人盛り上がり。

非居住者のすすめ

非居住者のすすめ (中公新書ラクレ 276)非居住者のすすめ (中公新書ラクレ 276)
邱 永漢

中央公論新社 2008-04
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このトシになっても、まだ銭ゲバか。
日本国籍になってから、海外移住するのが中国人の帰化パターン。

沖縄を撃つ!

沖縄を撃つ! (集英社新書 415D) (集英社新書 415D)沖縄を撃つ! (集英社新書 415D) (集英社新書 415D)
花村 萬月

集英社 2007-11-16
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なんじゃこりゃではあるのだが。
★★

創氏改名 

創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118)創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118)
水野 直樹

岩波書店 2008-03
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親北というより、植民地贖罪派といえる著者なのだが、これはわりと客観的なシロモノだった。「創氏改名」が強制的であったか否かについては、実際に自分で、その手続きをしたという人はあらかた亡くなり、月山明博の様な二世の「記憶」が、戦後韓国の「歴史認識」の枠内において、史実化されてしまった側面はあるだろう。ただ、「従軍慰安婦」や「強制連行」の様に日帝支配の象徴とまでになっていないのは、善良無垢な市民を身体的拘束を伴って連行するという「被害者イメージ」で語り継ぐには、不都合があるからでもあろう。著者は当然、その抵抗の記録を発掘しているのだが、岩波の水野本を以っても、この件に関しては「事大」の側面というのも否めない気がした。韓国人にその認識があったのか、あるのかは分からないが、著者も梶山季之の「族譜」が、韓国人の認識を改めさせたという「定説」自体は否定はしていない。梶山の小説が虚構に基づいていることは批判しているのだが、小説という性質上、史実に忠実である必要はなかろう。「創氏改名」に日本人が反対していたことは事実なのだが、それが日本人による差別であったにせよ、その動きを利用して阻止に持ち込むことは、やはり難しかったのだろうか。よく混同される「氏」と「姓」の問題や、女性側からみた改名問題など、「創氏改名」も多層的に考える必要があるとは感じた。今日の「通名」がその流れを汲むものであることは否定しないが、それが日本社会の変わらぬ差別であると単純に結論付けているのは、どうだろうか。著者のイデオロギー的なものにかかってくる問題なのだろうが、「在日」のアイデンティティとしての通名や、利便性のみで使用する通名も考慮すべきではなかろうか。
★★

ブータンに魅せられて 

ブータンに魅せられて (岩波新書 新赤版 1120)ブータンに魅せられて (岩波新書 新赤版 1120)
今枝 由郎

岩波書店 2008-03
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岩波初のブータン本かもしれないが、今枝由郎自体は翻訳集を岩波文庫で出したことがあるらしい。例の「ラサ暴動」の前に完成した新書で、主題はブータンだから、その言及はないのだけど、NHK出版のブータン本で書い多様な激しい中国批判は皆無。中国の「チベット進入」とか書いていたりもするのだが、これは「撫順の奇跡」から岩波に出向中のクマさんが、「侵攻」を「進入」に書き換えさせたのかもしれない。それとは関係ないのだろうが、相変わらずのブータン賛歌は、ブータン政府の代言人の立場も健在といったところだろうか。ネパール人問題についても、一応、説明があるのだが、この辺が政府の「公式見解」なのだろう。ほとんどブータンの代名詞となってしまっているGNHについては、国王自ら、「一人歩きしている」と語ったそうで、ブータン国内では、翻訳語として使われることはあっても、国民の間で話題となることは、ほとんどないそうだ。これはGNHに詭弁の匂いを感じる人たちに対するメッセージなのかもしれない。と、批判面から先に書いてしまったが、これは、結構面白い本だった。というのも、著者がブータンに「魅せられる」までの過程が詳しく綴られているからで、ここまで入国に時間と労力をかけたのなら、ブータンに魅せられないと損といった気持ちにもなるだろう。河口慧海やハラーの時代ではないのだから、ティンブ入り自体に意味がある訳ではないのだが、著者が何度も「専門はチベットなので、別にブータンでなくても良かった」と弁明するのも、不自然な感じがする。結局、10年も滞在することになったのも、偶然ではなく、運命的なものを感じてたからだと思う。自身を不信心者と位置づけているのだが、それもブータン人になり切れなかった自分への言い訳なのかもしれない。
★★★

早わかり世界の文学

早わかり世界の文学―パスティーシュ読書術 (ちくま新書 712)早わかり世界の文学―パスティーシュ読書術 (ちくま新書 712)
清水 義範

筑摩書房 2008-03
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講演禄かよ。このオッサンも粗製濫造っぽいな。