バレエ向きじゃない脚をもつ少女② | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまこんにちは!

 

なんと今日から3月だそうです!!

 

世間は大谷選手のご結婚の話で盛り上がっているところですが

私は今日も通常運転で行きたいと思います!

 

さて、内またの脚で医者にも心配されてしまった

次女の脚を矯正すべく現れたのは

ロシア人の双子の弟。

 

弁護士であり、あん摩マッサージ指圧師の資格をもっています。

 

目が見えないためにとった資格だそうですが

盲学校ではなく普通の学校に通って

弁護士資格を取るという秀才なのです。

 

娘は飛び級して国外に推薦就職するぐらい頭が良いです。

 

双子なので片方が頭脳だけもってっちゃったんですかね。

 

 

日本では内またにつける薬があるのか?

どんな治療があるのかわかりませんし

自分自身は「内まただから矯正のためバレエかバレーボール」という

選択を迫られていたので

特に病院で治療ということではないんでしょう。

 

成長するうちにマシになることが多いと思いますし

こればっかりは気を付けるのが一番有効かと。

 

ただ、1歳2歳の子に気をつけろと言っても

無理ですよね。

 

本人が歩きやすいように歩くしかできません。

ましてや歩き始めたばっかりで…

 

でもマッサージや整体なんかで

ゆがみを整えるなんてこともありますし

弟さんに頼んだら快く??引き受けてくれました。

 

マッサージの方法を教えてもらって

家でも数カ月やりましたが

親子スキンシップ以外の効果があったかは謎です。

 

でも刺激を与えて筋肉を使えるようにするのは

あり得るので使いたい方向に触ってあげるのは

自分でも他人でも一定の効果があるのかな?

 

いや、あると信じてやるのです。

 

使いたいところを触れ!と

大御所バレエの先生が言っていた。

 

 

兄弟それぞれ忙しいのであまり会う機会がなく

小さかった次女は突然来た人物に驚いていました。

 

実は4コマ的に同じに描いていますが

片やバレエダンサー、片やオフィス務めということで

だいぶ見た目は違います。

 

でも声が一緒なんですよね。

 

声がしてパパだと思ったら

なんとなく違う人なんだけど

よく見るとやっぱり似てて

 

あれ?というところに本物が現れたから

次女は父が分裂したかと思ったとか

思わなかったとか。

 

そんなわけで歩き始めのころは超絶内またでしたが

今はなんとなくまっすぐになっています。

 

これがそういう骨格だったのか

新体操のおかげかマッサージのおかげかわかりませんが

 

私だって似たようなもので

それでもずーーーーーっと内また子さん

次女の年齢をずいぶん超えても大人になっても

内また子でした。

 

多分、自分でそう思い込んで

どうにもならないと諦めていたのが

治せなかった原因だったかもしれません。

 

バレエに行っても「内また」といわれ

うちでも転べば「内まただから」と言われ

自分でも「内まただからしょうがない」と

なってたんでしょう。

 

そういうあきらめの境地が

アンディオールやっても意味がないと

思わせる元凶。

 

だから努力もしなかったし改善しようともしなかったのだけど

ここにきてロシア人の

「足が180度開かないのになんでバレエやるの?」発言で

火がつきました。

 

もちろん素朴な疑問だったんですよ。

 

「どうやってバレエになるの?」っていう

素朴な疑問(笑)

 

そこでまた

足が180度開くけどアンディオールしてない人に出会う。

 

もしかして足が開くこととアンディオールは違うのかも!?という

ひらめきから研究を始める。

 

そしてアンディオールとは形ではなく

「動き」であることにたどり着く。

 

180度にならなくても最善を尽くすことが大事。

そして最後の形だけ作るのでなく

その過程でも元に戻るときでも

常にアンディオールが発動していることが大切。

 

そう思い至ったら楽しくて!

楽しくて!

 

アンディオールが楽しい!という謎の境地に立ちました。

 

忘れるなんてとんでもない!!

 

アンディオールしていないと動けない

(くらいの感じ…本当はできないところも多いですからね)

 

ここもアンディオール!こっちも

アンディオール!できるじゃないの~と

 

いままでやってこなかった分

すごく新鮮なんですよね。

 

自慢じゃありませんがバレエ歴30年くらい

アンディオールしてなかったから!!

 

大人バレエの皆さんは私よりも

ずーーとバレエ歴は短いと思うので

今からでも全く遅くないし

いろんな情報がすぐに手に入るから

きっとこの「楽しいアンディオール」に

到達したらずいぶん違うと思うんですよね~

 

アンディオールってバレエでもっとも大事な部分なのに

いとも簡単に「忘れた」と言われる薄い存在なんです。

 

「やろうと思ってるんですが意識が続かない」

「ほかのことに気を取られて忘れちゃう」

とかね。

 

むしろアンディオールのことだけ考えてもいいくらい。

 

順番は忘れてもアンディオール!

何はなくてもアンディオール!

 

はぁはぁ

 

取り乱しました。

 

さてそんなわけで

内またでも治るからあまり言いすぎたらいけません。

私のように「できないもの」と思わせてはいけません。

 

できますし、完成形は目標であって

そこを目指し続けるのがイイんです。

 

諦めたら努力しなくなるでしょう。

 

人生もアンディオールと一緒で

完璧な形になることだけが重要じゃない。

 

どうやってそこに至ったか

最善を尽くしたか

なんとなくじゃなく

意思をもって動いたかが

大事なのです!

 

バレエ教信徒さん募集中。

 

バレエ教と打とうとしたら

バレエ狂って出てきますバレrina

でした。

 

3月もよろしくお願いします。

 

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