アラベスクのための訓練!新体操からのヒント | パパはバレエダンサー

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いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさん今日もこんにちは!

 

毎日暑いですが日本も暑いでしょうか?

 

新体操のキャンプに参加すると

一緒に訓練をすることもあるのですが

 

踊りの練習なんてほとんどなく

ほぼ柔軟と筋トレ、手具の扱いが占めています。

 

これを毎日5時間以上やるわけですからそりゃ強くもなります。

 

それで最終的にはバレエのような回転やジャンプ

バレエ以上の柔軟性を発揮するのですから

新体操の秘密特訓も侮れないのです。

 

特に年少組は手具をまだ使いませんので

一緒に練習することもできるのです。

 

柔軟と筋トレね。

 

そこで、今回は一緒にやってみて

「これはバレエにも役立ちそう!」という

訓練法をご紹介します!

 

踊れる人なら何でもない動きだと思いますので

ボディチェックのつもりでやってみてはいかがでしょうか?

 

まず、一番上のコマですが

ストレッチバンドを使ってアラベスクパンシェの練習をしています。

 

新体操では180度では足りないのでバンドを使ってグイグイ伸ばすわけですね。

 

 

 

 

 

両手を床についてもつらいのですが両手を離すとよりツラいです(笑)

 

正しく立てていないと倒れますので注意しましょう。

 

でも、このポーズは難しいので特選には入れていません。

 

その前段階でできるものをやってみましょう。

 

まず難易度①ですが

上のアラベスクパンシェに似ていますが

なんと!両足を床につけています!!

 

最初見たときに???だったのですが

やってみると意外と難しいです!!

 

ロシア人は「アラベスクパンシェの練習」といっていましたが

背中の訓練にとってもいい。

 

でも腰が痛い人は気をつけて…

 

両手を横にピンと張って顔が下を向かないように

背中をまっすぐ付け根を折りたたみながら

上体を倒していきます。

 

顔は落とさないように

お腹と前腿を近づける感じです。

 

どうです??

 

バーのプリエでやるポールドブラにもありますが

コチラは最後まで背中を丸めないので

背中意識がより感じられます。

 

両足がついていますが

アラベスクのポーズをしているつもりで

前に倒れていくと

お尻をひかないでどこまでいけるのか?

背中の強さがいかに大切か!腿裏がいかに伸びていないか(笑)が確認できます。

 

そして、両足がついていることで

付け根の折り畳みの角度が譲れないので

お腹まっすぐアラベスクをするということがどういうことなのか

体験できますよ。

 

背中が少しでも緩むと丸まるので

ゆっくり慎重にやってみてください。

 

 

 

難易度②はスプリッツです!

 

これも見たときは「こんなの簡単よね~」とやってみて

わき腹が攣りましたからみなさんもやりましょう!!

 

まずは正しいスプリッツを習得していないと

ウエストひねり自体ができません。

 

もちろん前の伸ばした足の方にひねるのですよ。

 

後ろ足を見るようにウエスト、胸をひねり

両手で後ろ足をつかめれば素晴らしいです。

 

なぜこれがアラベゴンの防止になるかというと

アラベゴンというのは後ろ足のほうに体が開いてしまうものですよね。

 

その反対にひねるので腰の向きと関係なくアラベスクの上体が正面を向くことができるようになる(と思う)。

 

真っすぐスプリッツできるだけでは腰を開いたアラベスクをする人には足りないのです。

 

腰を譲ったアラベスクでも上体が前を向いてたら美しく

あげた脚につられて開いてしまえばアラベゴンになる。

 

ロシア人が腰を譲って足を高ーーーくあげたアラベスクを「ニューアラベスク」と呼んでいて

「誰が始めたんだ?」と憤慨していましたが

どうなんですかね?

 

そこまで足を上げる必要なかった古のバレエにはなかったテクニックみたいです。

 

ただ、大人バレエで腰や背中の柔軟性がそこまでではない方には

腰を開いたアラベスクは救世主です。

 

でも上半身も開いて「バレリーナの開き」にならないようにするには

上半身が程よくひねれないといけないのかなと思います。

 

 

最後は難易度③すり足~!

 

ちょっと前には立ったままのすり足をご紹介したのですが

今回はもうひと段階難しい

両手を床について行う1番すり足です。

 

これ頭に血が上ってものすごく自分が無様な格好になっているような

情けない気持ちになりますが

ハムストリングスのストレッチとして最強です。

 

そもそも膝を伸ばして床に手がつかないという人は

まずそこから練習しよう!

 

床に手がつくよ!という人は脚を番ポジションに開きます。

膝を伸ばしたまま片足ずつ床から離れないように

すり足しながら手に近づけていきます。

 

どれだけ近づくかが勝負です。

 

左右の足を手に引き寄せてから手を前に少し出します。

 

また足を近づけて…と繰り返しながら前に進みます。

 

これはファーストポジションであるということが最も大事ですので

かかとから前に出すように意識してください。

 

腿裏がえげつないほど伸びますよ。

 

ただ、十分に伸びていない人は私のように

足と手が遠すぎてピラミッドではい回る人になってしまいます。

 

気をつけて!

 

なぜこれがアラベスク?と思うかもしれませんが

足を高く上げるためには軸足のハムが伸びていないとダメなのですね。

 

さらに一番にすることで難易度アップです。

 

前屈も6番でするのと1番でするのではぜんぜん伸ばした感じが違います。

 

③に至っては代表と一緒に毎日やっていたので

うちのクラブの定番なのか

新体操選手の定番なのかわかりませんが。

トップ選手でもやってたよ!ということで

真似する価値はあると思います♪

 

4コマでは最終的な目標となるポーズで描いていますが

最初からそこを目指す必要はありませんので

できる範囲でちょーーーーーこっと

挑戦してみるといいかな?と思います。

 

ではまた~

 

 

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