ハプニング(2008) | 何もかも忘れないブログ 

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もうそこまでだ〰 
失った信用を取り戻すには、まだまだ時間がかかるんだな~

この「ハプニング」という意味、日本語では思いがけないこととか予期せぬ出来事なんでしょうが、この映画ではただ単に事件とか出来事という意味でしょうね。
別に内容は日本語的なハプニングじゃないですから┅


始まりはNYCセントラル・パーク8:33AM

ベンチに座って読書をしていた女性が呼び掛けに反応しなくなりバレッタのカンザシを抜き取り自分の首に刺してなくなってしまった。

3ブロック離れた工事中のビルから次々と連続で作業員が飛び降りた。


その頃フィラデルフィアの高校教師エリオットは科学の授業をしていた。

全米中、24の州で何千万匹ものミツバチが忽然と死骸もなく、姿だけを消しているのは何故か?という授業だ。

病気、公害、地球温暖化が原因なのでは?と意見を出しあっていた。


『ミツバチが消えたら人類の余命は4年だ』byアインシュタイン
とボードに書き出してあった。
これってXファイル ザ・ムービーで見たような?
この映画でも重要な意味を持つことなのかも?と思ったら別にそうじゃなかった。

まだ授業中だったが教頭から呼び出され緊急会議が開かれた。セントラル・パークがテロ攻撃され、周辺で有毒ガスが撒かれたというニュースが流れた。
兆候に注意するようにとの情報だ。
①意味不明の発言→②体の動きがおかしくなり方向感覚を失う→③致命的になり自殺をする。致死率100%ですね。

教育委員会の決定により生徒は帰宅し自宅待機となった。
研究者によると天然化合物の神経毒素によって自己損傷や破滅行動によって自殺行為に至るとのことだ。
このパンデミックはどんどん北東に拡がり出しフィラデルフィアのリッチンハウス公園では拳銃自殺が相次いでいた。

エリオットは妻アルマとの関係が冷えきっていてよそよそしい感じの会話が続いていた。二人の間には子どもはいない。同僚のジュリアンはそれに感づいていたもののあえて触れないでいた。

アルマはニュースの観すぎなのか?一人焦りパニック寸前だった。 NYCでは避難が開始されて夫婦はジュリアンとその娘のジェスと列車で内陸部に避難するため駅で合流した。ジュリアンの妻はプリンストンが勤務地だったが電話が繋がらないでいて心配だったが娘のため避難することを選択した。
列車は順調に進んでいた。しかし停電のためフィルバート駅で運行停止となり乗客と乗員は歩いて移動することになった。
人里離れた田舎のレストランに乗客たちが行くと地元の人たちも来ていた。
ジュリアンはそこに来ていた地元民に交渉し車に乗せてもらえることになった。妻のいるニュージャージーに向かうことにし、夫婦にジェスを預けた。しかし運転手が感染し大木に激突、事故で亡くなってしまった(後に判明)

エリオットは科学の教師らしくこのウィルスは人の数に反応し誘発されると考え、空気で運ばれるが、毒素はすぐに消散する。発生源が遠ければ効かないし人口の少ない所に行けば助かると結論付けた。そして突然ピークに達し突然終わると┅
乗客たちは少人数のグループに分かれて行動することになった。

エリオットのグループはアルマ、ジェス、少年二人の5人だった。
進んで行くと住居が現れ、中には人が居るようだ。中に入れてもらおうと声をかけたが、ウィルスを持ってくるなと拒絶された。少年たちが食い下がっていると二人とも銃殺されてしまった。住人は防毒マスクをして重装備をしていた(まるで初期の○○○脳の人みたい)
残された3人は、そこを去るしか生きる術はなかった。
そのまま進んで行くと古民家に行き着いた。老女ジョーンズが独り暮らしのようだった。
夕食を振る舞ってくれた上に1泊させてもらえることとなった。ジョーンズはテレビも観ないしラジオも聴かないのでこの騒ぎのことは知りもしなかった。

別棟に泊めてもらい、朝になった。エリオットが母屋に行くとジョーンズのいる気配がない。名前を呼びながら探していると外の庭にジョーンズが居るのが見えた。でも何だか様子がおかしい。意味不明なことを言いながらガラス窓に顔をぶつけてきて亡くなってしまった。一人の時には感染しないと思っていたのに覆され、為す術がない。彼は直前まで迫って来ているウィルスに最期を意識した。
冷えきっていた夫婦関係だったがどうせ死ぬならアルマと一緒に死にたいと思い、別棟に向かって走り出し、中に入ると壁越しに二人の出逢いを懐かしく語り合った。



そして3か月後、夫婦はジェスを引き取り暮らしていた。
学校も再開されアルマはジェスのリュックに亡きパパとママの写真を入れた。
スクールバスへのお見送りはエリオットの役目だ。

この北東部に限定されたパンデミックは月曜日の8:33AMに始まり翌日9:27AMに突然終了した。
専門家は自然界の出来事は完全には解らないとしながらも ある種の植物から神経毒素が発見され海の赤潮と同じで藻類が魚を殺すようなことが陸地で起きたのではないかとの見解を述べた。(キャスターは呆れ顔)
植物は逃げることができないから科学的性質を進化させるしか方法がない。
これは前兆であり危険信号だ。人間が地球を脅かしていることへの警告か?

そうこうしているうちにアルマの妊娠が発覚し幸せな日々が戻ってきたようだった。
しかし
またどこかの公園で前兆が出現したところで終わった。
ENDLESSか?

2008年の作品なのに 現在同じようなことになっている。