何もかも忘れないブログ 

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もうそこまでだ〰 
失った信用を取り戻すには、まだまだ時間がかかるんだな~

いつか、帰ってきてね🙏




「郷に入っては郷に従え」

これが最後には自然とできるようになっていた、売れないアメリカ人俳優の物語。

これができない外国人の方は、「お帰りあそばせ」

東京に暮らす落ちぶれた俳優フィリップ(ブレダン・フレイザー)はレンタル家族を派遣する会社に就職した。
社長シンジ(平岳大)、同僚のアイコ(山本真理)、コータ(木村文)の小さな会社である。
かつてフィリップは歯磨き粉のCMで一世を風靡したものの最近は忘れ去られた存在。
しかし東京でのアパートひとり暮らしには慣れている様子。

嘘の家族を演じるのは、さすが俳優だと思いきや のめり込みすぎて情が湧いてしまいそうになる。
そこの葛藤が見ていて辛いというか、まあ そうなるのも無理ないよねって話だ。

最初の仕事は新郎役。
新婦ヨシエ(森田望智)には同性のパートナーがいるのだが、理解のない家族と決別するためフィリップと嘘の結婚式を挙げカナダに移住するという計画だ。
何処かで見たなと思ったら鏡紋の夜叉の阿曽媛さんではないか!ちょっとビックリ!相変わらず顔も声も可愛い。

何かと胡散臭い日本アカデミー賞ですが、W授賞おめでとうございます。

元へ
トイレにこもるほど、嫌だったこの役 たくさんの人を騙すことへの抵抗と罪悪感。
ヨシエは挙式後のホテルの一室に、現れたパートナーと合流。ハグ、キスする幸せそうな姿を見て彼はそっとドアを閉め部屋を後にした。虚しいような清々しいような複雑な感情だった。

次の仕事は父親役。
シングルマザーのヒトミ(篠崎しの)は娘ミア(ゴーマン・シャノン眞陽)のお受験のため、依頼をする。片親は不利だという考えなら娘がハーフだしフィリップが適役だったんだろう。
ミアと打ち解け心を通わすようになるとまるで本当の親子のようになっていった。
あまりにも二人が仲良くなり過ぎたためヒトミは危機感を覚えてしまった。
ヒトミは彼に仕事に徹して欲しくて面接に向けて入念な下準備と厳しいデモンストレーションを行った。
面接は最高の出来だった。見事合格を勝ち取ったが、母国に帰るという体で仕事は終わった。
彼は暫くは抜け殻のようになっていた。
ミアも真実を知るとショックが隠せないようだったが割っ切って別れることができた。

しかし この事案を凌駕するような老人と出会う。
この映画はここがメインともいえる。
作家のキクオ(柄本明)の偽自叙伝を娘マサミ(真飛聖)の依頼で取材する記者役だ。
少々まだら認知症のキクオはただただ自宅療養してるというつまらない毎日に老人性うつを患ってるような姿だった。
マサミは父に生きがいを見つけてもらおうと自叙伝作製という仕事を依頼してきた。
フィリップは毎日のように自宅に訪問し行動をともにする。
神社にお参りに行き作法を教えてもらっても意味が解らずピンとこない様子で戸惑っていた彼、この場面には意味があった。

キクオ自身のルーツを辿るべく、天草へ行こうとするも体のこともありマサミに反対されてしまう。フィリップからいっしょには行けないと断わられると明日からはもう来ないでくれと 契約解除を言い渡す。
仕方なく引き下がるが、気になってしょうがないフィリップは早朝、お手伝いさんがごみ捨てに行っている間にキクオを叩き起こし天草に向かう。
生家の最寄り駅から向かった先は山の高台にあったが徒歩で行くしかない場所だった。
眼の前に現れた廃屋、それがキクオの生家だった。
ここからは本呪のビデオで定番のモノクロ写真が出てきた。
懐かしい子ども時代の写真に涙を流すキクオを見て彼は連れてきて本当に良かったと思った。
しかし 本宅では誘拐事件に発展、警察が動き出していた。
生家からの帰り道で案の定、キクオが体調不良を起こし病院に運ばれた。
フィリップは警察のお世話になることに。
この事件で会社の運営が危うくなった社長のシンジはフィリップを解雇する意向を社員のアイコとコウタに告げると反発する二人は事務所を飛び出してしまう。
後日、二人はフィリップを助けるためキクオ宅に偽弁護士役で乗り込むと そこへ偽刑事役のシンジとハチ合わせとなりお互い苦笑い。

その後、幸いにもキクオが自分が無理やり誘ったと証言したためフィリップはおとがめなしとなった。
同時期フィリップは韓国のオーディションに受かっていたものの それを蹴って日本での生活を選んだ。

それから彼は徒歩圏内の神社によく参るようになっていた。
もちろん、キクオが伝授した一通りの作法を問題なくこなしていた。

「郷に入っては郷に従え」

どこにでも何にでも神は宿っている。

この意味がわかったフィリップだったのでした。

この映画では日本語と英語のミックスされた台詞の割合は半々だったろうか?
どちらとも量は多くないのですんなりと入ってきた。

ハートウォーミングな話で涙する場面もあった。
キクオの英語力が素晴らしくて何で?と思ったが まあ作家の役だからねということで、、、

一番の驚きはシンジの妻(板谷由夏)も息子もレンタル家族だったこと。結構、家族団欒のシーンがあったと思うけどあれは仕事だったの?やってることは家政婦ですよ?
意外だった。


END🙋