バッド・ヘアー(2020) | 何もかも忘れないブログ 

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もうそこまでだ〰 
失った信用を取り戻すには、まだまだ時間がかかるんだな~


2020年の作品なのに全体的に古臭いのはなんでだろう?

ファッションセンスが一昔前なんですよね。って設定が1989年だったわ泣き笑い

なぜそうしたのか?このことが、終始気になって集中できなかったんですよ。

昔と今は違うといいたいのだろうが、テレビ業界は果たして改善されてるのか?


ホラー映画でありながら、たくさんの要素を詰め込み過ぎで頭をフル回転しないといけなかったから疲れた。

この話の軸は、黒人奴隷の民話『苔頭の少女』なんだと思う。

まとめると“奴隷の少女は仕事を終え、森へ散歩に出かけた。そこにあった黒い苔に覆われた木はまるで髪の毛のようで彼女は苔を取りカツラを作った。それは大昔の魔女の髪の毛であり、血を飲んで人の体を乗っ取りこの世に戻ろうとしていた”ということだ。


アナは黒人特有の髪質で縮毛矯正を幼い頃から欠かさずやっていた。そのせいで髪の毛が溶けたり地肌もただれて大変なことになっていた。

彼女はカルチャーchというミュージックビデオを流しているテレビ局の秘書を4年間やっていた。責任者のエドナが辞めることになり後任にゾラを迎えることが決まった。エドナは新しく制作会社を立ち上げる予定であったが、アナはそちらに付いていくのか、局に残るのか決めかねていた。しかし家賃が払えず追い払われそうな状況を脱したいがためにゾラの制作補佐をすることを希望したのだった。

面接でゾラと対面したアナは「音楽業界では見た目重視‼️サラサラヘアーでなくては場違いな女と思われる」からと言われ、彼女行き付けの美容室“ヴァージーズ”を紹介された。そこは凄い人気店でなかば強引にカリスマ美容師に担当してもらうように入った。

インド人の毛髪をエクステとして編み込んでもらったが、途中あまりの痛みに失神してしまった。美容師はよくあることと気にもとめていなかった。1週間は痛みを伴うことと濡らさないことに気を付けるように言われ、施術は終わった。

アナはずっと地肌の痛みに耐えていたが、ついには鎮痛薬に頼るようになっていた。そして自分の髪の毛を触っただけで指が切れたり、そこから毛が生えてきたりと不可解なことが起こるようになった。

しかし局内では、すれ違う人たちが振り返り羨望のまなざしで見てくるのでアナはいい気分ではあった。

新生カルチャーchでは料理やヘアメイクの番組を終了することになった。

納得しない人がいるため、アナに同僚を説得するようにとゾラは言ってきた。新番組では生放送でMVを流しVJ(ビデオジョッキー)をアナとジュリアスに試験的にやってもらう。能力を見てどちらをメインにするか決定するというのが彼女に与えられたチャンスだった。

二人は恋人関係だったが、ジュリアスが枕営業でゾラと関係を持ちトップを目指していることをアナは知り落胆した。しかし既に関係は冷えきっていたので彼女にとって家賃が払えるかどうかの問題の方が大きかった。


久しぶりにアパートへ従姉が訪ねてきた。アナは、ヘアースタイルの話になると「地肌は痒いし髪が首に当たってチクチクする」と訴えていた。

従姉はファーストフードを持参していたので一緒に食べ始めると視線を他に移す度、髪の毛が伸び、見てないところで肉汁を吸収していた。


管理人のタネンは家賃の代わりにそこら中の住民と体の関係を持っていた。アナともそうしていたが、彼女の髪の毛に襲われ上層階から転落し亡くなってしまった。住民たちは自業自得だと思っていて悲しむ人はいなかった。

その後、「カルトクラブパーティー」に出席したアナはジュリアスと出会し関係を持っているとまたしても彼を髪の毛が傷付け絞め殺してしまった。

恐ろしくなったアナは近くの美容室に駆け込んだ。一刻も早くエクステを取りたかった。そこには前任者のエドナがいた。しかし例の如く、髪の毛が大暴れして美容師2人とエドナを殺してしまった。


“ヴァージーズ”を紹介してもらったゾラに電話すると彼女も同じような症状に見舞われていた。被害者の会を立ち上げ髪の毛を切ろうとすると首を絞めてくるのだという。急いでTV局に向かうと執務室でゾラがモンスター化していた。

ゾラVSアナの様相を呈している。2人とも心が魔女に完全に支配されてしまった。社内に残っていたジスタがタバコに火をつけると火災報知器が反応しスプリンクラーが作動した。

アナの髪の毛は濡れてしまった。正気に戻った彼女はここぞとばかりに毟るように自身の髪の毛を切っていた。

濡らしてはいけないと言われて忠実に守っていたのに┅

やってはいけないことをやってしまって逆に良かったのだね。


この話は黒人に対する差別や偏見も含んでいたと思う。

ストレートヘアは白人の象徴とでもいうべきか?

縮毛矯正することは自身のランクアップを示しているのか?

男性も枕営業するのね?


モンスター化にはちょっと笑ってしまった。

これってホラーコメディでしょ?


END


私は、子どもの頃からちりじりではないけどうねりのあるくせ毛なんです。

ずっとストレートヘアに憧れていました。

歳を重ねるごとに酷くなるくせ毛。パーマをかけたみたい。

(スーパーストレートの家族には羡ましがられているけど)

一度ストレートパーマをかけたんだけど 伸びだすと悲惨なことになりもうやめた。もうどうでもよくなったわ。




今日はエイプリルフールでしたね。

実はこの日は嫌いです。毎年、上司が不快な嘘をつくのでイライラするんですよね。