『The Silencing』沈黙 無言
何のこと?初めはわからない。
終わってみると、「喋れなくされた」「見逃す」という二つの意味合いがあるのかな?と感じた。
オープニングは濁流に浮かぶ女性の遺体。どんどん流されていく。どこまで流されていくのか?この人は誰なのか?なんでこうなったのか?最後に解るのです。
鹿狩りをしていた二人の男性。しかし動物保護区内の密猟は許されない。環境運動家のレイバーン・スワンソンは銃を没収した。二人とは顔見知りだったようだが、規則を守らない者を見逃すわけにはいかない。
乗ってきた車でしぶしぶ帰る二人、レイも帰ろうとするがエンジンがかからない。どうやら二人に何か細工をされていたようだ。
バック湖畔の自宅に徒歩で帰ってきた彼を待っていたのは愛犬のソーだけだった。
ソービル居留地内の製紙工場跡地(通称工場)は麻薬戦争の中心となっているため、自治政府は施設の取り壊しを決めた。
部族警察のカール・ブラックホークが指揮をとることになった。
カールは、工場付近で血まみれのシャツを着て顔を負傷しているブルックスという青年を確保し彼の姉である保安官のアリスを呼び出した。引き渡す際、「ラリってただけだと言ってるが、これ以上は庇いきれなくなるぞ」と忠告したのだった。
アリスはブルックスに話を聞くとサム・ムーンブラッドにやられた。原因は女絡みだということだ。例の工場でサムがやってる悪事とはドラッグ、ギャンブル、売春┅。(あれっ?これって最近どこかで同じようなことが暴露されてませんでしたか?すっとぼけw)
そうこうしているうちに、バック湖畔で遺体が発見された。(オープニングの遺体とは違う)遺棄されてから一週間、喉に縦一直線の傷痕があった。声帯を取られて喋れなくされているようだ。
周囲の森を捜索し現場検証を行った。落ち葉の上や木の表面のいたるところに血痕があった。森の中を逃げ惑っていたようだ。人間狩りでも行われていたのか?
レイは、5年前に失踪した娘グウェン(当時14歳)の尋ね人のチラシをずっと貼り続けていた。
彼の元妻デビーはカールと再婚していて出産間近であった。グウェンの葬儀を2週間後に行うからとカールのパトカーに乗りやって来た。
(この2週間で事態は激変していく)
デビーの高齢出産に「赤ん坊はグウェンの代わりか❗」と嫌味を言っていたレイはなんだか寂しそう┅。そして酒に走るのだった。
グウェンはレイが酒を買うため、コンビニに寄っている間に車からいなくなっていたのだ。このこともあり、夫婦は離婚してしまったのだろう。
彼は自分の土地に娘の名前であるグウェン・スワンソンを野生動物保護区(130平方キロ)に名付け、現在も監視を行っていた。
アリスがエコー・フォールズ警察署の署長に就任するとすぐ、少女の身元不明の遺体がまた発見された。同じように喉に傷があった。
レイは遺体がグウェンかどうか確認に訪れたが別人であった。
そんな時、アリスは自宅の屋根裏からMBの文字の透かしが施してある血痕の付いた槍の先を発見する。ブルックスを疑いだすと自分の立場もあり、まずいことになったと青ざめるアリスだった。しかし弟を見放すことはできなかった。はっきりするためにも証拠品として提出した。
レイは自宅の監視カメラをチェックしていると森の中を横切る少女の後を追う槍を持った怪しい男が映っていた。
急いで向かうと黒いRV車が停車してあった。彼はとっさに左後のバンパーに傷を付けた。進んでいくといきなり槍が飛んできて肩を射たれてしまった。
そのまま自宅に帰り、槍を抜き自分で縫合し再び森へと向かった。すると湖畔で逃げていた少女を発見したが、またしても喉を切られ喋れなくされているではないか。
筆談で名前はモリーということがわかった。二人は動物用の落とし穴で夜明けまで身を隠すことにした。
アリスは、猟銃店主のジムに聴き込みにいった。例の槍は、太古の飛び道具アトラトルと呼ばれるもので、サムが自作のものをソービルの工場で売っていると証言した。
サムの自宅はソービルにありアリスは地下へと潜入していた。しかし既にカールが先に潜入していて調査していた。少女失踪に関係していて執心のブルックスをサムが追い払ったということだった。
一方、夜が明けレイはモリーを背負って徒歩で移動し自宅へと連れて帰ってきた。するとアリスが没収した銃を返して欲しいとやって来た。そこにはちょうどあの槍男が侵入していてモリーが刺され倒れていた。
アリスは槍男がブルックスだと直感し家に帰れ❗と叫び!レイに銃弾を浴びせた。
救急車で向かおうとしたが、たまたま居合わせたDr.ブーンが危険な状態だからと車内で弾丸を摘出し縫合を行ったのも束の間、ブルックスが乗り込んできてブーンを人質に立て籠ろうとしていた。
しかしレイの機転によりブルックスは逮捕された。
取り調べによりレイとアリスが犯人と対峙している時、ブルックスはサムと口論になり女性を監禁。工場にいたことがわかった。あの槍男はブルックスではなかったのだ。
アリスは、モリーを刺したのは弟だと思って庇い、レイの犯行にしていた。
しかしアリバイがあったため、「レイは犯人じゃない」と証言を変えてきた。
一方レイは、Dr.ブーンの病院を退院し自宅に戻っていた。
そしてアリスに正当防衛として撃たれていたのにもかかわらず、「犯人に撃たれた」とこちらも証言を変えてきた。
カールは「人は間違いを犯す」などとわかったようなことを言っているが、結局は,見逃しあってるだけだ❗ということに気づいていない。
手がかりは、やはりアトラトルを扱っている猟銃店の店主ジムの証言だが、MBの透かし入りは、自分のものではないとのことだった。
その頃レイは酒をやめるため、自宅の酒を処分していた。グウェンがいなくなった時、買い求めたレッドウィングを1本戒めのように残し復讐を決意した。
森で襲われた時、停車してあったRV車を探して街を車で廻っていた。
すると同じ車種を見かけ尾行した結果、乗っていた車から降りてきた老人男性と話すことができた。確認するとバンパーには同じところに傷がついていたため緊張が走った。
「以前、助けてもらったのでお礼を言いたい」と言って近づいたが、「それは丘の上の隣人だ」とその男性は言った。どうやら本当らしい。彼はあまりにも歳をとりすぎている。
ここで 『一人で行くんじゃないよ、まずは警察に電話しなよ!でも行くんだろうな』と思っていた。
丘の上の家に勝手に入り込むレイ、そこには、少女が飲酒運転の車に轢かれ森に流れる河に遺棄される。という新聞の切り抜きが貼ってあった。
発見された遺体の少女の名前はメリッサ・ブーン。
冒頭で流れていたのはこの娘だったのだろう。そして透かしのMBとはメリッサ・ブーンのことだ。
さらに部屋を見渡すとグウェンのポスターが貼ってあった。それに気を取られていると何者かに側頭部を殴られ倒れてしまった。
警察も独自の捜査でDr.ブーンを指名手配、レイの自宅へと向かった。
アリスはそこにある監視カメラに映るレイとブーンを発見、現場に駆けつけた。
ブーンは、飲んだくれや世間の厄介者を親に持つ娘だけを選んで誘拐し殺害してきたと、犯行を自供した。
レイは怒りにまかせ彼を殴り続けていたためアリスはレイにやめるように言い、銃口を向けた。
レイは「俺に善悪を語れる立場か‼️見逃そうが、再び撃とうが、これで終わりだ‼️」と言い放った。
ブーンは「動物のように見殺しか❗」と言ったがレイに「動物なら助ける」と言われてしまい強烈な一撃を食らわせられる。
レイはほとんど殴り殺しのまま、ブーンを落とし穴に遺棄したのだった。
アリスはレイを見逃しブーンは現在も行方不明のままになっている。
そして予定通りグウェンの葬儀が行われ、工場は解体された。
END
あの喉の傷痕は医者のなせる技だったのだね。
自分の娘を殺したのはレイではないのに世間の厄介者の親限定に復讐するんだね。
しかも本人ではなく、娘を殺すとは┅
「喋れなくされた」とか「見逃す」とか、これまで多すぎるよ。警察、保安官がこんなんだからね。
「喋れなくされた」←脅されている。弱味を握られている。言論統制。隠したいことがある。
「見逃す」←見て見ぬふり。犯罪に手をかしている。持ちつ持たれつ。
なんだな。
暴露系の方々に期待したいですが、忖度で半分も言ってないように感じています。
やっぱりなーみたいな内容なのでそんなに衝撃はないです。エンタメ業界を信じきってないというのもありますが、これからそちら側に意気揚々と行くのもすんなりとはいかないのでは?と複雑でした。才能がある人ほど嫉妬や邪魔もされ、潰されるんですものね。怖すぎますよ。血の通った産業とは期待を込めてのことだったんだろうか?
ちょっと一般人の感覚とはズレているんで理解できないんですが、どうして誇示したがるんですかね?男だから?芸能人だから?楽しいんでしょうね、きっと。
だからあーいう仲介斡旋業のような職業(アテンダー)が成り立つんでしょうね。
自分のスタッフにさせてたら危なくてしょうがないですからね。
お金を握らされ、「喋れなくされ」悪事を「見逃し」ているんだろうか?
特に家族がいるなら従うしかないか┅。家族が被害に遭うことだけは避けたいからね┅。
まとめるのに1週間もかかってしまった😵💧