三種の神器は、私は「さんしゅのじんき」と打って変換できていましたが、
以前の記事を見直したら、三種は「みくさ」とふりがな振ってありましたね。
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そして、新たに手に入れた神社検定公式テキスト1級用 神社のいろは要語集祭祀編では「さんしゅのしんき」と出ていました。
『日本書紀』にある皇位のしるしとして、天照大神が皇孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天下りするにあたって授けた八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と八咫鏡(やたのかがみ)と草薙剣(くさなぎのつるぎ)の三種(みくさ)の宝物のこと。
草薙剣は元は素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇を退治して得て天照大神に奉った天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)であります。
八尺瓊勾玉と八咫鏡は天岩戸の前に掲げられたものです。
八咫とは大きさのことのようで、一説には直径約46cmある鏡という意味だと言われています。
天皇践祚とともに、歴代、伝承することを古今不易の大法とする。
古来、神器を尊崇して神璽・天璽と呼ぶ。
神鏡は皇祖の神霊が宿る
三種の神器のうち、神鏡は皇祖の神霊が宿るもの
剣は神霊を招祷
剣は神霊招祷の聖具
玉は霊魂
八尺瓊勾玉の玉(たま)は霊魂を表す言葉と通じている
つまり三種の神器は神霊そのもの、あるいはその象徴と解すべきものである。
以前、十種瑞宝が呪術的な聖具が含まれていることについても書きましたが、
こちらは理性的な聖具で、ここから、上代の人々には神器、及び神器が象徴する皇位の性格が極めて理性的に把握されていた事が分かります。
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また、これからも三種の神器シリーズで書いていきたいと思います。今日はひとまずこの辺で。