【緊急報告】美郷山鉄道 大胆な改造を計画化! | 美里山倶楽部

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大型のレイアウト美郷山鉄道の進捗、レイアウト制作に役立ちそうな話題、車両の小加工、などなどを模型歴半世紀以上、オートバイ歴45年のライダーが書いていきます。
信州・上伊那の話題も提供中。

 2005年に着工、2007年に甲総越鉄道として世に発表。
 鉄道ジャーナリストの松本典久氏、鉄道ライターの池口英司氏が取材に訪れ機関区や里山周辺の造形を絶賛し、そのまま雑誌に取り上げてもらうというデビューを果たして17年。
 信州上伊那に居を移してからは美郷山鉄道と改称してなお発展を続けてきた大型のレイアウトですが、甲総越鉄道時代の近代文化遺産としてほぼそのままの形で残してきた機関区や里山周辺が実は新幹線の高速走行に対応できておらず、ダイヤの利便性を損なっていました。
 こんなアングルは近代文化遺産として十分価値があります。
 
 このまま小改造で乗り切ろうと思っていましたが、コントロールボックスをリニューアルすることにしたのをきっかけにそうはいかないことが判明。 
 
 ここに旧甲総越鉄道時代の機関庫、里山部分を白紙大改造するすることを美里山倶楽部決定事項として緊急報告といたします。
 
・対象部分 
 美郷山鉄道全体図の1/3にあたる赤枠で囲った部分。
 
①里山部分
 里山の全体写真がこちらになります。
 ここを個別事項に沿って改造します。
 
②機関区部分
 こちらが機関区部分の全体写真像。
 
③急勾配部分
 機関区を回るように登っていく勾配部分ですが、ここは33‰の美郷山鉄道としては最急勾配区間になります。
 15両編成1モータでは登らない車両もあり2モータ化したりしていましたが、新幹線が滑って登らないのも問題です。
 この部分をなんとかして20~25‰に抑えなければなりません。
 もう一つがトラバーサー! 半世紀前に買ったトラバーサーのモータが動かなくなり設備そのものの引退が決まりましたので、機関区のアレンジを大幅に変える必要あります。
 
④S字連続カーブ
 
 在来線では見所だったS字が連続してある里山の絶景ポイントです。
 しかし、新幹線の高速通過には対応できず脱線が相次ぐ難所になってしまいました。
 急勾配から続く部分でもありますので、勾配対策とフレキシブルレールを採用して緩和曲線でハイスピードでしなやかに美しく曲がる線区に改良したいと考えています。
 
⑤里山トンネル内のダブルクロス
 この部分は下段の左がローカル線、残り2本が本線区間。
 ローカル線がポイントを渡って本線に入って、ダブルクロスを渡って、更に先でリバース区間に渡っていく部分なんですが、蒸気機関車にとってこれだけのポイントをまたいでリバースに行くのは脱線のリスクが大きい。
 本線もこの旧型のダブルクロスは電圧降下で運転が安定しない、新幹線は時に脱線を招くということで問題の多い部分でした。
 このため、ローカル線からリバースへ向かう区間を別に設けて同時にダブルクロスを廃止し、高速通過に対応させたいと考えました。
 
 以上が改造の骨子になります。
 
 美郷山鉄道全体のほぼ1/3、定尺ベニヤ板2枚分ですから、普通のレイアウトでいえば2個分くらいの範囲になりますので、長期的に戦略を練って行きますが、スタートは7月から行いたいので早々に測量、寸法出し、設計に入らなければなりません。
 
 白紙大改装といっても機関区や里山としては以前の雰囲気は大事にしていきたいので頭を悩ませそうですが放置することなく進めていきたいと思っています。 
 
梅雨入りしたと
思われる信州
雨の季節も
またよきかな
 

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