おはようございます。
思わぬ三部構成になってしまいましたが、
多くの方に見てもらいありがとうございます。
本日は最終回で薪ストーブのランニングコストについてです。
本編前に「ヒメ」さんの新居について少しだけ。
この上部の明るいLED二灯ライト付の木製のケージが新居です。
広々しすぎていて・・・
「ヒメ」はケージの中の隠れ家に潜っています。
さて、最終回に話を振りましょう。
前回話したドラフトで分かり易いイラストがありました。
煙突内はストーブ内で暖められた空気が上昇気流(ドラフト)で勢いよく上がっていくと、ストーブ内にも新しい空気がドンドン入り、ますます薪が良く燃えて熱を発生させますので暖かくなる訳です。
シングル煙突(一重煙突)と断熱二重煙突との違いは、煙突内の温度低下になります。
シングル煙突は、トンネル内の熱が放射されやすく上昇気流が弱められますが、断熱二重煙突ではトンネル内の熱が冷めにくいのでドラフトの勢いが良いので薪も効率よく燃えて暖かくなるんですね。
もう一点、煙突を曲げないことが力強いドラフトを生みます。
90度曲げると10%効率が落ちるということを聞いてますので2度曲げると20%効率が落ちる可能性がありますし、横に引いている部分は全くドラフトに寄与しないので出来るだけ短くすることが大切です。
ランニングコスト
1.全て自分で薪を作る
美里山倶楽部では現在全ての薪を自分で切って割って乾かしています。
その量は余裕をみて軽トラ15杯としておきましょう。
この時かかる1年分のコストを算出してみました。
・チェーンソー関連
チェーンソーのチェーン刃 4本 12000円
2スト用ガソリン 10L 2500円
チェーンオイル 4L 3000円
チェーン刃研ぎヤスリ 1本 2000円
・運搬関連
軽トラ片道20km×15往復ガソリン代
(燃費20km/L計算) 600km 5000円
合計で24500円になりました。
あとはひたすら休日の半日くらいを薪作りに捧げますが、大事なのはご近所との情報共有。
煙や臭いといった話以外に庭の立木を切る、どこそこの神社の木を切るなどの情報を得られるようになります。
自治会、町内会の行事の参加や役員になることも嫌がらずにやります。そこではより広範囲な木々の情報がはいりますし、薪ストーブ仲間のネットワークも広がります。
そうやって地域に貢献しながら薪を集める訳でネットの情報なんて極々その一部に過ぎません。
2.全て購入する
現在信州で薪を軽トラ1杯調達すると20000円くらいになります。
従って軽トラ15杯なら、20000×15=300000円。
30万円という途方もない金額になりましてとても全てを購入して薪ストーブなんてやっていけません。
ご近所では、美里山倶楽部ほど大面積を暖めるために薪を使うご家庭はないので大体軽トラ8~10杯分くらいです。それでも16~20万円になりますので、集めたり買ったりを上手く組み合わせて薪ストーブライフを楽しんでいるようです。
3.首都圏内でのコストは?
首都圏は信州上伊那地区に比べ平均気温で5℃くらい高めですし、新築宅なら断熱もイイでしょう。
そして大事なことは、多分平日は薪ストーブ使わないって事です。
何故かというと薪ストーブは立ち上げて1時間くらいはストーブを暖めるのに使い、部屋を暖めてはくれません。
ですので美里山倶楽部は朝5時前に起きて薪ストーブを焚きながらブログを書いてたりしますが、忙しい都会の方には無理過ぎますので、週末の土日しか薪ストーブを楽しむ余裕が無いと思います。
週2日なら月に10日程になるので使用量が1/3になります。
また、暖かいということで信州が10月~4月まで焚きますが、首都圏ではメインが11月~3月でしょうから2/3くらいの期間になるでしょう。
となれば、信州で軽トラ8~10杯が、1/3×2/3=2/9くらいで済むので軽トラ2杯分くらいの使用量になると思われます。
ただ首都圏では軽トラ1杯20000円に送料5000円は必要ですから25000×2=50000円が実際のランニングコストになるのではないでしょうか?
このくらいのコストならエアコンなど他の暖房器具と兼用してなんとかやっていけるかもしれません。
こうやってチェーンソー使って木を切るのはストレス解消にはなりますが、持ち運ぶ時には腰に負担もかかります。
軽トラに積み過ぎれば横転の危険も増えますので、義務でやるには辛くなりますから趣味として楽しまないといけません。
そしてこの揺らぎの炎でメロメロになるんですよ。
今日の夕方からは
特に寒いので
多めの1日分の
薪を持ってきています
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